試合中の人種差別を疑われたカディスDF、ラ・リーガは証拠なしと判断

2021.04.09 11:30 Fri
Getty Images
先日、試合中に選手から人種差別発言を受けたとして試合がボイコットされそうになった事件だが、進展があったようだ。事件は4日に行われたラ・リーガ第29節のカディスvsバレンシアで発生。1-1で迎えた30分、バレンシアのフランス人DFムクタル・ディアカビとカディスのDFフアン・カラが衝突。ディアカビが激怒し、カラから人種差別的な言葉を浴びせられたと主張。しかし、主審からイエローカードが提示されたディアカビは、そのままピッチを去ってしまった。

試合は30分間の中断を経て再開。ディアカビはそのままスタンドで試合を見守った一方で、カラは6日に「そんな事実はない」と真っ向から人種差別発言を否定していた。
この事件に関して、ラ・リーガが調査に動いているとされていたが、スペイン『ディアリオ・デ・カディス』によると、人種差別発言の証拠がなかったようだ。

ラ・リーガは、カディスとバレンシアの試合での音声に対してフィルタリングとクリーニングを専門とする企業の協力を仰いだとのこと。また、映像もチェックし、ジェスチャーや会話、読唇術を使うなどして調査したようだ。
スペイン『アス』によれば、その中で聞こえた表現は「たわごと」、「僕を放っておいて」、「申し訳ない。怒ってはいけない」だけだったとのこと。ディアカビに対する人種差別発言はなかったとされている。

バレンシアは人種差別を疑わず、クラブを上げてディアカビをサポートし、人種差別反対の映像を撮影。一方のカラは自ら記者会見でこの件について触れ、記者の質問に応え真っ向から否定していたが、今回の調査ではカラの主張が認められることとなった。

なお、今回のカラへの扱いに対してカディスは法的措置も視野に入れていたが、今回の件でバレンシアを訴えることはしないようだ。

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マドリーがバレンシアにホーム17年ぶり敗戦…相手守護神ママルダシュヴィリ躍動に苦しみ土壇場被弾【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第30節、レアル・マドリーvsバレンシアが5日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、アウェイのバレンシアが1-2で勝利した。 週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のアーセナル戦を控える2位のマドリーは、15位のバレンシアとのホームゲームでリーグ4連勝を目指した。リーグ前節のレガネス戦は3-2の勝利も、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグではレアル・ソシエダ相手に延長戦を制し決勝進出を決めたものの、90分では3-4と敗戦。心身ともに消耗を強いられた状態で臨んだ。 そのソシエダ戦からは先発6人を変更。軽傷を抱えるGKルニンに代えてこれがファーストチームデビューとなる19歳GKフラン・ゴンサレスを起用。ロドリゴやアセンシオ、カマヴィンガがベンチスタートとなり、ムバッペ、ブラヒム・ディアス、リュディガーらが復帰した。 ラ・レアル戦の疲労もあって、ややゆったりと試合に入ったマドリー。それでも、10分には快足を飛ばして背後へ抜け出したムバッペがDFタレガとボックス内で交錯。このプレーでPKを獲得した。だが、キッカーのヴィニシウスが右を狙って蹴ったシュートはコースが甘く、GKママルダシュヴィリに完璧な読みではじき出された。 ヴィニシウスの痛恨のPK失敗で先制のチャンスを逃すと、したたかなバレンシアが直後にゴールをこじ開ける。15分、右CKの場面でキッカーのアウメイダが浮き球のボールをボックス中央へ蹴り込むと、ボックス外から勢いを持って走り込んだディアカビが打点の高いヘディングシュートをゴール右に叩き込んだ。 PK失敗に先制点献上と最悪な入りとなったエル・ブランコ。21分にはボックス内での混戦からバレンシアの連携ミスでディアカビが自軍ゴールにボールを蹴り込んでオウンゴールかに思われたが、ここは起点となったムバッペのプレーでオフサイドを取られてラッキーな同点ゴールとはならず。 前半半ばから終盤にかけては完全にホームチームが主導権を握って攻め立てる。ムバッペのボックス付近での再三の仕掛けからのシュート、42分にはベリンガムが圧巻の中央突破でボックス内まで持ち込んでバランスを崩しながらも右足シュートを放つが、いずれのシュートも相手の好守や枠を捉え切れず。前半のうちに追いつくことはできなかった。 それでも、攻勢を仕掛けた後半立ち上がりの50分にはモドリッチの左CKをニアでベリンガムが頭でフリックすると、ファーに詰めたヴィニシウスが名誉挽回のゴールで早々にスコアをタイに戻した。 さらに、57分にはブラヒム・ディアスを下げてロドリゴを投入し攻勢を強めると、ムバッペやロドリゴのシュートで相手ゴールに迫る。さらに、70分にはボックス内でヴィニシウス、バルベルデに連続決定機も、ここはGKママルダシュヴィリの圧巻のセーブに阻まれた。 その後、77分にはエンドリッキ、カマヴィンガ、アラバの3枚替え、85分にはギュレルも投入して前がかるホームチーム。以降もムバッペやロドリゴが決定的な場面に絡むが、ディフェンスラインの高い集中に加えて、ジョージア代表GKの再三の好守に手を焼いて時間だけが過ぎていく。 すると、後半アディショナルタイムには前がかった背後を完璧に突かれると、右サイド深くに抜け出したラファ・ミルからの折り返しをゴール前に走り込んだウーゴ・ドゥーロに頭で流し込まれ、勝ち越しゴールを奪われた。 その後、前線に攻め残ったリュディガーの決定機もGKママルダシュヴィリに阻まれたマドリーは、2008年以来となるベルナベウでの対バレンシア戦敗戦となり、リーグ優勝争いにおいて痛恨の黒星となった。 レアル・マドリー 1-2 バレンシア 【レアル・マドリー】 ヴィニシウス・ジュニオール(後5) 【バレンシア】 ムクタル・ディアカビ(前15) ウーゴ・ドゥロ(後50) 2025.04.06 01:52 Sun

