広州FCがカンナバーロ監督との契約終了へ…「恒大集団」の経営破綻が大きく影響、20億円の給与を放棄か
2021.09.24 12:10 Fri
中国の不動産大手である「恒大集団」の経営破綻が大きな話題となり、中国経済へ与える影響の大きさが連日報道されている。
その「恒大集団」が保有し、かつては中国のみならずアジアサッカー界を席巻していた広州FC(元広州恒大)だが、財政状況がクラブへ与える影響が非常に大きくなっている。
中国『捜狐(sohu.com)』によると、選手へ支払われる給与に関しては、9月分が10月に支払うことが発表されたが、苦しい財政状況を考えるとそれもかなわないとのこと。チームの運転資金を「恒大集団」に回すことになるようだ。
その中、指揮を執る元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ監督(48)に対し、広州FCが退団を求める交渉をスタートしたとのこと。現在リーグ戦は中断されている中、ヨーロッパに滞在していたカンナバーロ監督は中国に戻る予定だったが、クラブからの通達を受けて中国へ戻るのをやめたという。
カンナバーロ監督もクラブの財政難を理解しており、この要請を受け入れるとされている。2023年まで契約を残していたカンナバーロ監督は、最大で1億2000万元(約20億5000万円)の給与をもらう予定だったが、残りの契約を破棄し、クラブを助けることを選ぶようだ。
カンナバーロ監督は、2014年11月にマルチェロ・リッピ監督の後任として監督に就任。2015年6月に退団し、アル・ナスルや天津権健(2020年に解散)で指揮を執り、2017年11月に再び監督に就任していた。
広州FCでは公式戦148試合を指揮し、90勝29分け29敗の成績。2018-19シーズンに中国スーパーリーグを制していた。
その「恒大集団」が保有し、かつては中国のみならずアジアサッカー界を席巻していた広州FC(元広州恒大)だが、財政状況がクラブへ与える影響が非常に大きくなっている。
中国『捜狐(sohu.com)』によると、選手へ支払われる給与に関しては、9月分が10月に支払うことが発表されたが、苦しい財政状況を考えるとそれもかなわないとのこと。チームの運転資金を「恒大集団」に回すことになるようだ。
カンナバーロ監督もクラブの財政難を理解しており、この要請を受け入れるとされている。2023年まで契約を残していたカンナバーロ監督は、最大で1億2000万元(約20億5000万円)の給与をもらう予定だったが、残りの契約を破棄し、クラブを助けることを選ぶようだ。
まだ交渉段階ということもありクラブから公式発表はなされていないものの、契約は正式に終了するとされており、新監督はかつてセルティックにも所属し、2010年から広州FCでプレーする中国代表MFチェン・チー(41)が務めることになると見られている。
カンナバーロ監督は、2014年11月にマルチェロ・リッピ監督の後任として監督に就任。2015年6月に退団し、アル・ナスルや天津権健(2020年に解散)で指揮を執り、2017年11月に再び監督に就任していた。
広州FCでは公式戦148試合を指揮し、90勝29分け29敗の成績。2018-19シーズンに中国スーパーリーグを制していた。
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“買い物上手”なユベントス、2000年以降フリーで獲得したベストイレブンが豪華!
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中国では、2004年からのおよそ20年間で「127」ものプロサッカークラブが消滅した。中国『新浪』が伝える。 中国サッカー界では6日、“広州恒大”時代にアジア最強クラブと言われた広州FC(甲級)、給与未払いが常態化していた滄州雄獅(超級)など、プロクラブ3つのライセンス不認可を発表。当地でこれは、問答無用のクラブ解散を意味する。 2023年に経営難で解散した広州富力なども含め、中国からプロサッカークラブが消えていく様子は、ハッキリ言って珍しくもない光景。 中国のトップディビションが1部超級・2部甲級・3部乙級で構成される「中国スーパーリーグ」となった2004シーズン以降、20年間で合計124ものプロクラブが消滅し、今回そこに広州FCなど3つが追加されることに。実に「127」ものクラブが消え去ったのだ。 中には、例えば2004年創設で2006年消滅…といったクラブもあるが、1955年創設で2019年に解散した延辺富徳など、それなりに長い歴史を有しながらもメインスポンサーの歯車が狂って解散を余儀なくされたクラブも存在。 それにしても、およそ20年で127ものプロクラブが消滅…尋常ではない数字である。 2025.01.16 20:25 Thu2
CKから2発!保持率約70%と圧倒しつつC大阪が好発進《ACL2021》
