甲府が3ポイントを積み上げ勝ち点51で4チームが並ぶ 残留争いの一戦は打ち合いの末にドロー【明治安田J2第29節】
2021.09.12 22:06 Sun
12日、明治安田生命J2リーグ第29節の2試合が各地で行われた。
正田醤油スタジアム群馬ではヴァンフォーレ甲府とザスパクサツ群馬が対戦。ここ数試合は足踏みが続いていた甲府だが、前節は京都サンガF.C.を叩いて5試合ぶりの勝利を手にした。かたや、前節はブラウブリッツ秋田に惜敗した群馬は、混戦が続く残留争いから抜け出したいところ。
開始早々の6分に甲府は右CKを得ると、野津田のインスイングのクロスに対し、高い打点から浦上がニアでヘディング。これがゴール左に吸い込まれ、J初ゴールで甲府に先制点をもたらした。39分には群馬の波状攻撃を受けるが、北川のシュートは須貝が体を張ってブロックする。
1点のリードで折り返した甲府は、後半の立ち上がりにも追加点。須貝が左のハイサイドからクロスを送ると、流れたボールを中央でウィリアン・リラが受けて右へはたく。荒木が左足で豪快に蹴り込んでネット揺らした。
勢いの止まらない甲府は66分、長谷川がペナルティエリア右へスルーパスを送ると、荒木が抜け出して折り返す。中央でディフレクションのあったボールをファーでウィリアン・リラが詰めて3点差に。大きくリードを広げた甲府が2連勝を飾っている。
馬渡のクロスに奥貫が頭で合わせて先制した大宮だったが、愛媛も38分に小暮のクロスから藤本がヘディングでネットを揺らして同点に。さらには、42分に右CKから川村のキックを西岡大志がニアで合わせ、愛媛が逆転して折り返した。
後半も互いがゴールへの執念を見せる。大宮は58分にワンツーで右サイドへ抜け出した奥抜がクロス。菊地に当たったボールが小暮のオウンゴールを誘発し同点に追いつくと、愛媛もその4分後に石井のゴールで三度勝ち越し。
しかし、その4分後にまたも大宮が食らいつく。右CKに河田が頭で合わせて振り出しに。終始積極的な姿勢を貫いた両チームだが、壮絶打ち合いはこのまま試合終了。勝ち点1を分け合っている。
▽9/12(日)
ザスパクサツ群馬 0-3 ヴァンフォーレ甲府
愛媛FC 3-3 大宮アルディージャ
▽9/11(土)
ジェフユナイテッド千葉 1-3 ジュビロ磐田
東京ヴェルディ 2-0 松本山雅FC
アルビレックス新潟 1-2 モンテディオ山形
水戸ホーリーホック 0-3 ブラウブリッツ秋田
京都サンガF.C. 2-1 FC琉球
レノファ山口FC 0-1 FC町田ゼルビア
V・ファーレン長崎 0-0 SC相模原
ギラヴァンツ北九州 1-0 ツエーゲン金沢
ファジアーノ岡山 0-1 栃木SC
正田醤油スタジアム群馬ではヴァンフォーレ甲府とザスパクサツ群馬が対戦。ここ数試合は足踏みが続いていた甲府だが、前節は京都サンガF.C.を叩いて5試合ぶりの勝利を手にした。かたや、前節はブラウブリッツ秋田に惜敗した群馬は、混戦が続く残留争いから抜け出したいところ。
開始早々の6分に甲府は右CKを得ると、野津田のインスイングのクロスに対し、高い打点から浦上がニアでヘディング。これがゴール左に吸い込まれ、J初ゴールで甲府に先制点をもたらした。39分には群馬の波状攻撃を受けるが、北川のシュートは須貝が体を張ってブロックする。
勢いの止まらない甲府は66分、長谷川がペナルティエリア右へスルーパスを送ると、荒木が抜け出して折り返す。中央でディフレクションのあったボールをファーでウィリアン・リラが詰めて3点差に。大きくリードを広げた甲府が2連勝を飾っている。
11日の結果を受けて再び最下位に転落した愛媛と、降格圏に再び足を踏み入れた大宮アルディージャの一戦はニンジニアスタジアムで行われた。
馬渡のクロスに奥貫が頭で合わせて先制した大宮だったが、愛媛も38分に小暮のクロスから藤本がヘディングでネットを揺らして同点に。さらには、42分に右CKから川村のキックを西岡大志がニアで合わせ、愛媛が逆転して折り返した。
後半も互いがゴールへの執念を見せる。大宮は58分にワンツーで右サイドへ抜け出した奥抜がクロス。菊地に当たったボールが小暮のオウンゴールを誘発し同点に追いつくと、愛媛もその4分後に石井のゴールで三度勝ち越し。