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選手が人種差別的侮辱、被害訴えラ・リーガ初の試合中断…バレンシアが声明を発表

スペインで悲しい人種差別が起こってしまった。 事件は4日に行われたラ・リーガ第29節のカディスvsバレンシアで発生。1-1で迎えた30分、バレンシアのフランス人DFムクタル・ディアカビがカディスのDFフアン・カラと衝突。その際に激しい反応を見せていた。 主審のデイビッド・メディー・ヒメネス氏に対して猛抗議を続けるディアカビは、カラから人種差別的な言葉を浴びせられたと主張。しかし、主審は抗議を続けたディアカビにイエローカードが提示されたが、この判定に怒りを見せると、ディアカビを含めたバレンシアの選手たちがピッチを勝手に去る事態が起きていた。 試合は30分間中断していたが、このままでは勝ち点が没収される可能性もある上、ディアカビがピッチに戻ることを促した結果、選手たちは再びピッチに立ち試合を再開していた。ディアカビはそのまま交代し、スタンドで試合を観戦することとなった。 なお、ラ・リーガでは人種差別が告発されての試合中断は初の事例となったとのことだ。 今回の件についてバレンシアは声明を発表。10のポイントを挙げて抗議した。 1.ムクタル・ディアカビは今、サッカーにおける人種差別のもう1つの犠牲者となった 2.堪え難い人種背別的な侮辱を受けた後も、抗議するためにイエローカードを受け取った 3.ディアカビがチームメイトから受けたサポートと、ピッチから一斉に立ち去るという決断を誇りに思う 4.この出来事が調査されることを信じている 5.残念ながら、処分は下されなかった 6.クラブは、選手にピッチに戻るように促したことはありません。主審はスタジアム戻らないことの潜在的な結果を選手へ伝えた。人種差別主義者の侮辱と、ディアカビへのイエローカードの後にペナルティの脅威の下でプレーすることを余儀なくされた選手は、フィールドに戻ることにした 7.ディアカビはチームメイトにピッチに戻って戦うように依頼した。彼のチームメイトは、彼の意志を尊重した 8.今日起こったことは、サッカーにおいては2度と起こらないはずだ 9.バレンシアは人種差別に反対しており、ムクタル・ディアカビを完全にサポートする。今日は我々にとって悲しい日だ 10.今日我々が失ったものは、試合ではなく、経緯とフットボール、スポーツの精神を失ったことだ <span class="paragraph-title">【写真】人種差別を受けてピッチを去りスタンドで見守るディアカビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CNQTKcYH9el/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="13" style=" background:#FFF; 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10人のバルセロナが格下カディスと辛くもドロー…守護神の好守に救われるもクーマン体制終焉近づく…《ラ・リーガ》

