決勝トーナメント進出に一歩前進のチェコ、指揮官も結果に満足「非常に価値のあるドロー」

2021.06.19 17:54 Sat
Getty Images
チェコ代表のヤロスラフ・シハビー監督は、クロアチア代表戦のドローに満足しているようだ。チェコサッカー協会(FACR)が伝えている。
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チェコは18日に行われたユーロ2020グループD第2節で、クロアチア代表と対戦。初戦で白星をつかみ、この試合に勝てば決勝トーナメント進出が決定する一戦でチームはPKをFWパトリック・シックが確実に決め先制に成功。しかし、後半立ち上がりに失点を許すと、そこからゴールは奪えず1-1のドローに終わった。この結果、グループステージ1試合を残して勝ち点は「4」。勝利を逃す形となった中、シハビー監督は勝ち点獲得を喜びつつも、ここで決勝トーナメント進出を決めたかったとコメント。同時に、クロアチアの戦い方に驚いたとも語っている。
「今日のような相手との引き分けは、非常に価値のあるものだ。我々はとても喜んでいるよ。集中力を欠いてしまったことで失点したのは残念だったが、勝ち点1を獲得できた。これを次につなげていきたい」

「今のところ(決勝トーナメント進出の)確証はない。今後の展開を見守りたいね。ただ、できれば最後に行われるイングランド戦の前に、グループステージ突破が決まっていて欲しかった」
「相手は勝つ必要があり、非常に攻撃的な布陣だったと思う。その割に攻撃に積極的ではなく、我々は前半それを利用した。もしかしたら、もっとうまく立ち回るべきだったかもしれない。アタッキングエリア周辺のいくつかの状況を違った形で処理していれば、結果は違った可能性がある。とはいえ、相手もチャンスは作っており、引き分けが妥当だろう」

また、シハビー監督は2試合連続ゴールとなったシックのパフォーマンスに言及。鼻血を出しながらもPKをしっかり決めたストライカーを、手放しに称えている。

「パトリックが素晴らしいストライカーであり、ゴールを決められる選手であるのは知っていたが、今日もそれを確認できた。次のステージに行っても、パトリックがゴールで我々を後押ししてくれると信じたいね」

「(負傷した状態でPKを蹴ったのは)例外中の例外だろう。彼の決意の強さと、他の選手たちが彼に綺麗なシャツを渡すよう要求しているのを見て、私は彼がPKに向け気持ちを切り替えていると信じたんだ」

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【ユーロ2016チーム紹介(15)】~チェコ~黄金期を知るベテラン2人がけん引、下馬評覆し決勝Tへ

▽かつて、パベル・ネドベドやカレル・ポボルスキ、ミラン・バロッシュなどを擁し世界ランク2位まで登りつめ、ユーロ2004では準々決勝まで勝ち進んだチェコ。当時を知る現在の代表メンバーはペトル・チェフとトーマス・ロシツキのみとなった。その他のメンバーを見るとネームバリューに乏しいが、パベル・ブルバ監督の下で組織を構築し、ユーロ2016予選グループAを1位で通過。素早いトラジションから繰り出される高速カウンターで、1996年大会以来となる決勝の舞台を目指す。 ◆基本布陣【4-2-3-1】<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/fom20160611cze_1_480_000.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽基本布陣はベテランとなったロシツキをトップ下に置く[4-2-3-1]。全体をコンパクトに保ち、トラジションで勝負する。両サイドを務めるドチカルは得点力、クレイチは突破力を活かした速攻が持ち味。中盤をオーガナイズするロシツキを経由した両サイドの攻撃は注目だ。 ◆チーム分析<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/euro2016cze_1_480_000.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>[GK/DF]★★★☆☆ ▽守護神を務めるのは、自身4度目の大会となるチェフ。移籍した今季はアーセナルでリーグ戦33試合31失点と、1試合1点以下の安定したパフォーマンスを見せた。ディフェンスラインも、カドレツ以外は所属チームの主力として活躍している。ユーロ予選で主力としてチームを支えたプロチャスカ不在がやや不安か。 [MF]★★★☆☆ ▽2列目はそれぞれが異なった役割を持っており、左のクレイチは縦への突破。中央のロシツキがゲームをオーガナイズし、右のドチルカがゴールを奪う。またボランチには日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンの屋台骨をになったダリダや、ボルドーで中軸を担ったプラシールが名を連ねる。チェコの好守にわたってカギを握るポジションだけに、主力が、ケガや累積警告で出場できなくなれば一気に苦しくなる。 [FW]★★☆☆☆ ▽チェコの一番の不安要素は前線。代表の常連であるネチドは予選5試合で1ゴール、ラファタも7試合1ゴールと結果を残せていない。ネチドはかつてチェコ代表で活躍したヤン・コラーを彷彿とさせる高さが武器であり、ラファタは動き出しで勝負をする。どちらも中盤に活かされるストライカーだけに、残された時間は少ないが周りとの連係を高めたい。 2016.06.12 20:00 Sun
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ハムシク弾も元同国対決は途中出場シック弾のチェコが競り勝ち初勝利《UEFAネーションズリーグ》

