【ユーロ2020/グループA総括】イタリアがホームの利を生かして首位通過
2021.06.24 19:00 Thu
ユーロ2020のグループステージが6月23日に終了した。イタリアが本命とは見られていたグループAだが、戦前の予想を上回る好内容での3連勝で見事な首位通過を決めた。そして2位にはウェールズが滑り込み、3位スイスは成績上位4チームに入って16強入り。トルコは3連敗と力を出しきれなかった。
■順位表■
1.イタリア(勝ち点9)
2.ウェールズ(勝ち点4)※得失点1
3.スイス(勝ち点4)※得失点-1
4.トルコ(勝ち点0)
■試合結果■
▽第1節
トルコ 0-3 イタリア
ウェールズ 1-1 スイス
▽第2節
トルコ 0-2 ウェールズ
イタリア 3-0 スイス
▽第3節
スイス 3-1 トルコ
イタリア 1-0 ウェールズ

地元ローマで3試合を戦えたことが、イタリアにとっては思いのほか大きなアドバンテージになった。国家斉唱時から観衆と一体感を生み出したアッズーリはその勢いを試合に持ち込み、好パフォーマンスを発揮。3年前のワールドカップ出場を逃した鬱憤を晴らし、FWインモービレやFWインシーニェら中堅、MFロカテッリやMFバレッラら若手選手たちが躍動した。マンチーニ監督の下、しっかりとまとまったイタリアが3連勝で盤石の首位通過を決めている。
◆ベイルのリーダーシップ~ウェールズ~

前回大会ベスト4のウェールズが2大会連続ベスト16進出を決めた。とりわけ目立ったのはFWベイルのリーダーシップだ。クラブチームではどこか上の空といった感じのベイルだが、ことウェールズ代表での試合となると別人になるようだ。今大会ではチームメートを鼓舞する姿が頻繁に見られ、プレー面でもチャンスメークからフィニッシュワークまで幅広くこなし、正にチームを牽引する働きを見せた。MFラムジー、MFジョー・アレンら同世代の選手たちとの最後のビッグトーナメントになる可能性がある中、ノックアウトラウンドでも母国のために全身全霊をかけて戦う。
◆頼みはやっぱりシャキリ~スイス~

ペトコビッチ体制で熟成しきっているスイス。今大会は良い意味でも悪い意味でも驚きがなかった。近い将来のエース候補筆頭であるFWエンボロの活躍は嬉しいところだったが、主力が固定化された中、チームに勢いをもたらす若手の台頭が欲しかった。そんな中でもやはり、国際大会で別人となるMFシャキリが今大会も活躍。最終節トルコ戦で2ゴールを挙げる活躍を見せ、スイスをベスト16に導いている。
◆期待外れの3連敗~トルコ~

四つ巴になる可能性も十分と予想していたグループだっただけにトルコの3連敗は意外だった。守備陣にビッグクラブ所属のタレントがいることから大崩れすることはないと思っていたが、経験不足からか、力を発揮しきれなかった。予選10試合で3失点の堅守は吹き飛び、計8失点。名将ギュネシュ監督の下で挑んだトルコだったが、2大会連続でのグループステージ敗退となってしまった。
■順位表■
1.イタリア(勝ち点9)
2.ウェールズ(勝ち点4)※得失点1
3.スイス(勝ち点4)※得失点-1
4.トルコ(勝ち点0)
■試合結果■
▽第1節
トルコ 0-3 イタリア
ウェールズ 1-1 スイス
トルコ 0-2 ウェールズ
イタリア 3-0 スイス
▽第3節
スイス 3-1 トルコ
イタリア 1-0 ウェールズ
◆ホームの地の利を生かす~イタリア~

Getty Images
地元ローマで3試合を戦えたことが、イタリアにとっては思いのほか大きなアドバンテージになった。国家斉唱時から観衆と一体感を生み出したアッズーリはその勢いを試合に持ち込み、好パフォーマンスを発揮。3年前のワールドカップ出場を逃した鬱憤を晴らし、FWインモービレやFWインシーニェら中堅、MFロカテッリやMFバレッラら若手選手たちが躍動した。マンチーニ監督の下、しっかりとまとまったイタリアが3連勝で盤石の首位通過を決めている。
◆ベイルのリーダーシップ~ウェールズ~

Getty Images
前回大会ベスト4のウェールズが2大会連続ベスト16進出を決めた。とりわけ目立ったのはFWベイルのリーダーシップだ。クラブチームではどこか上の空といった感じのベイルだが、ことウェールズ代表での試合となると別人になるようだ。今大会ではチームメートを鼓舞する姿が頻繁に見られ、プレー面でもチャンスメークからフィニッシュワークまで幅広くこなし、正にチームを牽引する働きを見せた。MFラムジー、MFジョー・アレンら同世代の選手たちとの最後のビッグトーナメントになる可能性がある中、ノックアウトラウンドでも母国のために全身全霊をかけて戦う。
◆頼みはやっぱりシャキリ~スイス~

