Jリーグが無資格者の試合エントリーで3クラブに懲罰…福島は不正出場で3-0敗戦扱いも、MCの出場許可があった事実を公表
2021.08.18 18:10 Wed
Jリーグは18日、3クラブに対しての懲罰決定を発表した。
今回懲罰が決定したのは、モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、福島ユナイテッドFCの3クラブ。いずれも指定公式検査で陰性判定を得ていない人物が試合にエントリーされたことが原因となっている。
山形は、4月17日にソユースタジアムにて行われた明治安田生命J2リーグ第8節のブラウブリッツ秋田戦にて、指定公式検査で陰性判定を得ていない選手をエントリーさせていた。
クラブによると、対象選手はFWルリーニャであり、ジュビロ磐田を退団した後に途中加入。そのため公式検査を実施できなかったとのこと。「本来はクラブが独自に行ったPCR検査の結果をもって、Jリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要がありました」とし「今回、ルリーニャ選手はチーム合流前にクラブが独自に行ったPCR検査で陰性判定であったものの、クラブの認識不足が原因で、Jリーグエントリー資格認定委員会への申請を怠り、4月17日秋田戦にエントリーしていたことが判明し、その結果、今回の処分が下りました」と説明。「選手本人には瑕疵はなく、すべてクラブの不手際によるものです」としている。
水戸は、4月11日にケーズデンキスタジアム水戸にて行われた明治安田生命J2リーグ第7節のFC琉球戦で、指定公式検査で陰性判定を得ていないスタッフを試合にエントリーしていた。
福島は、5月16日に郡山西部サッカー場にて行われた明治安田生命J3リーグ第8節のヴァンラーレ八戸戦に陰性判定を得ていない選手を試合に出場させていた。
なお、山形と水戸はけん責処分となった一方で、福島は選手の不正出場となり、けん責に加え、3-0での敗戦扱いとなった。なお、実際の試合は2-0で福島が勝利を収めていた。
福島は今回の件について状況を説明。クラスター発生後、公式検査を当該選手は受けられず、エントリー可能者リストにも名前がなかったとのこと。その後、PCR検査及び抗原検査が実施され、いずれの検査においても陰性判定を得ていたとのことだ。
クラブによると、「試合当日に当該選手が記載したエントリー可能者リスト及び本件選手が記載されたJリーグメンバー提出用紙を提出したところ、本件選手がエントリー可能者リストに記載がないとの指摘があったとのこと。しかしながら、マッチコミッショナーから本件選手がエントリー可能者リストに記載がなくても、新型コロナウイルス感染症の陰性判定証明ができれば本件試合に出場することができる旨の発言があったため、運営担当はマッチコミッショナーに対し、本件選手の抗原検査における陰性判定の結果を提出しました。その結果、マッチコミッショナーは、本件選手が本件試合に出場することができることを認め、Jリーグメンバー提出用紙に署名をし、本件選手が試合にエントリーして出場しました」としており、マッチコミッショナーの判断により出場させた結果、勝ち試合が敗戦扱いとなってしまった。
福島はクラブ公式サイトを通じてこの件に対して意見を掲載。不正出場には当たらないとのと主張し、対応を検討するとしている。
「弊クラブは、本件行為の存在を争うものではなく、Jリーグの指定公式検査において陰性判定を得ていない選手が試合に出場した点について、ファン・サポーターの皆様をはじめ、クラブを支えている全ての関係者にお詫び申し上げると共に、再発防止策の徹底に努めてまいります」
「しかしながら、本件選手の試合への出場は、マッチコミッショナーの認可によってエントリーしたことによるものであります。マッチコミッショナーは、Jリーグの実行委員会が推薦し、理事会が承認した後、チェアマンが任命し、公式試合に派遣されるものであり、キックオフ時刻の変更についての承認権やエントリー完了後からキックオフ時刻までの選手の変更についての承認権等、試合の開催や選手の出場等について大きな権限を有している立場ですから、弊クラブとしては、マッチコミッショナーの認可がなければ、指摘に逆らって本件選手を試合に出場させる意思は全くありませんでしたし、事実上不可能と認識しています」
「したがって、弊クラブとしては、誤ったエントリー可能者リストを提出したわけでもなく、Jリーグから派遣されたマッチコミッショナーにおいて本件選手が指定公式検査の陰性判定を得ていないことを認識したうえで、出場の認可をしたことにより本件行為に至ったものであり、JFA懲罰規程の競技及び競技会における懲罰基準3-3における「不正」出場には当たらない又はその違反の程度は極めて小さいと思料しております」
「よって、通知書の内容を精査し、弊クラブ顧問弁護士をはじめとする関係機関とも相談の上、今後対応策を検討してまいります」
