ロシアがフィンランドに競り勝ち今大会初勝利《ユーロ2020》

2021.06.16 23:59 Wed
Getty Images
ユーロ2020グループB第2節、フィンランド代表vsロシア代表が16日にサンクトペテルブルクで行われ、0-1でロシアが勝利した。

ユーロ初出場のフィンランドは、4日前に行われた初戦のデンマーク代表戦を1-0と勝利。勝利すればグループステージ突破が決まる中、PKストップを見せた守護神のフラデツキーがゴールマウスを守り、決勝点を挙げたポヒャンパロがプッキと2トップを形成した。
一方、ベルギー代表に0-3と完敗したロシアは3選手を変更。ジルコフが負傷離脱となった中、ミランチュクがスタメンとなり、最前線は引き続きジューバが構えた。

ロシアが攻勢をかける入りとなった中、開始3分にポヒャンパロがダイビングヘッドでネットを揺らしたフィンランドだったが、VARの末にオフサイドに阻まれる。

助かったロシアがその後も前がかる中10分、ミランチュクのラストパスからオズドイエフに決定機が訪れるもシュートは枠を捉えきれない。
引き続きロシアの攻勢が続く中、23分にアクシデント。マリオ・フェルナンデスがピッチに頭を打ち付けてプレー続行不可能となり、カラヴァイエフが投入された。

前半半ば以降もロシアが前がかる展開となったものの、フィンランドの集中した守備の前に苦戦を強いられる。それでも追加タイム2分にゴールを割る。ジューバとのパス交換でボックス右に侵入したミランチュクがDFに対応されながらもコントールシュートを決めきった。

ロシアが1点をリードして迎えた後半、オープンな展開で立ち上がった中、ロシアはゴロビンがミドルシュートで、フィンランドはプッキが枠内シュートを放って牽制した。

主導権争いが続く中、前がかるロシアは66分に追加点のチャンス。だが、ボックス左に侵入してシェマレディノフが放ったシュートはわずかに枠の右に外れた。

それでも、後半半ば以降はロシアがフィンランドの反撃を許さずに時間を進めていく。そして1-0のままシャットアウト勝利。今大会初勝利を飾り、最終節のデンマーク戦に勝ち抜けの可能性を残している。
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