5連敗で迫る降格…エイバル指揮官は「最後の瞬間まで楽しみ続けたい」と残り5試合に気合い

2021.04.27 16:30 Tue
Getty Images
エイバルホセ・ルイス・メンディリバル監督がラ・リーガ最下位に沈むチームの現状を嘆いている。スペイン『マルカ』が伝えた。

日本代表MF乾貴士とFW武藤嘉紀も所属するエイバルは26日に行われた第32節でレアル・ソシエダと対戦。1月3日に行われた第17節のグラナダ戦での白星を最後に15試合未勝利で、最下位が定位置となりつつある状況を変えるためにも勝利が必要な試合だったが、0-1のスコアで敗れた。

この結果、リーグ5連敗となったエイバルは残り5試合で残量圏内まで7ポイント差となっており、残留に向けて非常に厳しい状況となっている。
試合後のインタビューに応じたメンディリバル監督は厳しい敗北になったと認めつつ、週末に行われる次節の16位アラベス戦での必勝を誓った。

「今の状況でこの敗北は厳しい。今日の後半は良いプレーができたが、ゴールは決められなかった。前半は恐れがありリスクを取れなかったものの、後半はより多くのボールを奪うなど選手たちはすべて出し切ったと思う。現状、相手エリアに入ったときの鮮明さには欠けるが、そこに入れば入るほどチャンスも増える以上、続けなければならない」
「残り5試合について今は考えていない。(次節の)アラベス戦のことのみを心配しているからだ。残留争いのライバルではあるが、現状彼らは我々にかなりのポイント差をつけている。勝つことで不確実性を生み出し、他のライバルたちを緊張させることができればと思う」

「残留圏内まで7ポイントもあり、チャンスが少ないのは明らかだ。しかし、チャンスがある以上は戦うしかない。今週末は直接のライバルと対戦し、勝つことで勝ち点3を奪いたい。そうすれば、困難な状況に変わりなくても少しだけ明確になるだろう。我々より上のチームに不確実性を与え、彼らは降格するだろうと思われないようにすることが重要だ」

また、メンディリバル監督は未勝利の続く厳しさに言及。残留は難しくなっているものの、最後までこのシーズンを楽しみたいと語った。

「誰もこんな事態を予想していなかった。2、3カ月前から調子は悪かったが、当時は降格圏外だったからね。長い間勝利がなく、毎日少しずつ辛くなっていった。このような状況に置かれるのは簡単ではない。我々は5年間、快適に過ごしてきた。これからはトレーニングでも試合でも、最後の瞬間まで楽しみ続けたいと思っている」

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