ワトフォードの新監督候補にラニエリ氏が浮上? 過去にはレスター率いて奇跡のプレミア優勝を達成

2021.10.03 22:13 Sun
Getty Images
開幕から7試合でシスコ・ムニョス監督を解任したワトフォード。多くの経験を持つイタリア人指揮官と交渉を行っているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。
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ワトフォードは3日、スペイン人指揮官のシスコ・ムニョス監督を解任。昨シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)を戦っていたワトフォードを率い、2位になりプレミアリーグ昇格を果たしていた。今シーズンはプレミアリーグで7試合を戦い2勝1分け4敗。13位に位置し、まずまずのスタートを切った中での解任となった。
解任の理由については「取締役会は、最近の業績がチームの結束が目に見えて改善するはずの時期に、ネガティブな傾向を強く示していると感じている」と声明が出されており、チームとして改善の兆しがないことが大きな要因だったようだ。

なお、後任はまだ決定していないというワトフォードだが、ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、昨シーズンまでサンプドリアを率いていたクラウディオ・ラニエリ氏(69)が後任として浮上しているとのことだ。
ワトフォードは、ウディネーゼを保有するポッツォ家が保有しているクラブであり、イタリアとの繋がりは深い。かつては、ワルテル・マッツァーリ監督を招へいし、今では多くのクラブも採用する3バックをプレミアリーグに持ち込んでいた。

ラニエリ監督は、過去に何度もプレミアリーグで指揮。チェルシーやレスター・シティ、フルアムを率い、レスターではプレミアリーグ制覇を成し遂げている。

現時点ではまだ交渉中だが、ラニエリ監督は現在はフリー。就任する可能性は少なくないだろう。

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