▽UEFAネーションズリーグ2018-19・リーグB・グループ1のスロバキア代表vsチェコ代表が13日に行われ、1-2でチェコが勝利した。 ▽先月行われたUNL初戦のウクライナ代表戦を0-1と敗れたスロバキアは、ハムシクやシュクルテル、シュクリニアルといった主力がスタメンとなった。 ▽一方、UNL初戦のウクライナ戦を1-2と敗れたチェコはGKバシリクやゲブレ・セラシェといった主力がスタメンとなった。 ▽かつてチェコスロバキアと呼ばれていた元同国対決は開始9分、まずはチェコがゴールに迫る。CKの流れからルーズボールをボックス手前中央のパベルカが強烈なボレーシュートを浴びせると枠の左隅を捉えたが、GKドゥブラフカのファインセーブに阻まれた。 ▽対するスロバキアは19分にチャンス。右CKからニアサイドのハムシクがボレーで合わせるもGKバシリクの守備範囲に飛んでしまった。 ▽その後はホームチームのスロバキアがボールを持つ流れとなったが、チャンスは生み出せずに前半をゴールレスで終えた。 ▽迎えた後半、スロバキアが開始7分にドゥダがゴールに迫った中、直後にチェコが先制する。ドチカルのスルーパスに抜け出したクルメンチクがGKとの一対一を制した。 ▽先制されたスロバキアは56分、ボックス右でフリーとなっていたマクがシュートに持ち込んだが、枠の上に外してしまった。それでも、62分にスロバキアが同点に追いつく。左CKからネメツのヘディングシュートはGKにセーブされるも、ルーズボールをハムシクが蹴り込んだ。 ▽同点とされたチェコはシックを投入すると、76分にそのシックが仕事を果たす。右サイドゴールライン際からドチカルが上げたクロスをシックがヘディングシュートで流し込んだ。 ▽これが決勝点となってチェコが勝利。初白星としている。 ▽2連敗スタートとなったスロバキアは16日にスウェーデン代表との国際親善試合を戦い、チェコは16日にUNL3戦目となるウクライナとのアウェイ戦を戦う。 2018.10.14 00:08 Sun
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スーパーコンピュータがユーロをシミュレーション!決勝戦は意外なカードに

スポーツデータを扱うスイス発の多国籍企業である『Sportradar』が、11日に開幕を控えたユーロ2020のシミュレーションをスーパーコンピュータを用いて行った。イギリス『ミラー』が伝えている。 同シミュレーションによると決勝戦に進むのはダークホースと言われているチェコとデンマークで、前者が3対2で勝利して1993年のチェコスロバキア分離以降初となる優勝を果たすとのこと。 また、このスーパーコンピュータは、チェコが決勝トーナメントでスペイン、ドイツ、ポルトガルという優勝候補を下して決勝戦まで勝ち上がると予想している。 『Sportradar』のヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカ地域の最高経営責任者であるヴェルナー・ベッヒャー氏はこのシミュレーションについて以下のようにコメントした。 「私たちは過去20年間の何百万ものデータを処理し、優勝チームを特定するために技術を駆使して大会のシミュレーションを行った」 「サッカーは予測不可能であり、それがゲームの醍醐味の一つでもあるが、チェコとデンマークが決勝に進出すると予想したファンはほとんどいなかっただろう」 このスーパーコンピュータでは、人工知能と機械学習により、『Sportradar』の過去のデータベースを利用して、膨大な数の異なる試合状況、結果、ゲームプレーを演算し、シミュレーテッド・リアリティ(現実と区別がつかないレベルでシミュレートすること)を実現しているという。 ベッヒャー氏は、シミュレーテッド・リアリティを使ったサッカーの試合についても言及した。 「シミュレーテッド・リアリティを用いたサッカーの試合は、チームの構造と通常の試合条件を反映しており、10年以上にわたる過去のデータと統計データを利用して、計り知れないほど多くのデータポイントを生み出している」 「私たちは、実際の試合を見たり賭けたりするときのファンの体験を真に反映した製品を作った。この製品は、この業界では最先端でユニークなものだ」 「シミュレーテッド・リアリティでは、実際のスタジアムで行われるようなリアルなゲームをモデル化することがでる。これはサッカーファンにとって非常に親しみやすいものだ」 2021.06.09 17:02 Wed

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