一瞬で瓦解したスーパーリーグ構想、ロナウド氏は理解を示す「マドリーvsインテルは誰もが見たい」

2021.09.24 16:40 Fri
Getty Images
元ブラジル代表のロナウド氏が、ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)構想に一定の理解を示した。『フットメルカート』がコメントを伝えている。

今年4月、世界中のフットボール界を騒がせたESL構想。レアル・マドリーやユベントスの会長らが主導となり、プレミアリーグの“ビッグ6”やセリエAのインテルミラン、ラ・リーガからはバルセロナやアトレティコ・マドリーといった、ビッグクラブのみを集めた新たなリーグの設立を目論んでいた。

ところが、選手を含む関係各所、ファンによる大反発を受け、構想発表からわずか2日後にプレミアリーグのクラブが次々と不参加を表明すると、ミラノ勢やアトレティコもそれに続いて辞退を決定。
そして、程なくしてESL構想は立ち消えとなり、実現に至ることはなかった。だが、ロナウド氏は全面的に反対意見というわけではないようだ。選手時代の古巣マドリーの会長で友人でもあるフロレンティーノ・ペレスとの関係性も考慮しての発言かもしれないが、魅力は確かにあったと語った。

「ファンは最高の試合を見たいと思うものだ。私のようなサッカーフリークは、レアル・マドリーがミランやインテル、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンと対戦するところを見てみたいのだ。準々決勝や準決勝を待つことなくね」
「イギリスではスーパーリーグに対して抗議行動が行われたことがあったが、これはきちんとした説明がなされていなかったり、適切に設定されていなかったりしたためだ。このプロジェクトには可能性があると思うし、近い将来にクラブやファンのためにイノベーションが起こるだろう」

そしてサッカー界のレジェンドは「計画を改善し、より良い条件と最高の試合を提供するために、ヨーロッパのチームと責任ある機関との間で、オープンな対話が必要不可欠だ」と呼びかけている。

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「暴行とみなされる」久保建英の顔面に3度も打撃…レアルFWに非難集まる「退場にすべきだった」

14日に行われたラ・リーガ第28節のマジョルカvsレアル・マドリーの一戦。マジョルカの日本代表MF久保建英にとって保有元へのアピールの場にもなる舞台だったが、0-3でマドリーが勝利を収めていた。 この試合はやや荒れ模様となり、後半にはマドリーの2選手が負傷退場する格好に。また、マジョルカDFパブロ・マフェオがマドリーFWヴィニシウス・ジュニオールのヒザにタックルを食らわせた場面もあったが、ファウルすら取られない場面もあった。 また、この試合では久保もその被害の一部を受けていたようだ。スペインのテレビ番組『エル・チリンギート』では、前半7分にルーズボールを巡って久保とマドリーFWロドリゴが競り合う場面に着目した。 動画で見ると、ロドリゴはその過程で久保に右、左、右と両手で3回も攻撃を食らわせており、特に2発目は左腕が久保のアゴにクリーンヒット。久保は顔を両手で覆ってピッチに倒れ込んだ。 この場面ではカードが提示されることはなかったが、『エル・チリンギート』内では「ロドリゴを退場にすべきだった」と断罪。また、スペイン『COPE』も「これは暴行とみなされ、レッドカードが出される可能性があった」と指摘。現地のメディアからも判定に疑問を呈する声が上がっている。 <span class="paragraph-title">【動画】2発目が顎にもろにヒット…ロドリゴが久保の顔面に3連撃</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe id="reddit-embed" src="https://www.redditmedia.com/r/soccer/comments/te7sop/rodrygo_elbowing_kubo_in_the_back_of_the_head/?ref_source=embed&amp;ref=share&amp;embed=true" sandbox="allow-scripts allow-same-origin allow-popups" style="border: none;" height="800" width="100%" scrolling="no"></iframe> 2022.03.17 11:50 Thu
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エジル氏の答えは「アルダ・ギュレル」、メッシorロナウドの質問に縁ある19歳推す

元ドイツ代表MFメスト・エジル氏は、やはりレアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルがお気に入りのようだ。 かつてマドリーやアーセナルといったビッグクラブで活躍し、2023年3月にイスタンブール・バシャクシェヒルで現役を退いたエジル氏。最近では引退後の肉体改造も話題を呼んだ。 そんななか、エジル氏は出席したイベントで「メッシorロナウド?」というサッカー界でお馴染みの質問を受けることに。笑いながら「アルダ・ギュレル」と答え、場内を沸かせた。 自身と同じレフティの天才肌とはフェネルバフチェ時代に共闘。16歳の若さでファーストチームデビューを飾った神童に対し、移籍のタイミングに関するアドバイスを送ったという報道もあった。 エジル氏にとってはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも元同僚だが、今回は自らのルーツでもあるトルコの期待の星を選択。自身と同様にマドリーでプレーするなど、縁の深い19歳を気にかけている。 <span class="paragraph-title">【動画】会場が沸く! エジル氏の回答</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mmx__lcXPtA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 17:20 Thu

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