ラ・リーガ第6節、カディスvsバルセロナが23日にエスタディオ・ラモン・デ・カランサで行われ、0-0のドローに終わった。 1試合未消化ながら首位と5ポイント差のバルセロナは、カディスとのアウェイゲームで公式戦3試合ぶりの勝利を目指した。マンデーナイト開催となったグラナダ戦ではピケとアラウホの2センターバックをルーク・デ・ヨングと共にパワープレー要員として参加させる終盤の力業で、辛くもホームで勝ち点1を拾ったが、クーマン監督に対する風当たりはさらに強くなっている。 そういった中、前日会見で短い声明を読み上げ、質疑応答を拒否した崖っぷちのオランダ人指揮官は、必勝が求められるアウェイゲームに向けて先発4人を変更。負傷のアレックス・バルデに替えてミンゲサを起用したほか、エリック・ガルシア、コウチーニョ、セルジ・ロベルトに替えて、ピケとL・デ・ヨング、プリメーラ初スタメンとなるガビを起用した。 戦前の予想通り、アウェイのバルセロナがボールを握り、ホームのカディスが堅守速攻で応戦する構図で試合が進んでいく。 70%を超えるボール支配率を記録したバルセロナだったが、[4-4-2]のコンパクトな守備ブロックを敷く相手に対して、なかなか攻撃のスイッチを入れるパスが入らず、“ボールを持たされる”展開に。 そうなると、左ウイングに入るデパイの個での打開、L・デ・ヨングの空中戦に期待が懸かったものの、相手の集中した守備にうまく潰されてしまい、攻撃が著しく停滞した。 それでも、相手の要所で見せる果敢なカウンターアタックに対しては、ディフェンスリーダーのピケを中心に危なげなく対応。相手にシュートを1本も打たせずに試合を折り返した。 互いに決定機ゼロという見どころを欠いた前半45分を経て、試合はイーブンの状況のまま後半に突入。バルセロナはデミルを下げて後半開始からセルジ・ロベルトを右ウイングバックに配置した。 だが、キックオフ直後にはアグレッシブに入ったカディスの圧力に晒されてボックス手前のネグレドにゴール左上隅を捉えたシュートを打たれるが、これは守護神テア・シュテーゲンのビッグセーブで凌いだ。 前節のグラナダ戦のように相手のファーストシュートでゴールを割られずにすんだバルセロナは、ここから反撃を開始。50分には右サイドに流れたL・デ・ヨングからの絶妙なグラウンダーのクロスを、ファーに走り込んだデパイが左足ダイレクトで狙うが、ここはシュートをうまくミートできず。続く52分にはペナルティアーク付近で右から内へ切り込んだデパイが相手DFの股間を抜く左足のシュートを放つが、枠の左隅を捉えたシュートはGKレデスマの好守に阻まれた。 序盤の攻防を経て試合は前半同様に膠着状態に陥っていく。そういった流れの中でバルセロナに痛恨のアクシデントが発生。65分、直前に1枚イエローカードをもらっていたフレンキー・デ・ヨングが自身のボールコントロールのミスをリカバリーしようとした際に、相手のエスピノに不可抗力ながらも足裏を見せたタックルを見舞い、2枚目のカードをもらった退場となった。 この退場で窮地に追い込まれたクーマン監督はL・デ・ヨング、ガビを続けてベンチに下げてコウチーニョとニコ・ゴンサレスを投入。最前線にデパイを置く[4-4-1]の布陣に変更した。 格下相手に勝ち点3を持ち帰りたいものの、数的不利を撥ね返すほどのパワーを出せないバルセロナは、80分にデストを下げてリキ・プッチを投入。だが、そのリキ・プッチがファーストプレーでいきなりボールを失い、中央を持ち上がったエスピノからボックス右へ走り込むサルビは決定的なスルーパスを通される。だが、この絶体絶命のピンチはGKテア・シュテーゲンが完璧な飛び出しとコース取りで防ぎチームを救った。 守護神の2つのビッグセーブに報いたい攻撃陣は試合終盤に何とか見せ場を作る。90分、ボックス手前で得たFKの場面でリキ・プッチが横にずらしたボールを名手コウチーニョが狙うも枠を大きく外す。さらに、93分にはカウンターから攻撃参加を見せたピケの絶妙なスルーパスに反応したデパイがボックス右からファーポストを狙った右足のシュートを放つが、これは枠の左に外れた。 その後、不可解な形でピッチに2つ目のボールが入ったところをブスケッツが外に蹴り出したプレーに対して、イエローカードとカディスにFKが与えられたことを受け、猛抗議のクーマン監督が退席処分に。さらに、このセットプレーの流れからアラルコンにボックス内でシュートを打たれるが、これはGKテア・シュテーゲンのセーブで何とか凌いだ。 そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、10人のバルセロナは前節のグラナダ戦に続き、格下相手にドローに持ち込むことが精いっぱいだった。これで公式戦3試合未勝利のブラウグラナは、指揮官更迭待ったなしの状況となった。 2021.09.24 07:03 Fri
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カディス退団ネグレドが2部バジャドリーに加入

レアル・バジャドリーは8日、カディスを退団した元スペイン代表FWアルバロ・ネグレド(38)の加入を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 セビージャやマンチェスター・シティ、バレンシア、ベシクタシュなど国内外の名門を渡り歩いたストライカーは、2020年夏にカディスへ加入。 加入2シーズンはカディスの得点源として1部残留に貢献。ただ、昨シーズンは21試合1ゴールと思うような数字を残せず。さらに、今シーズンはリーグ戦7試合ですべて後半終盤の短いプレータイムとなったなか、無得点に終わっていた。 そして、今月1日に今シーズン終了までとなっていたカディスとの現行契約を解消し、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で5位に位置するバジャドリー加入を決断した。 2024.02.08 22:39 Thu

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