オーストラリアが3連勝で次節日本戦へ! 中国が激戦制して初白星《カタールW杯アジア最終予選》

2021.10.08 05:45 Fri
Getty Images
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB第3節が7日に行われた。

グループステージ2連勝中のオーストラリア代表は、オマーン代表と中立地カタールのハリファ国際スタジアムで対戦し、3-1で勝利した。

12日に日本代表とのアウェイゲームを控える中、オーストラリアは、ここまで1勝1敗で3位に位置するオマーン撃破を狙った。
試合は地力で勝るオーストラリアが押し気味の入りを見せると、早々にゴールをこじ開ける。9分、右サイドでボールを動かしてハーフスペースのアーバインが前線にクロスを供給。タガートと競ったDFのクリアが短くなると、これに反応したメイビルが強烈な左足のシュートを叩き込んだ。

早々に先制を許したオマーンだが、失点直後に決定機を作り出すなど、すぐさま反撃を仕掛けて、ここからオーストラリアとオープンな打ち合いを演じていく。
すると、前半半ば過ぎの28分にはサラーが右サイドから入れた高速クロスをボックス中央でDFを背負いながらも収めたアル・ハジリが丁寧に落とすと、これをアル・マンドハルが右足の鋭いシュートでゴールネットへ突き刺した。

以降は追いついたオマーンが攻勢を強めていくが、オーストラリアも要所を締める守備で決定機まで持ち込ませず、試合は1-1のイーブンで後半へと折り返した。

互いに選手交代なしで臨んだ後半も先にゴールをこじ開けたのはオーストラリア。49分、相手陣内右サイドでのボール奪取からロギッチがボックス内に持ち込んでマイナスのパス。タガートが右足の鋭いシュートを放つと、GKが前にこぼしたボールをボイルがダイビングヘッドで押し込んだ。

その後は再びビハインドを負ったオマーンが攻勢を強め、オーストラリアはゲームコントロールを意識しながら積極的な交代策で前線にフレッシュな選手を送り込み、トドメの3点目を狙っていく。

後半半ばから終盤にかけては一進一退の攻防が続いたが、オーストラリアの交代策が実り、最後の最後に決定的な3点目が生まれる。

89分、いずれも途中出場のイコノミディス、カラチッチのパス交換から最後はボックス中央でカラチッチの折り返しに反応したデュークが右足のワンタッチシュートを流し込んだ。

そして、この3点目で試合を決めたオーストラリアがオマーンを3-1で退け、最終予選3連勝を飾った。

また、同日行われた中国代表vsベトナム代表は、中国が3-2で勝利した。
連敗スタートの中国は初勝利を目指すこの一戦でもベトナムの粘りの守備に苦戦。0-0のイーブンで試合を折り返す。

それでも、後半立ち上がりの53分にはロングボールをエウケソン、チャン・ユーニンと頭で繋ぎウー・レイがボックス右に抜け出す。ウー・レイのシュートはGKの好守に阻まれるが、こぼれ球に反応したチャン・ユーニンが冷静に押し込んだ。

さらに、中国は75分にも左サイドのワン・シャンチャオが上げたクロスに完璧なタイミングで飛び出したウー・レイのヘディングシュートで2点目を挙げる。

これで中国の勝利濃厚かに思われたが、ベトナムがここから粘りを見せる。80分にボックス内でのホー・トゥアン・タイのニア下を射抜く見事なボレーで反撃の狼煙を上げると、試合終了間際の90分には鮮やかな連携から中央を完璧にこじ開けてグエン・ティエン・リンが土壇場の同点ゴールを奪った。

2点差を守り切れず、痛恨の勝ち点逸かに思われたが、中国が最後の最後に底力を見せる。95分、2点目と似たような形からワン・シャンチャオが上げたクロスに反応したウー・レイがゴール前でのワンタッチシュートをゴール右隅へ流し込み、劇的勝ち越しゴールとした。

そして、ベトナムとの接戦を制した中国が3戦目にして初勝利を挙げた。

オーストラリア代表 3-1 オマーン代表
【オーストラリア】
メイビル(9分)
ボイル(49分)
ミッチェル・デューク(89分)
【オマーン】
アル・マンドハル(28分)

中国代表 3-2 ベトナム代表
【中国】
チャン・ユーニン(53分)
ウー・レイ(75分)
ウー・レイ(90分+5)
【ベトナム】
ホー・トゥアン・タイ(80分)
グエン・ティエン・リン(90分)

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