「行ってきます!」 G大阪期待の若きストライカー唐山翔自が愛媛に武者修行
2021.04.27 14:25 Tue
愛媛FCは27日、ガンバ大阪からFW唐山翔自(18)の育成型期限付き移籍加入を発表した。期間は2022年1月31日まで。背番号はG大阪時代と同じ「38」を着用する。
唐山はG大阪アカデミー育ちの若きストライカーで、高校2年生の2019年に2種登録され、U-23の一員として明治安田生命J3リーグでデビューすると、10試合の出場で8得点をマーク。同年11月に2020年から飛び級でのトップチーム昇格が決まった。
その2020年もU-23の一員として23試合の出場で10ゴールを挙げ、同年5月に行われたYBCルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦に先発してトップチームデビューすると、2ゴールの活躍を披露。11月にJ1リーグデビューも遂げ、公式戦8試合に出場した。
しかし、プロ2年目の今季はチームにブラジル人FWレアンドロ・ペレイラら多くのライバルが加わった影響もあり、出番なし。U-19日本代表候補にも選ばれるなど、将来有望な生粋の点取り屋だが、今季は出番の確保に苦戦を強いられている状況だった。
初の移籍となる唐山は愛媛を通じて、「シーズン途中での加入ではありますが、少しでも早くチームの勝利に貢献できるように自分の特徴、力を存分に発揮し頑張りたいと思います。これからよろしくお願いします」とコメント。活躍を誓った。
「アカデミーの頃から応援してくれた方々、パナソニックスタジアム吹田で応援してくれた方々に成長してゴールを決めている姿をお見せできるように頑張ります。行ってきます!」
唐山はG大阪アカデミー育ちの若きストライカーで、高校2年生の2019年に2種登録され、U-23の一員として明治安田生命J3リーグでデビューすると、10試合の出場で8得点をマーク。同年11月に2020年から飛び級でのトップチーム昇格が決まった。
その2020年もU-23の一員として23試合の出場で10ゴールを挙げ、同年5月に行われたYBCルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦に先発してトップチームデビューすると、2ゴールの活躍を披露。11月にJ1リーグデビューも遂げ、公式戦8試合に出場した。
初の移籍となる唐山は愛媛を通じて、「シーズン途中での加入ではありますが、少しでも早くチームの勝利に貢献できるように自分の特徴、力を存分に発揮し頑張りたいと思います。これからよろしくお願いします」とコメント。活躍を誓った。
一方、小学生から慣れ親しむG大阪の公式サイトを通じては「このクラブでは小学生の頃からお世話になっていて、このクラブの色々な方々にお世話になり自分が成長できたことに本当に感謝しています」と綴り、武者修行先での成長を約束した。
「アカデミーの頃から応援してくれた方々、パナソニックスタジアム吹田で応援してくれた方々に成長してゴールを決めている姿をお見せできるように頑張ります。行ってきます!」
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「勝って、タイトルを獲って、3冠なんて僕らのときでもできていないのに、そのチームが違うと言われて、ガンバ大阪として『やっぱり違うよな、サポーターも言っているし』となったところもあるのかもしれません。そのあたりが正直、どこをゴールにするかが本当に難しいと思います」 「今年でいうと、ポゼッション率の低いチームの方が勝率良いんですよね。圧倒的に良いんですよ。これが面白いくらいハマっちゃってて。それは今シーズン、世界的にもそうなっています」 「マンチェスター・シティや、バルセロナぐらいまでいってしまえば、ポゼッションでもいいですけど、中途半端だと、今は守備が良くなっているので、逆にカウンターを受ける確率が上がります。守備が洗練されて、システマチックになって、理論的になって、一般的な攻撃だと止められますし、質が劣るとやられるようなことが増えています」 「あとはイマジネーション溢れるプレーであれば、打開できますけど、どんどんフィジカル重視というか、スピード感とか、世界でそういう流れになって、ファンタジスタやゲームメーカーがいなくなってきたと言われています」 「そういう時代背景もあって、どうしてもそちら側に寄っていっているので、クラブの理念や、フィソロフィーというところでブレずにやるところと、時代と若干のズレがあるなかで求められると、難しい部分もあるのかなと個人的に思います」 <span style="font-weight:800">――そのなかで、今のガンバ大阪はポヤトス監督が主導権を握るサッカーで勝つスタイルの確立を目指しています。</span> 「主導権という言葉の意味をどう捉えるかですよね。サポーターも含め、世間がどう見るかもあるんですけど。セレッソ大阪はダービーのとき、ボールを持たせて主導権を握りました。(ボールを)奪ったときに自分たちがポゼッションしやすい形を作るというのも1つだと思います」 「確実に自分たちがボールを回すのが主導権なのかをポヤトス監督が声を大にして言い出せば、また話は変わってくるのかなと。相手に持たれるけど、しっかりと守備を構築して、相手にボールをゴール前に運ばせないとか、奪ったあとに中盤を押し込んでボールを回せるとか」 「谷(晃生)選手と東口(順昭)選手が前半戦、繋がなあかん、繋がなあかん、繋がなあかんってどんだけ苦しむねんってぐらい悩んでいたと思います。それを解放した途端に勝ち出しました。やっぱりそういう要素はあると思います」 「相手が取りにきたら背後、背後を消されたら手前で繋げればいいというような、相手に合わせてプレーすること自体も主導権っていう考え方ができます。何をもって主導権かをクラブの発信の仕方だったり、監督や、選手がどう捉えているかが大事だと思います」 <span style="font-weight:800">――シーズン中盤は3連勝&4連勝の8戦無敗で一気に中位まで浮上したガンバ大阪ですが、ここにきて急ブレーキ。この歩みをどう見ていますか。</span> 「まずは自信がなくなっているのが大きいですね。倉田秋とも結構喋ったんですけど、彼が(第14節の)マリノス戦に出て負けたんですけど、そこで兆候が変わったと。その後の新潟戦で彼が先制点を取って、3-1で勝ったと思います。それから試合に勝てるようになりました」 「要はハードワークするのをみんなが認識して、それをベースに、本来は普通の話なんですけど、ミスしても切り替えてすぐ行動を取れれば、どんなサッカーでもある程度戦えたりします。それが今、横浜FCや、湘南が上のチームと戦える要素になっていると思います。そこでサボったり、基本的なところを疎かにして、その上っ面の戦術的なことばかりだと難しいです」 「やっぱり根幹にある、走らないといけないとか、球際は戦わないといけないとか。まずはそれが先にあってから戦術の話。自分たちに迷いが生まれたときに足が止めたり、どうしたらいいんだろうではなく、アクションを取ろう、正解じゃなくても正解にしようとか、そういうのができるとまた流れが変わってくると思います」 <span style="font-weight:800">――試行錯誤が続くガンバ大阪ですが、今季のポジティブな要素はいかがでしょう。</span> 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