【ラ・リーガ第6節プレビュー】久保建英が首位レアル・マドリーに挑む! 今季初のミッドウィーク開催

2021.09.21 19:00 Tue
Getty Images
先週末に行われた第5節ではレアル・マドリーがバレンシアとの首位攻防戦を制し、首位をキープ。一方、アトレティコ・マドリーとセビージャはバスク勢との上位対決をいずれもドローで終え、バルセロナは格下グラナダ相手にホームで痛恨のドローを喫した。

今季初のミッドウィーク開催となる今節は、マジョルカのMF久保建英が自身初のサンティアゴ・ベルナベウで、保有元のレアル・マドリーと激突する一戦が、最大の注目カードだ。

久保は前節、昨季前半戦を過ごした古巣のビジャレアルと対戦。自身を評価しなかった敵将エメリの前で決定的な仕事を見せたが、チームは相手の堅守をこじ開けられず、ゴールレスドローに終わった。それでも、久保自身は右サイドから積極的な仕掛けや正確なパスで攻撃の起点となり、古巣相手にきっちり存在感を示した。ただ、本人としてはそろそろ目に見える結果を残したいところだ。
これまで保有元のレアル・マドリーとは通算4度対戦しているが、コロナ禍と改修工事の影響によって2度のアウェイゲームは、いずれもサブグラウンドのアルフレド・ディ・ステファノでのプレーとなった。したがって、久保にとって今回の一戦は自身初のサンティアゴ・ベルナベウでのプレーとなる。その夢の舞台に来シーズン戻ってくるため、決定的な仕事を期待したい。

対するレアル・マドリーは前節のバレンシア戦で今季初黒星の危機を迎えていたが、試合終盤にエースFWベンゼマと覚醒中のFWヴィニシウスのコンビが決めた2ゴールによって、勝ち点0を勝ち点3に変える会心の勝利を収めた。昇格組をホームで迎え撃つこの一戦では絶好調の2人の躍動が期待されるところだ。
その首位チームを勝ち点2差で追うアトレティコは、開幕5戦全敗のヘタフェとのマドリード自治州ダービーに臨む。チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦、前節のアスレティック・ビルバオ戦を2試合連続ゴールレスドローで終えたチームは、攻撃面が完全に停滞。多士済々の攻撃陣の組み合わせに関して最適解を見いだせておらず、FWルイス・スアレスとFWグリーズマンのコンディション不良も懸念材料だ。

ここ数試合ではシメオネ監督の攻撃的な選手交代によって、ようやく攻撃のギアが上がるという展開が続いており、開幕全敗と苦境の格下相手には前半からよりアグレッシブに戦い、早い時間帯の先制点を狙いたい。

1試合未消化ながら首位と5ポイント差のバルセロナは、カディスとのアウェイゲームで公式戦3試合ぶりの勝利を目指す。マンデーナイトでの開催となったグラナダ戦では試合開始直後にセットプレーの流れから先制を許すと、以降のほぼ90分は相手陣内でハーフコートゲームを展開。しかし、完全に専守防衛の構えを見せる相手に対して崩しの精度、アイデアを欠いた。

その後、途中出場のDFピケをFWルーク・デ・ヨングと共にパワープレー要員として投入し、カンプ・ノウにクロスの雨を降らせると、90分には同じく前線に上げたDFアラウホが何とかゴールをこじ開けて公式戦連敗こそ回避したものの、クラブの攻撃哲学を捨ててまで勝ちに行った試合をモノにできず、クーマン監督に対する風当たりはさらに強くなっている。同じく堅守速攻を得意とする今回のカディス戦で同じ轍を踏むようなことがあれば、指揮官更迭も現実味を帯びてくる。

また、直近の公式戦3試合連続ドローと足踏み状態が続くセビージャは、前節レアル・マドリーと激闘を演じたバレンシアとの上位対決で4試合ぶりの勝利を目指す。今シーズンも昨季同様の堅守は健在も、10人のラージョ相手に3点を奪った開幕戦を除き公式戦4試合では一度も複数得点を奪えておらず、前節のレアル・ソシエダ戦では今季初の無得点に終わった。今夏の補強によって使える前線の駒は確実に増えているだけに、湿りがちな主砲エン=ネシリを中心に攻撃陣の奮起が求められるところだ。
その他では開幕4戦連続ドローのビジャレアルや4戦全敗のアラベスを含め、今季初白星が遠いセルタやグラナダ、レバンテ、エスパニョールの戦いにも注目したい。

《ラ・リーガ第6節》
▽9/21(火)
《26:30》
ヘタフェ vs アトレティコ・マドリー
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
レバンテ vs セルタ

▽9/22(水)
《26:30》
エスパニョール vs アラベス
セビージャ vs バレンシア
《29:00》
ビジャレアル vs エルチェ
レアル・マドリー vs マジョルカ

▽9/23(木)
《26:30》
オサスナ vs ベティス
グラナダ vs レアル・ソシエダ
《29:00》
カディス vs バルセロナ

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