Getty Images
ペトコビッチ体制で熟成しきっているスイス。今大会は良い意味でも悪い意味でも驚きがなかった。近い将来のエース候補筆頭であるFWエンボロの活躍は嬉しいところだったが、主力が固定化された中、チームに勢いをもたらす若手の台頭が欲しかった。そんな中でもやはり、国際大会で別人となるMFシャキリが今大会も活躍。最終節トルコ戦で2ゴールを挙げる活躍を見せ、スイスをベスト16に導いている。
◆期待外れの3連敗~トルコ~

Getty Images
四つ巴になる可能性も十分と予想していたグループだっただけにトルコの3連敗は意外だった。守備陣にビッグクラブ所属のタレントがいることから大崩れすることはないと思っていたが、経験不足からか、力を発揮しきれなかった。予選10試合で3失点の堅守は吹き飛び、計8失点。名将ギュネシュ監督の下で挑んだトルコだったが、2大会連続でのグループステージ敗退となってしまった。
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ユーロ制覇の立役者、ドンナルンマがPSGで「99」を背負わない理由とは?
ユーロ2020決勝でのPKストップが記憶に新しいイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。大会終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍が発表された。 22歳の若き守護神。その能力に疑いはなく、PSGとしては非常に大きな戦力をフリーで獲得できたことは大きいだろう。 そのドンナルンマだが、PSGではこれまで親しんだ「99」ではなく、「50」の背番号をつけることとなった。 ミランのファーストチームに昇格してからは、自身の生まれ年である1999年から「99」を付けていたものの、「50」に変更した理由。それはリーグ・アンのルールにある。 リーグ・アンでは、登録選手に対して1から順に背番号を割り当てることがルールとして決められ、30人を超えるまでは「1」から「30」までを付けなければいけない。 さらに、GKに関しては「1」、「16」、「30」と番号まで決められており、他のリーグとはルールが異なり、厳正に決められているのだ。 また、登録人数が30人を超えた場合でも、「99」のようにイレギュラーな番号をつけることは禁止されており、GKの場合は「40」を付けなければいけないルールがある。 しかし、PSGはコスタリカ代表GKケイロル・ナバスが「1」、スペイン代表GKセルヒオ・リコが「16」、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエが「30」を付けている状況だ。 さらにPSGはGKが多く、2020-21シーズンは6名が登録。レンタル移籍していた選手も合わせると、さらに増える状況だ。 「40」に関しては、U-19イタリア代表GKデニス・フランキが着用することとなっており、その結果ドンナルンマは特例で「50」が割り与えられることとなった。 過去には、ニースやマルセイユでもプレーしたイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、インテルやマンチェスター・シティ、ミランで愛用してきた「45」をつけることが認められず、「9」を背負っていた過去もある。 セリエAは背番号の制限がないため、80番代や90番代をつける選手も数多くいるだけに、フランスへ移籍する際にはこだわりの番号をつけられなくなることを頭に入れる必要がありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ドンナルンマ、PSG加入の舞台裏に密着</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJGbDhwNG5vZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.07.18 11:55 Sun3
逆境のドンナルンマ、イタリアの伝説的GKが擁護「ユーロ優勝は彼のおかげ」
イタリア代表のレジェンドが、パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを称賛した。『カルチョメルカート』が伝えている。 昨夏開催されたユーロ2020では守護神として母国を優勝に導く活躍を見せたドンナルンマ。しかし、2021-22シーズンはクラブでもナショナルチームでも苦しんだ1年となった。 ミランを契約満了で退団し、新加入となったPSGでは正守護神としての活躍が期待されたが、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスからスタメンの座を奪い切ることはできず。公式戦24試合の出場にとどまり、チャンピオンズリーグ(CL)では準決勝のレアル・マドリー戦で敗退に直結するミスも犯してしまった。 イタリア代表としてはカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ準決勝で、北マケドニア代表に0-1で屈し敗退。ロシアW杯から2大会連続で出場を逃したチームの中でも、守護神は強い批判を浴びた。 イタリア代表GKとしてW杯に3度出場し、1982年のスペインW杯では優勝も経験したディノ・ゾフ氏は、逆境にある“後輩たち“について言及。大舞台への切符を逃したことを嘆きつつも、ユーロ制覇を果たしたチームの功績を称えている。 「最近はW杯に出場出来ていないが、ユーロで優勝できたことはとても重要だった」 「2回連続での予選敗退は確かに痛い。しかし、今の選手たちは私の時代よりずっと良いものを吸収してる」 さらに、ドンナルンマ個人に向けても「今、最も重要な役割を担っている選手だ。ユーロで優勝することができたのは彼のおかげだ」と大きな賛辞を送った。 2022.07.04 18:49 Mon4
ローマの19歳MFザニオーロが歴代4人目となるセリエA未デビューでのアズーリ入り
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