アル・ヒラル退団のジョビンコ、約3年ぶりに古巣トロントFCに復帰か

2021.10.28 01:01 Thu
Getty Images
8月にサウジアラビアのアル・ヒラルを退団した元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ(34)が再びアメリカに渡る可能性があるようだ。

2019年1月にMLS(メジャーリーグサッカー)のトロントFCからアル・ヒラルへ加入したジョビンコは、3シーズンで公式戦83試合に出場。2度のリーグ優勝や国内カップ優勝に加え、2019年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇。浦和レッズとの対戦となった決勝では、2ndレグで1アシストを記録した。

しかし、アル・ヒラルは今夏にWBAから獲得したブラジル人FWマテウス・ペレイラ(25)をACLの登録メンバーに入れるため、今季限りで退団が濃厚となっていたジョビンコとの契約を早期に解消していた。
アル・ヒラルを退団したジョビンコには、PAOKやセリエAクラブが興味を示すなどヨーロッパ復帰が噂されたが移籍は実現せず、現在までフリーの状態が続いていた。

そんな中、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、現在ジョビンコは古巣のトロントFCと交渉をしており、復帰が目前とのこと。
また『Goal.com』は、ジョビンコがここ数カ月間カナダに滞在しており、トロントFCの試合会場にも訪れていたと報じている。

2015年1月にユベントスからトロントへフリーで加入したジョビンコは、在籍4年間で公式戦142試合に出場83ゴール51アシストをマーク。2015年シーズンには年間最優秀選手賞、最優秀新人賞、得点王、アシスト王の個人4冠を達成。2018年シーズンにはMLSカップで優勝し、カナダのクラブに初タイトルをもたらした。

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