しかし、その4分後にまたも大宮が食らいつく。右CKに河田が頭で合わせて振り出しに。終始積極的な姿勢を貫いた両チームだが、壮絶打ち合いはこのまま試合終了。勝ち点1を分け合っている。
▽9/12(日)
ザスパクサツ群馬 0-3 ヴァンフォーレ甲府
愛媛FC 3-3 大宮アルディージャ
▽9/11(土)
ジェフユナイテッド千葉 1-3 ジュビロ磐田
東京ヴェルディ 2-0 松本山雅FC
アルビレックス新潟 1-2 モンテディオ山形
水戸ホーリーホック 0-3 ブラウブリッツ秋田
京都サンガF.C. 2-1 FC琉球
レノファ山口FC 0-1 FC町田ゼルビア
V・ファーレン長崎 0-0 SC相模原
ギラヴァンツ北九州 1-0 ツエーゲン金沢
ファジアーノ岡山 0-1 栃木SC
ヴァンフォーレ甲府の関連記事
J2の関連記事
|
ヴァンフォーレ甲府の人気記事ランキング
1
甲府戦で不適切発言のいわきサポーター、クラブは違反行為とせずも重く受け止め厳重注意…SNSで誹謗中傷受ける女性は別人「削除いただくようお願いします」
いわきFCは9日、サポーターの不適切な言動への対応について発表した。 事件は3日に行われたアウェイでの明治安田生命J2リーグ第13節のヴァンフォーレ甲府戦で発生した。 この試合では、甲府が1-0とリードした72分にいわきがFKを獲得。山下優人がクロスを入れると、ファーサイドでいわきのDF速水修平と甲府のDF三浦颯太が競り合うと、速水の振った頭が三浦の後頭部を強打。そのまま2人は地面に落ちて倒れ込んだ。 ボックス内での出来事だったが、主審はすぐに笛を吹いて試合と中断。後頭部に強い打撃があり、力が入らない状態で地面に落下した三浦は、意識はあるものの体が動かず。すぐに近寄った三平和司が仰向けにし、周りの選手たちはドクターをすぐに呼ぶこととなった。 無理に動こうとする三浦を選手たちが動かないように抑えることに。そのまま治療。スタジアムは静寂に包まれる中、いわきのゴール裏から甲府の選手に対して心ない言葉が。これに怒りを示した三平がゴール真裏まで向かうことに。スタッフに抑えられると、いわきのキャプテンである山下がコミュニケーションをサポーターと取りに行くなど騒然とした。 いわきは謝罪声明を出していたが、当該サポーターを特定したとのこと。違反行為はないと判断したものの、厳重注意処分を与えたという。 「試合後、クラブが継続的に行なった調査によって、今回の原因となる不適切な言動を行なったいわきFCサポーターは特定され、クラブから本人へのヒアリングを行ないました。映像の確認およびヒアリングの結果、またJリーグへも情報を共有し、Jリーグが定める「試合運営管理規定」第4条(禁止行為)には当たらないと判断しましたが、今回の言動は緊迫した救命処置が行われている状況であり、それが原因で甲府の選手との言い争いを引き起こしたことを踏まえると極めて不適切であったため、クラブから厳重注意処分を行い再発防止に向けて反省を促しました」 また、SNSでの個人特定に関しても言及。誹謗中傷の対象となっている女性サポーターは、発言をしていない方であることが特定されており、憶測での投稿、誹謗中傷はやめ、削除を求めた。 「今回の騒動において、SNS等で個人を特定しようと当時の中継映像等を切り抜き、いわきFCサポーターが映し出されているシーンの画像を用いてさまざまな憶測や誹謗中傷が飛び交っています。その画像によってSNS上に拡散されてしまった女性は不適切な言動を発した方ではないことが確認できております。これ以上憶測で個人を特定したり誹謗中傷するような発信はおやめいただき、すでに発信されているものに関してもその発信者は削除いただくようお願いいたします」 それでも、今回の事象は重いことだとクラブは判断。再発防止に向け、コミュニケーションを密に取るとし、改めて謝罪した。 「今回の事象はクラブとして非常に重い事象と捉えており、今後もクラブとサポーターが密なコミュニケーションを継続して図ることで再発防止を徹底し、改めて安心・安全なスタジアムづくりを目指してまいります」 「ヴァンフォーレ甲府の選手ならびに関わる全ての皆様、そして今回の騒動により不快な思いをさせてしまった皆様、このたびは大変申し訳ございませんでした」 2023.05.09 21:25 Tue2
甲府のFW太田修介が学生時代から交際していた一般女性と入籍
