柏が今季初3連勝! ホーム徳島戦で呉屋2発、江坂、椎橋、仲間のゴールショー【明治安田J1第11節】

2021.04.24 18:45 Sat
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明治安田生命J1リーグ第11節の1試合が24日に三協フロンテア柏スタジアムで催され、ホームの柏レイソルが5-1で徳島ヴォルティスを撃破した。

2試合連続完封で今季初連勝中の15位柏は前節から1選手が入れ替わり、三丸の代わりに高橋峻希が先発。一方、先のルヴァンカップでヴィッセル神戸を下した勢いを持ち込みたい9位徳島は2選手を変更して、藤田譲瑠チマ、垣田がスタートからピッチに立った。
連敗阻止を狙い、敵地に乗り込んだ徳島だが、今季初の連勝で波に乗る柏が先にスコアを動かす。徳島のビルドアップに前線からプレスをかけた9分、江坂がボックス右深くでボールを奪取。呉屋がラストパスを左足ダイレクトで叩き込み、先取した。

幸先よくリードした柏は右CKのチャンスを獲得した27分、キッカーの神谷が右足アウトスウィングのクロスを上げると、中央で競り勝った江坂がヘディングシュートを決めて追加点。先制点の勢いそのままに徳島の突き放しに成功してみせる。

さらに、その3分後に左サイドの仲間がサイドチェンジを試みると、ボックス右の北爪が頭で折り返して、最後は中央に猛進した椎橋がヘディングシュート。攻撃の手を緩めずの柏が3連勝に向け、前半だけで3点のリードを手にして、試合を折り返す。
巻き返そうとハーフタイム明けからバトッキオ、浜下を投入した徳島だが、48分に右サイドの江坂が右足で低い弾道のクロスを出すと、ボックス右のスペースで反応した仲間がワントラップから浮いたボールを右足ボレー。柏が決定的な4得点目を奪う。

出鼻を挫かれた徳島は58分に田向、小西の交代カードを切るが、次のゴールも柏。64分、自陣右サイドからボールを持ち上がった北爪が最終ラインの間に陣取る呉屋にパス。そのまま抜け出した呉屋が右足シュートを決めて、大量リードを奪った。

一矢報いたい徳島は74分に細かなパスワークでの中央突破から宮代が椎橋のクリアしようとしたボールに詰め、1点を返すが、反撃もここまで。柏がベンチ入りのペドロ・ハウル、アンジェロッティの新戦力をデビューさせながら試合を終わらせた。

今季最多5発のゴールラッシュで徳島戦を快勝で飾った柏はこれで3連勝。今季最多5失点の大敗を喫した徳島は今季2度目の連敗となっている。

柏レイソル 5-1 徳島ヴォルティス
【柏】
呉屋大翔(前9、後19)
江坂任(前27)
椎橋慧也(前30)
仲間隼斗(後3)
【徳島】
宮代大聖(後29)
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