W杯王者アメリカがスウェーデンに完敗…オランダ&ブラジルが快勝発進《東京オリンピック》
2021.07.21 22:22 Wed
東京オリンピックの女子サッカーのグループステージが21日に開幕を迎えた。グループFとグループGでは初戦から白熱の戦いが繰り広げられた。
◆グループF/ブラジルが中国を5発粉砕! 優勝候補オランダが10発圧勝
日本とオーストラリアと共にアジア勢として今大会に臨む中国女子代表と、南米から唯一の参戦となるブラジル女子代表の一戦は思わぬワンサイドゲームとなった。
宮城スタジアムで行われた一戦は開始早々に動く。9分、ゴール前の混戦から大エースのマルタが左足のシュートを突き刺す。さらに、畳みかける南米王者は22分にベアトリスの鋭いミドルシュートをGKが前に弾くと、こぼれ球に詰めたデビーニャが難なく押し込んだ。
以降は長いボールを使う中国、ボールを握るブラジルという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられたが、スコアは動くことなく後半に突入。再三の決定機を相手GKに好守で防がれて試合を殺せないブラジルだったが、再びエースが魅せる。74分、ボックス右でボールを受けたマルタが強烈なシュートをゴール右隅に突き刺した。
また、アフリカ勢として唯一の参加となったザンビア女子代表と、2019年の女子ワールドカップで準優勝に輝いた優勝候補のオランダ女子代表の一戦は戦前の予想通り、地力で勝るオランダが10-3の圧勝を飾った。
なお、この一戦ではザンビアのバンダがハットトリック、オランダのエースのミーデマがそれを上回る4ゴールを挙げていた。
中国女子代表 0-5 ブラジル女子代表
【ブラジル】
マルタ(9分、74分)
デビーニャ(22分)
アンドレッサ(80分)
ベアトリス(89分)
ザンビア女子代表 3-10 オランダ女子代表
【ザンビア】
バンダ(19分、82分、83分)
【オランダ】
ミーデマ(9分、15分、29分、59分)
マルテンス(14分、38分)
ファン・デ・サンデン(44分)
ルート(64分)
ベーレンスタイン(75分)
ペロファ(80分)
◆グループG/優勝候補筆頭のアメリカがスウェーデンにまさかの大敗…
大会最多6度の優勝経験を持ちFIFAランキングで首位に立つアメリカ女子代表は、2019年女子W杯で3位に入った強豪スウェーデン女子代表との初戦に臨んだ。
目下、44戦無敗と絶好調のアメリカ優位と思われた東京スタジアムでの一戦は予想外の展開に。立ち上がりから主導権を握るスウェーデンは25分、右サイド深くでヤコブセンが上げたクロスをゴール前に飛び込んだブラクステニウスがダイビングヘッドで合わせ、先にゴールをこじ開ける。
一方、前半の内に追いつきたいアメリカはエースのモーガンを起点に幾度かチャンスを作り出すと、前半終了間際のセットプレーから絶好機も、ラベルのヘディングシュートは左ポストを叩いた。
すると、後半の立ち上がりにスウェーデンがアメリカを突き放す。54分、右CKの場面でイレステトの打点の高いヘディングは左ポストを叩くも、ブラクステニウスが冷静にこぼれ球をタップインした。
これで勝利を大きく引き寄せたスウェーデンは前がかりな相手の背後を効果的に突くと、72分にはグラスからの浮き球のクロスをゴール前でフリーのフルティグが頭で合わせ、W杯王者に引導を渡す3点目とした。
その後も集中力を切らさずにアメリカの反撃を凌ぎ切ったスウェーデンが3-0の完勝。優勝候補筆頭のアメリカは45戦ぶりの敗戦を喫するまさかの黒星スタートとなった。
また、オーストラリア女子代表とニュージーランド女子代表による隣国対決は、オーストラリアが2-1の勝利を収めた。
スウェーデン女子代表 3-0 アメリカ女子代表
【スウェーデン】
ブラクステニウス(25分)
ブラクステニウス(54分)
フルティグ(72分)
オーストラリア女子代表 2-1 ニュージーランド女子代表
【オーストラリア】
ヤロップ(20分)
カー(33分)
