交代させ過ぎたヴォルフスブルク、上訴却下でDFBポカール敗退確定…「深刻な組織としての過失」と判断

2021.08.27 12:45 Fri
Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は26日、改めてヴォルフスブルクの失格を発表した。

ヴォルフスブルクは8日に行われたDFBポカール1回戦のプロイセン・ミュンスター戦で不正行為を行っていた。

試合は延長戦までもつれ込んだ中、最終的にはヴォルフスブルクが3-1で勝利という結果に終わっていた。しかし、その延長戦でヴォルフスブルクが6人目の交代を行い、試合後にプロイセン・ミュンスター側から異議申し立てがあった。
DFBポカールでは、交代枠は5名と定められ、延長戦でも交代枠が増えるというレギュレーションはない。しかし、この試合が初陣となったヴォルフスブルクのマルク・ファン・ボメル監督が6人の選手を交代。5人目と6人目は同時交代であり、勘違いが生じたとも見られていた。

この件に関して、DFBは16日にヴォルフスブルクの失格を発表。しかし、ヴォルフスブルクは異議申し立てを行っていた。
ヴォルフスブルクとしては、第4審のチェックを受けての交代だったことがあり、チェックに問題があったと主張していた。

DFB連邦裁判所は、口頭審理を行い、ヴォルフスブルクの上訴を却下。これまでどおり、ヴォルフスブルクの2-0での敗戦となることを決定した。

議長を務めたアヒム・シュペート氏は「何も知らなかったのは、クラブの深刻な組織としての過失に基づいている。現在のサッカー法により、スポーツ裁判所によって行われる試合の再評価に繋がっている」とコメントした。

思わぬ失態でまさかの敗退となったヴォルフスブルク。ブンデスリーガで名誉挽回となる結果を残すことが期待される。

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