今回懲罰が決定したのは、モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、福島ユナイテッドFCの3クラブ。いずれも指定公式検査で陰性判定を得ていない人物が試合にエントリーされたことが原因となっている。
クラブによると、対象選手はFWルリーニャであり、ジュビロ磐田を退団した後に途中加入。そのため公式検査を実施できなかったとのこと。「本来はクラブが独自に行ったPCR検査の結果をもって、Jリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要がありました」とし「今回、ルリーニャ選手はチーム合流前にクラブが独自に行ったPCR検査で陰性判定であったものの、クラブの認識不足が原因で、Jリーグエントリー資格認定委員会への申請を怠り、4月17日秋田戦にエントリーしていたことが判明し、その結果、今回の処分が下りました」と説明。「選手本人には瑕疵はなく、すべてクラブの不手際によるものです」としている。
水戸は、4月11日にケーズデンキスタジアム水戸にて行われた明治安田生命J2リーグ第7節のFC琉球戦で、指定公式検査で陰性判定を得ていないスタッフを試合にエントリーしていた。
水戸は今回の件について「皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。今後のようなことがないようクラブとして再発防止に努めてまいります」と謝罪した。
福島は、5月16日に郡山西部サッカー場にて行われた明治安田生命J3リーグ第8節のヴァンラーレ八戸戦に陰性判定を得ていない選手を試合に出場させていた。
なお、山形と水戸はけん責処分となった一方で、福島は選手の不正出場となり、けん責に加え、3-0での敗戦扱いとなった。なお、実際の試合は2-0で福島が勝利を収めていた。
福島は今回の件について状況を説明。クラスター発生後、公式検査を当該選手は受けられず、エントリー可能者リストにも名前がなかったとのこと。その後、PCR検査及び抗原検査が実施され、いずれの検査においても陰性判定を得ていたとのことだ。
クラブによると、「試合当日に当該選手が記載したエントリー可能者リスト及び本件選手が記載されたJリーグメンバー提出用紙を提出したところ、本件選手がエントリー可能者リストに記載がないとの指摘があったとのこと。しかしながら、マッチコミッショナーから本件選手がエントリー可能者リストに記載がなくても、新型コロナウイルス感染症の陰性判定証明ができれば本件試合に出場することができる旨の発言があったため、運営担当はマッチコミッショナーに対し、本件選手の抗原検査における陰性判定の結果を提出しました。その結果、マッチコミッショナーは、本件選手が本件試合に出場することができることを認め、Jリーグメンバー提出用紙に署名をし、本件選手が試合にエントリーして出場しました」としており、マッチコミッショナーの判断により出場させた結果、勝ち試合が敗戦扱いとなってしまった。
福島はクラブ公式サイトを通じてこの件に対して意見を掲載。不正出場には当たらないとのと主張し、対応を検討するとしている。
「弊クラブは、本件行為の存在を争うものではなく、Jリーグの指定公式検査において陰性判定を得ていない選手が試合に出場した点について、ファン・サポーターの皆様をはじめ、クラブを支えている全ての関係者にお詫び申し上げると共に、再発防止策の徹底に努めてまいります」
「しかしながら、本件選手の試合への出場は、マッチコミッショナーの認可によってエントリーしたことによるものであります。マッチコミッショナーは、Jリーグの実行委員会が推薦し、理事会が承認した後、チェアマンが任命し、公式試合に派遣されるものであり、キックオフ時刻の変更についての承認権やエントリー完了後からキックオフ時刻までの選手の変更についての承認権等、試合の開催や選手の出場等について大きな権限を有している立場ですから、弊クラブとしては、マッチコミッショナーの認可がなければ、指摘に逆らって本件選手を試合に出場させる意思は全くありませんでしたし、事実上不可能と認識しています」
「したがって、弊クラブとしては、誤ったエントリー可能者リストを提出したわけでもなく、Jリーグから派遣されたマッチコミッショナーにおいて本件選手が指定公式検査の陰性判定を得ていないことを認識したうえで、出場の認可をしたことにより本件行為に至ったものであり、JFA懲罰規程の競技及び競技会における懲罰基準3-3における「不正」出場には当たらない又はその違反の程度は極めて小さいと思料しております」
「よって、通知書の内容を精査し、弊クラブ顧問弁護士をはじめとする関係機関とも相談の上、今後対応策を検討してまいります」
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