【ラ・リーガ注目プレビュー】首位アトレティコへの挑戦権懸けた今季2度目のエル・クラシコ!
2021.04.10 12:00 Sat
ラ・リーガ第30節、レアル・マドリーとバルセロナによるエル・クラシコが、日本時間10日28:00にアルフレド・ディ・ステファノでキックオフされる。アトレティコ・マドリー(勝ち点66)を追走する両雄による、首位チームへの挑戦権懸けた今季2度目の伝統の一戦だ。シーズン序盤、中盤はチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでの苦戦など、安定感を欠いた3位のマドリー(勝ち点63)。それでも、1月末のレバンテ戦の敗戦以降、フル稼働の中盤トリオ、絶好調のエースFWベンゼマに呼応するように若手の台頭や、バックアッパーに甘んじていた古株の奮闘によってチームとしての総合力を増し、目下公式戦12戦無敗(10勝2分け)と昨季終盤戦の安定感を取り戻している。そして、気づけば終盤戦に取りこぼしが目立ち始めたアトレティコとのポイント差を一気に縮め、逆転での連覇に向けて3ポイント差まで迫っている。
さらに、直近のCLでは優勝候補の一角に挙がるリバプールを相手にアウェイゴールこそ献上したものの、FWヴィニシウスの圧巻のドブレーテ、FWアセンシオの公式戦4試合連続ゴールによって3-1の完勝。ベスト4進出に王手をかけている。この完勝によって14日に控えるアンフィールドでの2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にしており、今回のクラシコに、より集中できる状態だ。休養十分の対戦相手に対してコンディション面の不利は否めないが、今シーズンの正念場となる連戦を良い形で乗り切るためにもうひと踏ん張りといきたい。
一方、スーペル・コパ決勝での敗退、CLラウンド16での早期敗退と一時はクーマン監督の進退問題も騒がしくなったバルセロナ。それでも、コパ・デル・レイでの劇的な決勝進出、直近のラ・リーガ6連勝によって首位アトレティコと1ポイント差の2位(勝ち点65)浮上と、ここに来て国内2冠達成に向けて好位置に付ける。また、マドリーと異なり、第35節にアトレティコとの直接対決を残しており、自力での逆転優勝の権利を有している。
今シーズンここまでは上位対決や接戦で勝ち切れない印象が強いものの、コパ・デル・レイでのグラナダ、セビージャ相手の劇的過ぎる勝ち上がりや、直近のバジャドリー戦でのFWデンベレの土壇場決勝点など、ここに来てチームとしての勝負強さを付け始めており、今回の一戦でも絶好調の宿敵を相手に勝負強さを発揮したい。
ちなみに、今回の一戦は当初、アントニオ・マテウ・ラオス氏が主審を務める予定だったが、筋肉系のケガによって急遽ヒル・マンサーノ氏に変更。マドリー担当試合は27勝4敗3分け、バルセロナ担当試合は16勝5敗6分けと、マドリーにとって相性が良い主審への変更が及ぼす影響にも注目だ。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ミリトン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFカルバハル、セルヒオ・ラモス、ヴァラン、FWアザール
出場停止者:なし
出場停止者はいない。長期離脱中のカルバハルとセルヒオ・ラモス、新型コロナウイルスに感染しているヴァランに加え、アザールが招集メンバー外となり欠場する。
システムに関しては[4-3-3]の継続が濃厚も、相手の3バックに合わせて[3-5-2]を採用する可能性もありそうだ。その場合、マルセロを左ウイングバックに置き、アセンシオ、ヴィニシウスのいずれかをベンチに置く形となる。
◆バルセロナ◆
【3-4-3】
▽バルセロナ予想スタメン

GK:テア・シュテーゲン
DF:ミンゲサ、F・デ・ヨング、ラングレ
MF:デスト、ブスケッツ、ペドリ、ジョルディ・アルバ
FW:メッシ、デンベレ、グリーズマン
負傷者:GKネト、MFコウチーニョ、FWアンス・ファティ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはコウチーニョ、アンス・ファティ、ネトの3選手が欠場となる。その一方で、負傷明けのピケとセルジ・ロベルトが遠征メンバー入りを果たしている。