ヴァンフォーレ甲府は1日、FW太田修介の入籍を発表した。 クラブの発表によると、太田は1日に一般女性と入籍したとのことだ。 太田はクラブを通じてコメントしている。 「私事ではありますが、この度学生時代よりお付き合いしていた方と入籍したことをご報告させていただきます」 「どんな時でも私の味方となり支えてくれる妻の為にも、より一層頑張っていきたいと思います。温かく見守って頂けたら幸いです」 太田は甲府の下部組織出身で、日本体育大学を経て2018年に入団。今シーズンは明治安田生命J2リーグで11試合に出場し3得点を記録していた。 2020.09.01 14:15 Tue3
甲府、エースのウィリアン・リラと契約更新!「よいお年を」
ヴァンフォーレ甲府は25日、FWウィリアン・リラ(28)と2022シーズンの契約を更新したことを発表した。 母国ブラジルを中心にインドネシアやマケドニア、ボリビアなど様々な国のクラブを渡り歩いたウィリアン・リラは、今季から甲府に加入。しかし、新型コロナウイルスの影響で入国制限がかかり、チームに合流したのは4月19日のことだった。 5月1日に行われた第11節のツエーゲン金沢戦で待望のデビューを果たすと、続くモンテディオ山形戦で初ゴールを記録。日本での1年目は、明治安田生命J2リーグで31試合9得点という成績だった。 「様々な制限がある中、スタジアムに足を運んで頂いた方、お家から応援してくださった方、ヴァンフォーレファミリー全てのサポートに感謝しています。ありがとうございます」 「この度、契約更新する事ができ、とても嬉しく思います。精一杯頑張り、来季こそJ1に昇格出来るように全力でプレーします。最後に、みなさまのご健康をお祈りします。良いお年をお迎えください」 2021.12.25 15:10 Sat4
甲府がウィリアン・リラらブラジル人3選手の退団を発表「皆様との愛、そして出会いは決して忘れません」
ヴァンフォーレ甲府は15日、ブラジル人DFフォゲッチ(26)、ブラジル人FWウィリアン・リラ(29)、ブラジル人FWイゴール(29)の退団を発表した。 母国ブラジルの名門サンパウロ出身であるフォゲッチは、2020年2月から昨季まで鹿児島ユナイテッドFCでプレー。今年7月に甲府入りするも出場機会を得ることはできず、明治安田生命J2リーグで7試合の出場にとどまった。 ウィリアン・リラは母国ブラジルを中心にインドネシアやマケドニア、ボリビアなどのクラブをわたり歩き、昨季から甲府に加入。今シーズンは主力としてJ2リーグ39試合に出場して、9ゴールを記録した。 かつて鹿島アントラーズでプレーしたアルシンド氏を父に持つイゴール。2011年に鹿島でプレーした後は、母国クラブや香港、中国でのプレーを経て今年8月に甲府へ加入した。しかし、チーム内でポジションを確立することはできず、リーグ戦5試合の出場でシーズンを終えた。 甲府退団が発表された3人のブラジル人選手は、クラブを通じてそれぞれの想いを述べている。 ◆フォゲッチ 「今季限りで、ヴァンフォーレ甲府にお別れを告げることになりました。ファン・サポーターの皆様、歓迎して下さり、そして応援して下さり、ありがとうございました。スタッフやチームメイトと共に日本で優勝を味わう事ができ、私の心に刻まれた最高の瞬間には、たくさんの感謝で溢れています。甲府のこれからの成長を祈っております」 ◆ウィリアン・リラ 「2年間、ヴァンフォーレ甲府の背番号10の青赤のユニフォームを身に纏い、毎試合必死に全力を尽くしました。ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての皆様、ありがとうございました。ファン、サポーターの皆様、最後まで後押しして下さり、ありがとうございました。サッカーを通して繋がった皆様との愛、そして出会いは決して忘れません。ありがとうございました」 ◆イゴール 「初めに、チームメイトとスタッフの皆様、短い期間でしたが、お世話になりました。そして、改めて日本でプレーできるチャンスをくれたヴァンフォーレ甲府に感謝しています。クラブの歴史の中で重要なタイトルを獲得した達成感は最高でした。最後に、ファンの愛とサポートに感謝します。このクラブの幸運と成功を祈っています」 2022.12.15 18:52 Thu5