チームの昇格のため…10年前に経営破綻を救ったオーナーが退任、サレルニターナの23年ぶりのセリエA昇格が正式決定
2021.07.08 12:53 Thu
23年ぶりにセリエA昇格を決めたセレルニターナだが、正式にセリエA昇格が承認されたことを発表した。
サレルニターナは、2011年に経営破綻。しかし、クラウディオ・ロティート氏がオーナーとなり、セリエD(当時のイタリア5部)から再出発することとなった。
そこから地道に昇格を繰り返し、ついにトップまで上がったものの、オーナーであるロティート氏はラツィオの会長も兼任。同じリーグで2つのクラブを所有することとなり、これが問題となっていた。
これを受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)の理事会は臨時会議を開き、サレルニターナ2021信託がチームを所有することを承認。正式にセリエA昇格が認められることとなった。
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2020-21シーズンのセリエB最終節を2位で迎えたサレルニターナ。アウェイでペスカーラと対戦し3-0で勝利し、セリエAへの自動昇格を決めていた。久々のセリエAを喜んだセレルニターナだったが、1つ大きな問題が生じることに。そのため、審議が書けれられることとなっていた。そこから地道に昇格を繰り返し、ついにトップまで上がったものの、オーナーであるロティート氏はラツィオの会長も兼任。同じリーグで2つのクラブを所有することとなり、これが問題となっていた。
せっかくの昇格が消滅する可能性があったが、6月25日に全ての株式をサレルニターナ2021信託に譲渡。ロティート氏が退いていた。
これを受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)の理事会は臨時会議を開き、サレルニターナ2021信託がチームを所有することを承認。正式にセリエA昇格が認められることとなった。
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