システムに関しては併用する[3-4-3]、[4-3-3]の双方の可能性がある。ただ、CLのパリ・サンジェルマンとの2ndレグに近い戦い方を想定し、前者の採用を予想。スタメンに関しては負傷明けのピケの起用法に注目。アジリティの問題を考えればベンチスタートが濃厚だが、3バックの中央に置くか、デ・ヨングを中盤に上げて4バックの右センターバックで起用する可能性も考えられる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:MFルーカス・バスケス

マドリーの注目プレーヤーは今やラ・リーガ屈指の右サイドバックに進化を遂げたバスケス。ここ数シーズンは右ウイングのバックアッパーなど、便利屋としての扱いが続いたバスケスだが、今季はDFカルバハルの負傷や若手ウイングの伸び悩みの影響もあり、公式戦33試合2ゴール7アシストの数字を残すなど、復帰後キャリアハイのシーズンを送っている。
シーズン序盤こそ右サイドバックとしての守備時のポジショニング、周囲との連携に不安を感じさせたが、シーズン後半を迎えた現在は直近のリバプール戦でFWマネとDFロバートソンのコンビを封殺するなど、一線級のアタッカーと対峙しても全く問題なく守れている。さらに、攻撃面においてもFWアセンシオやFWベンゼマとの良好な関係性から正確なクロス、絶妙なフリーランで攻め手としても機能している。
前回対戦ではナチョの負傷を受け、前半終盤にスクランブル投入された中、攻守両面で圧巻のパフォーマンスを披露し、勝利の立役者の1人となっており、今季のビッグマッチで存在感が光る29歳には守備ではFWグリーズマン、DFジョルディ・アルバという難敵への対応。攻撃ではアセンシオとの連携で決定機に絡む仕事が期待される。
◆バルセロナ:MFフレンキー・デ・ヨング

バルセロナの注目プレーヤーはクーマンスタイルを体現する超万能型プレーヤー。バルセロナ加入2年目ながらそのプレー、リーダーシップでチームをけん引する23歳は、本職のインテリオール、ピボーテに加え、ここ最近ではセンターバックでも抜群の存在感を示している。
アヤックス仕込みの戦術理解度、テクニックに加え、驚異のアスリート能力まで有するコンプリートプレーヤーは、現チームの組み立てから繋ぎ、フィニッシュの局面まで絡む八面六臂の活躍を披露している。
現在は指揮官クーマンの現役時代を彷彿とさせるリベロとしてプレーしており、今回のクラシコにおいても守備面ではリスク管理、攻撃面ではビルドアップ、局面を変える攻め上がりが基本タスクとなる見込み。ただ、ビハインド時やリード時など刻々と変化を見せる試合展開の中で状況に応じた振る舞いができるオーガナイザーが試合の際を制する上で重要な役割を果たすはずだ。
さらに、直近のCLでは優勝候補の一角に挙がるリバプールを相手にアウェイゴールこそ献上したものの、FWヴィニシウスの圧巻のドブレーテ、FWアセンシオの公式戦4試合連続ゴールによって3-1の完勝。ベスト4進出に王手をかけている。この完勝によって14日に控えるアンフィールドでの2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にしており、今回のクラシコに、より集中できる状態だ。休養十分の対戦相手に対してコンディション面の不利は否めないが、今シーズンの正念場となる連戦を良い形で乗り切るためにもうひと踏ん張りといきたい。
今シーズンここまでは上位対決や接戦で勝ち切れない印象が強いものの、コパ・デル・レイでのグラナダ、セビージャ相手の劇的過ぎる勝ち上がりや、直近のバジャドリー戦でのFWデンベレの土壇場決勝点など、ここに来てチームとしての勝負強さを付け始めており、今回の一戦でも絶好調の宿敵を相手に勝負強さを発揮したい。
なお、昨年10月に行われたカンプ・ノウでの前回対戦では前半立ち上がりにMFバルベルデ、FWアンス・ファティと若手2選手がゴールを奪い合った中、後半半ばにDFセルヒオ・ラモスが決めた微妙なPKによるゴールでアウェイチームが勝ち越すと、これで流れを引き寄せたマドリーが試合終了間際にもMFモドリッチがダメ押しの3点目を奪い、昨季王者が貫録の3-1の勝利を収めている。
ちなみに、今回の一戦は当初、アントニオ・マテウ・ラオス氏が主審を務める予定だったが、筋肉系のケガによって急遽ヒル・マンサーノ氏に変更。マドリー担当試合は27勝4敗3分け、バルセロナ担当試合は16勝5敗6分けと、マドリーにとって相性が良い主審への変更が及ぼす影響にも注目だ。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ミリトン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFカルバハル、セルヒオ・ラモス、ヴァラン、FWアザール