【ニュージーランド】
レニー(91分)
◆グループF/ブラジルが中国を5発粉砕! 優勝候補オランダが10発圧勝
宮城スタジアムで行われた一戦は開始早々に動く。9分、ゴール前の混戦から大エースのマルタが左足のシュートを突き刺す。さらに、畳みかける南米王者は22分にベアトリスの鋭いミドルシュートをGKが前に弾くと、こぼれ球に詰めたデビーニャが難なく押し込んだ。
以降は長いボールを使う中国、ボールを握るブラジルという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられたが、スコアは動くことなく後半に突入。再三の決定機を相手GKに好守で防がれて試合を殺せないブラジルだったが、再びエースが魅せる。74分、ボックス右でボールを受けたマルタが強烈なシュートをゴール右隅に突き刺した。
これで完全に流れを掴んだブラジルは80分にアンドレッサがPK、試合終了間際の89分には左サイドを突破したデビーニャからの折り返しをベアトリスが流し込み、一気に点差を広げた。そして、中国を粉砕したブラジルが5-0の快勝で今大会をスタートした。
また、アフリカ勢として唯一の参加となったザンビア女子代表と、2019年の女子ワールドカップで準優勝に輝いた優勝候補のオランダ女子代表の一戦は戦前の予想通り、地力で勝るオランダが10-3の圧勝を飾った。
なお、この一戦ではザンビアのバンダがハットトリック、オランダのエースのミーデマがそれを上回る4ゴールを挙げていた。
中国女子代表 0-5 ブラジル女子代表
【ブラジル】
マルタ(9分、74分)
デビーニャ(22分)
アンドレッサ(80分)
ベアトリス(89分)
ザンビア女子代表 3-10 オランダ女子代表
【ザンビア】
バンダ(19分、82分、83分)
【オランダ】
ミーデマ(9分、15分、29分、59分)
マルテンス(14分、38分)
ファン・デ・サンデン(44分)
ルート(64分)
ベーレンスタイン(75分)
ペロファ(80分)
◆グループG/優勝候補筆頭のアメリカがスウェーデンにまさかの大敗…
大会最多6度の優勝経験を持ちFIFAランキングで首位に立つアメリカ女子代表は、2019年女子W杯で3位に入った強豪スウェーデン女子代表との初戦に臨んだ。
目下、44戦無敗と絶好調のアメリカ優位と思われた東京スタジアムでの一戦は予想外の展開に。立ち上がりから主導権を握るスウェーデンは25分、右サイド深くでヤコブセンが上げたクロスをゴール前に飛び込んだブラクステニウスがダイビングヘッドで合わせ、先にゴールをこじ開ける。
一方、前半の内に追いつきたいアメリカはエースのモーガンを起点に幾度かチャンスを作り出すと、前半終了間際のセットプレーから絶好機も、ラベルのヘディングシュートは左ポストを叩いた。
すると、後半の立ち上がりにスウェーデンがアメリカを突き放す。54分、右CKの場面でイレステトの打点の高いヘディングは左ポストを叩くも、ブラクステニウスが冷静にこぼれ球をタップインした。
これで勝利を大きく引き寄せたスウェーデンは前がかりな相手の背後を効果的に突くと、72分にはグラスからの浮き球のクロスをゴール前でフリーのフルティグが頭で合わせ、W杯王者に引導を渡す3点目とした。
その後も集中力を切らさずにアメリカの反撃を凌ぎ切ったスウェーデンが3-0の完勝。優勝候補筆頭のアメリカは45戦ぶりの敗戦を喫するまさかの黒星スタートとなった。
また、オーストラリア女子代表とニュージーランド女子代表による隣国対決は、オーストラリアが2-1の勝利を収めた。
スウェーデン女子代表 3-0 アメリカ女子代表
【スウェーデン】
ブラクステニウス(25分)
ブラクステニウス(54分)
フルティグ(72分)
オーストラリア女子代表 2-1 ニュージーランド女子代表
【オーストラリア】
ヤロップ(20分)
カー(33分)
【ニュージーランド】
レニー(91分)
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