セレッソ大阪は24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021グループJ第1節で広州FCと対戦し、2-0で勝利した。 新型コロナウイルスの影響で中立地のタイとウズベキスタンでの集中開催となった今シーズンのACL。タイのブリーラム・スタジアムで昨季の中国スーパーリーグ2位の広州FCと相まみえるC大阪は、最前線にアダム・タガートを据えた[4-2-3-1]の布陣を採用。2列目は右から坂元、清武、高木が並び、2ボランチには原川と奥埜、最終ラインは右から松田陸、チアゴ、瀬古、丸橋、GKは守護神キム・ジンヒョンが起用された。 一方、元ブラジル代表MFパウリーニョとFWタリスカが今季退団した広州FCは、リーグ戦に集中するために今回の試合はユースの選手を中心とした構成に。スターティングメンバーとベンチ入りした選手の平均年齢はおよそ19歳となった。 立ち上がりからボールを握ったのはC大阪。フィールドプレーヤー全員が相手陣地に侵入し、サイドバックも高い位置に上がったため、最終ラインは瀬古とチアゴの二人のみという状態が続いた。 サイドからアダム・タガートへのクロスを連発するもなかなか決まらないC大阪だったが、15分に先制。原川の蹴ったCKに奥埜がニアサイドで合わせて、ゴール左に決めた。 幸先よくスタートを切ったC大阪は、その後も手を緩めることなく試合を支配。ピッチを広く使ってボールを回しつつ、奪われると素早くプレッシングをかけてカウンターの芽を摘んでいく。 対する広州FCは前線からハイプレスを仕掛ける様子はなく、ハーフラインより後ろに引いた[4-1-4-1]の陣形でプレッシングを開始。C大阪のセンターバックやサイドバックへの圧力はほとんどなく、桜軍団はいとも簡単にサイドからボールを前進できていた。 しかし、中盤の選手へのマークが特別タイトではないにもかかわらず、C大阪の攻撃ルートは簡単に攻略できる相手守備ブロックの外側からがほとんど。サイドから1トップのアダム・タガートへボールを送り続けるも、良い位置と態勢でシュートを打たせてもらえず、追加点が決まることなく試合は後半へ。 後半に入ると、広州FCも積極的にボールを保持するようになる。後半から[4-1-4-1]のアンカーに入ったグアンリアンがセンターバックの間に降りて、C大阪の[4-4-2]の2トップに対して数的有利を作りつつ前進する。 一方のC大阪は60分、クロスのターゲットとしてプレーしていたアダム・タガートを下げて、大久保を投入。相手のセンターバックの背後を狙うだけでなく、2列目に下がってボールを引き出して中盤の選手とのコンビネーションで点を取りに行く姿勢を見せた。 そして、待望の追加点が再びCKから生まれる。69分、原川の蹴ったボールをファーサイドでチアゴが合わせてリードを広げることに成功した。 その後は広州FCにボールを持たせる局面もうまく使い分けるC大阪。2トップが外に誘導し、カウンターの機会を伺う構図に。一方でボールを保持した際にはサイドハーフが内側に絞り、ボランチと大久保もパスワークに絡んで流動的な攻撃で広州FCのゴールに迫っていく。 最後まで試合を支配したC大阪だが、流れの中から得点は奪えず。しかし、ボール支配率約70%と圧倒しつつクリーンシートで試合を終え、幸先の良い発進となった。 広州FC 0-2 セレッソ大阪 【セレッソ大阪】 奥埜博亮(前15) チアゴ(後24) 2021.06.24 21:25 Thu3
ACL2度優勝、“広州恒大”としてアジア席巻した広州FCがチーム解散を発表…親会社の巨額負債の影響でプロリーグの資格を得られず
かつてはアジアも席巻し、中国最大のビッグクラブとしても名を馳せ、“広州恒大”として活動していた広州FCが解散を発表した。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 中国スーパーリーグで歴代最多の8度の優勝を誇り、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2度優勝。中国バブル期には“爆買い”する他の多くのクラブを制して、ブラジルの選手を中心に席巻していた。 中国の不動産大手である「恒大集団 」が保有し、その資金を利用して、元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピ氏を招へいすると、その後はファビオ・カンナバーロ氏が監督を務めるなどした。 しかし、コロナ禍において中国の不動産バブルが崩壊すると、2020年には経営危機が報じられ、2021年には中国サッカー協会(CFA)の意向によりクラブ名に企業名を入れない方針となったことから、広州FCに名称が変更。2022年には恒大集団の財政難により、外国籍選手との契約を全て解除するなどし、一気にチームが弱体化。2023年からは2部を戦っていた。 広州FCは6日、チームの解散を発表。CFAが発表した2025シーズンのクラブライセンスの条件を満たせず、チームも消滅した。 「親愛なるファン、パートナー、そしてあらゆる立場の人々の皆様:中国サッカー協会が発表した2025年のプロサッカークラブ入会リストによると、当クラブは入会を認められておらず、中国のプロフットボールリーグで競技を続けることはできないこととなりました」 「中国プロサッカーリーグに参加して以来、クラブは浮き沈みを乗り越え、粘り強く戦い続け、中国スーパーリーグ8度制覇、AFCチャンピオンズリーグ2度制覇という偉業を達成し、その名を轟かせました。アジアサッカー界で強い「広州FC」。これらの輝かしい成果は、選手たちの汗と努力、コーチングチームの戦略的で細心の注意を払った傑作、そしてファンの粘り強さと熱狂的なサポートの証です。同時に、我々は青少年の育成システムを深く構築し、クラブの潜在的な新スターを多数育成し、チームの持続可能な発展に強力な推進力を注入しました」 「新シーズンのプロリーグ参入を目指して、クラブは様々な取り組みを行っていました。しかし、過去に多額の負債を抱えていたため、調達した資金では負債を完済するには不十分であり、最終的にライセンスを得ることができず、非常に残念に思っています。ここに、広州FCを気遣い、サポートしてくださっているあらゆる立場のすべての人々、そしてすべてのファンと友人に心からのお詫びの意を表したいと思います」 「同時に、我々は当初の意図を変えることなく、余波に対処し、中国サッカーと広東省、広州サッカーの発展を支援するつもりですので、ご理解と寛容に感謝いたします」 なお、中国スーパーリーグの滄州雄獅、中国乙級リーグ(中国3部)の湖南湘涛もライセンスを取得できず、解散を発表している。 2025.01.07 11:40 Tue4