出場停止者:なし
出場停止者はいない。長期離脱中のカルバハルとセルヒオ・ラモス、新型コロナウイルスに感染しているヴァランに加え、アザールが招集メンバー外となり欠場する。
システムに関しては[4-3-3]の継続が濃厚も、相手の3バックに合わせて[3-5-2]を採用する可能性もありそうだ。その場合、マルセロを左ウイングバックに置き、アセンシオ、ヴィニシウスのいずれかをベンチに置く形となる。
◆バルセロナ◆
【3-4-3】
▽バルセロナ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲン
DF:ミンゲサ、F・デ・ヨング、ラングレ
MF:デスト、ブスケッツ、ペドリ、ジョルディ・アルバ
FW:メッシ、デンベレ、グリーズマン
負傷者:GKネト、MFコウチーニョ、FWアンス・ファティ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはコウチーニョ、アンス・ファティ、ネトの3選手が欠場となる。その一方で、負傷明けのピケとセルジ・ロベルトが遠征メンバー入りを果たしている。
システムに関しては併用する[3-4-3]、[4-3-3]の双方の可能性がある。ただ、CLのパリ・サンジェルマンとの2ndレグに近い戦い方を想定し、前者の採用を予想。スタメンに関しては負傷明けのピケの起用法に注目。アジリティの問題を考えればベンチスタートが濃厚だが、3バックの中央に置くか、デ・ヨングを中盤に上げて4バックの右センターバックで起用する可能性も考えられる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:MFルーカス・バスケス

Getty Images
マドリーの注目プレーヤーは今やラ・リーガ屈指の右サイドバックに進化を遂げたバスケス。ここ数シーズンは右ウイングのバックアッパーなど、便利屋としての扱いが続いたバスケスだが、今季はDFカルバハルの負傷や若手ウイングの伸び悩みの影響もあり、公式戦33試合2ゴール7アシストの数字を残すなど、復帰後キャリアハイのシーズンを送っている。
シーズン序盤こそ右サイドバックとしての守備時のポジショニング、周囲との連携に不安を感じさせたが、シーズン後半を迎えた現在は直近のリバプール戦でFWマネとDFロバートソンのコンビを封殺するなど、一線級のアタッカーと対峙しても全く問題なく守れている。さらに、攻撃面においてもFWアセンシオやFWベンゼマとの良好な関係性から正確なクロス、絶妙なフリーランで攻め手としても機能している。
前回対戦ではナチョの負傷を受け、前半終盤にスクランブル投入された中、攻守両面で圧巻のパフォーマンスを披露し、勝利の立役者の1人となっており、今季のビッグマッチで存在感が光る29歳には守備ではFWグリーズマン、DFジョルディ・アルバという難敵への対応。攻撃ではアセンシオとの連携で決定機に絡む仕事が期待される。
◆バルセロナ:MFフレンキー・デ・ヨング

Getty Images
バルセロナの注目プレーヤーはクーマンスタイルを体現する超万能型プレーヤー。バルセロナ加入2年目ながらそのプレー、リーダーシップでチームをけん引する23歳は、本職のインテリオール、ピボーテに加え、ここ最近ではセンターバックでも抜群の存在感を示している。
アヤックス仕込みの戦術理解度、テクニックに加え、驚異のアスリート能力まで有するコンプリートプレーヤーは、現チームの組み立てから繋ぎ、フィニッシュの局面まで絡む八面六臂の活躍を披露している。
現在は指揮官クーマンの現役時代を彷彿とさせるリベロとしてプレーしており、今回のクラシコにおいても守備面ではリスク管理、攻撃面ではビルドアップ、局面を変える攻め上がりが基本タスクとなる見込み。ただ、ビハインド時やリード時など刻々と変化を見せる試合展開の中で状況に応じた振る舞いができるオーガナイザーが試合の際を制する上で重要な役割を果たすはずだ。
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「99%の希望を失った」スペインの名医がガビの負傷に言及「劇的な状況になってしまう」、原因は「選手の試合数」
