チェルシー退団を後悔するサッリ「後にツィエクやハヴァーツが来ることを考えれば…」

イタリア人指揮官のマウリツィオ・サッリ氏は、チェルシーの監督を退任したことを後悔しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。ナポリでの功績が評価され、2018年夏にアントニオ・コンテ監督の後任としてチェルシーの監督に就任したサッリ氏。初のイタリア国外での指揮となった中、ポゼッションスタイルを貫き、ヨーロッパリーグを制覇。加えてプレミアリーグでは3位フィニッシュなど、上々の成果を挙げた。しかし、選手側との衝突が報じられたサッリ監督は、イタリア復帰への想いもあり、わずか1年で退任。その後はユベントスを率いてスクデットを獲得し、新シーズンからはラツィオを率いることが決まっている。
当時のチェルシーでは、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏が諸事情によりイギリスへ入国できない状況が続いており、クラブの経営はほとんどディレクターのマリナ・グラノフスカヤ氏が一手に担っていたという。

複雑な状況が絡み合ったことでチェルシーを去る形となったサッリ監督だが、イタリア『AlfredoPedulla.com』の独占取材で、今では後悔しているとコメント。後に加入した選手たちは自身のスタイルに適していたはずだと話した。「チェルシーで私はセンセーショナルなミスを犯した。それはどんな犠牲を払ってでもイタリアに戻りたいと思ったことだった」

「マリナは私がチェルシーを去るのを妨害した。だが私はイタリアへの想いを強めていたのだ。チェルシーは偉大なクラブだ。ここ数年で多くの若い才能を獲得したが、彼らは私のスタイルにハマるはずだ」

「アブラモビッチがイングランドに入れず。オーナー不在という稀有な1年を過ごした。かなり難しい状況で、すべてマリナの手に委ねられていたが、彼女には解決しなければならない千の問題があり、サッカー面は我々スタッフの手に委ねられていたが、そのための経済力はなかった」

「その後、(ティモ・)ヴェルナーや(カイ・)ハヴァーツ、(メイソン・)マウント、(ハキム・)ツィエクがやってきた。皆、私のプレースタイルに合うと思うよ」