【ACLプレビュー】大幅なターンオーバーでアジア最強クラスの広州恒大に挑む《広州恒大vsサンフレッチェ広島》
12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019のグループステージ第2節が開催。サンフレッチェ広島はホームにメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を迎える。 <span style="font-weight:700;color:#4c47ab;font-size:1.1em;">◆ACL組の力で大会初勝利へ</span> プレーオフ、そして第1節の広州恒大戦と若手選手を起用した城福浩監督。しかし、プレーオフはゴールレスのままPK戦へ、広州恒大戦は2-0と完敗を喫し、無得点と結果を残せていない。 世代交代、戦術変更と2つの改革を実行に移している段階ではあり、勝ちに行ったメンバー構成とは言いながらも、結果を残せていない状況なだけに、やや急速すぎる感もある。一方で、主力選手が主体となっている明治安田生命J1リーグでは前節のセレッソ大阪戦で初勝利。実に2018年9月1日以来、約半年ぶりの白星に安堵したはずだ。 ホームで迎えるメルボルン・ビクトリー戦は、ACL組とリーグ戦組の混合チームになると予想される。ここまで無得点の攻撃陣にテコ入れしつつ、リーグ戦の控え組選手たちを先発させていくだろう。今大会初勝利なるか。 <span style="font-weight:700;color:#002aa1;font-size:1.1em;">◆広島以上の注目を集める本田圭佑</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190312_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>Jリーグ勢の戦いとあって、普段であれば広島の戦いぶりに注目が集まるところだが、それ以上の注目を集めているのはメルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑だ。 2008年に名古屋グランパスからVVVフェンロへと移籍して以来、日本代表の活動以外では初の日本でのプレーとなる本田。さらに、自身にとってもACLという新たなチャレンジを始めたばかりであり、チームの勝利のために躍動することは間違いない。 初戦の大邱FC戦では元スウェーデン代表FWオラ・トイヴォネンのゴールで先制しながらも、3失点を喫して逆転負け。今大会の初勝利を目指し、高い志を持って来日している。 トイヴォネンは今季のAリーグで14試合に出場し10ゴールと得点の形を確立。トップ下での出場が予想されるMFジェームズ・トロイージは20試合で5得点に加え、リーグ最多アシストを記録している。本田を含めた攻撃陣は広島にとって脅威となるだろう。 <span style="font-weight:700;color:#4c47ab;font-size:1.1em;">◆サンフレッチェ広島予想スタメン</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190312_7_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> GK:中林洋次 DF:荒木隼人、井林章、佐々木翔 MF:エミル・サロモンソン、松本大弥、和田拓也、清水航平 MF:川辺駿、東俊希 FW:パトリック 監督:城福浩 前述の通り、ACLメンバーとリーグ戦メンバーを分けて起用している状況だが、今節は混合チームになると予想。GKはACL組の中林洋次、最終ラインは荒木隼人、井林章のACL組とリーグ組の佐々木翔と予想する。 中盤にはリーグ戦組でここまで唯一ゴールを決めているエミル・サロモンソンを起用。マッチアップする機会は少ないだろうが、トイヴォネンとの元スウェーデン代表対決にも注目だ。また、その他は松本大弥、和田拓也、清水航平とACL組が並ぶだろう。 シャドーにはリーグ戦組の川辺駿とACL組の東俊希が並ぶと予想。1トップはパトリックと見る。 <span style="font-weight:700;color:#4c47ab;font-size:1.1em;">◆注目選手</span> FWパトリック(31) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190312_7_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 広島の注目選手はFWパトリックだ。今シーズンはコンディションの問題で出遅れたこともあるが、ここまで先発は1試合。ノーゴールと元気がない状況だ。チームの戦い方の変更もあり、なかなか効果的なプレーができておらず、この辺りでシーズン初ゴールを期待したいところだ。 メルボルン・ビクトリー相手には、体の強さを生かしたプレーが求められ、シャドーに入る選手へのチャンスメイクも期待される。公式戦5試合で2得点と元気がないチーム状況を打破するためにも、パトリックの躍動に期待せざるを得ない。 2019.03.05 13:30 Tue5