スペインで最高の外傷学者の1人であるペドロ・ルイス・リポル氏が、重傷を負ったスペイン代表MFガビについて言及した。スペイン『カデナ・セール』が伝えた。 19日に行われたユーロ2024予選のジョージア代表戦に先発出場したガビは、20分過ぎに着地の際にヒザを捻りピッチに倒れ込むことに。すぐに大きなケガにも見える反応を見せ、そのまま交代していた。 重傷だとすぐにわかると、20日にバルセロナは右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷と診断されたことを発表。手術を受けることが決定していた。 今季絶望とも言われ、19歳のガビにとっては非常に大きなケガとなった中、チームメイトやライバルからもエールが送られていた。 そんな中、リポル氏は「カルーセル・カナーラ」の中でガビの負傷について言及している。 「ケガはもっと大きなものであるとも予想していた。彼のヒザが突然曲がった最初の動作を見た時、私は99%の希望を失った」 「全てが十字じん帯であることを示していた。私にとっては最初の動きで心が折れてしまった」 「関連するケガにもよる。半月板が関係していれば、予後は長くなる。半月板だけなら、7、8カ月だろう。半月板が断裂した場合は、19歳にとっては劇的な状況になってしまう」 結果として半月板に損傷はあったが、断裂までとはいかなかったが、それでも大きなケガとなった。 また、リポル氏はあまりにも多い試合数が原因だとコメント。試合数を減らす努力をすべきだと指摘している。 「全てのケガは、選手の試合数と関係している。走れば走るほど、プレーすればプレーするほど悪くなる。どのチームも勝ちたい。これは変わらない」 「やるべきことはルールとスケジュールを適応させることだ。現状に合わせて何かをしなければならない。サッカー選手がプレーする時間を分散させなければならない」 ガビは今シーズンの3カ月で21試合に出場。およそ4日に1回のペースで試合を行っており、移動も伴い、高いレベルでの試合をこなしている。 リポル氏はこうしたことが起きたことで、今一度考えるべきだとコメント。代表チームでポジションを確保するために無理をする可能性も指摘した。 「この数字はあまり合理的とは思えない。サッカー選手は多くの試合に出場することができるが、このような休みでは立ち止まって考え、解決策を探さなければならない」 「代表チームに参加すれば、“チップ”が変わってしまう。誰もがゼロからのスタートとなり、チームのようにメンバーが固定されていないからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】悲劇…ガビが自滅で右ヒザの重傷に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5zJRlKDxWQY";var video_start = 267;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.21 20:40 Tue2
デパイが自身のゴールパフォーマンスについて解説! 「何も感じず、何も見ず、集中している」
バルセロナのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、自身のゴールパフォーマンスを解説した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 デパイは昨季限りでリヨンとの契約が満了となり、今夏バルセロナにフリーで加入。ユーロ2020後に休暇を挟み、先月の19日に現地入りしていた。 その5日後に行われた24日のジローナとのプレシーズンマッチでは、途中出場から新天地デビュー。PKを決めて早くも初ゴールを記録すると、続く31日のシュツットガルトとの試合でもスーパーゴールを決め、開幕に向けて順調にコンディションを整えている。 そんなデパイといえば、ゴールを決めた後に目をつぶって人差し指で両耳を塞ぐポーズで有名。スペイン『TV3』のインタビューに答えた際に、その所作について説明した。 「世界に対して盲目で、耳が聞こえない状態になろうとしているんだ」 「基本的には集中した『トンネル・ビジョン』さ。何も感じず、何も見ず、集中している」 「人生においては、時にトンネル・ビジョンを持ち、本当に集中することが重要だと思う」 「そうすれば、雑念に邪魔されることなく最高の自分になれるんだよ」 トンネル・ビジョンとは、自身の望むこと以外は一切考慮しない姿勢のこと。良い意味でも悪い意味でも使われる言葉だが、デパイはこの状態に入ることでプレーに没入しているようだ。 2021.08.03 16:34 Tue3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4