モウリーニョ、古巣マドリーの逸材DFの獲得希望か?

2021.03.30 22:56 Tue
Getty Images
トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が古巣レアル・マドリーの逸材DFの獲得を希望しているようだ。スペイン『Defensa Central』が報じている。

来シーズンに向けて最終ラインの補強を目指すモウリーニョ監督は、レアル・マドリー・カスティージャで印象的な活躍を見せるU-19スペイン代表DFミゲル・グティエレス(19)に強い関心を示しているようだ。

9歳からマドリーのカンテラに在籍するミゲルは左サイドバックとセンターバックを主戦場とする180cmの左利きのDF。高い身体能力に加え、足元の技術にも長けた総合力の高いDFで、2019-20シーズンのUEFAユースリーグでは優勝に大きく貢献。そして、今シーズンに昇格したカスティージャでは左サイドバックのレギュラーとして12試合に出場している。
また、スペインの世代別代表の常連は控えという位置づけながら、2019年のU-19欧州選手権の優勝メンバーに名を連ねている。

なお、モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドを率いた時代にも関心を示したミゲルは、マドリーと2024年までの契約を結んでいる。

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飛んできたのは“豚の頭”、19年前のエル・クラシコを覚えているか?

ピッチに投げ入れられた最も衝撃的なものはなんだろうか。 21日に行われたリーグ・アン第14節のリヨンvsマルセイユでは、スタンドから中身が入った状態のペットボトルが投げ入れられた。これがMFディミトリ・パイエの左耳付近を直撃し、パイエは頭を押さえながら倒れ込んでしまう。試合は一時中断を経て、中止にまで追いやられる事態となっていた。 19年前のエル・クラシコ、2002年11月23日に行われたカンプ・ノウでのバルセロナvsレアル・マドリーの一戦では、豚の頭がピッチに投げ入れられたのを覚えているだろうか。 元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは2000年夏にバルセロナからレアル・マドリーへという禁断の移籍を決行。バルセロナのファンからは猛烈な反感を買っていた。前述のクラシコで、マドリーの一員としてカンプ・ノウに足を踏み入れたフィーゴに対してはブーイングの嵐。ライターやコインなども投げ入れられた。 その中でも異色だったのが豚の頭だ。CKでボールをセットした際に、あるバルセロナのファンがフィーゴに向かってそれを投擲。当たりはしなかったものの、様々な意味で衝撃を与えたことは間違いなかった。 当時のクラシコは一時中断こそしたものの、試合は継続。ゴールレスに終わっている。何事もなかったために、笑い話として語れるものの、ケガにつながっていれば大きな問題に発展していたことは間違いないだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】ピッチに投げ入れられた豚の頭</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On this day in 2002, Barcelona fans threw a pig&#39;s head at Luis Figo before he took his corner at the Camp Nou <br><br>Figo left Barca for Real Madrid two years earlier. <a href="https://t.co/j3ZgOQ85dW">pic.twitter.com/j3ZgOQ85dW</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1463119883055599616?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.24 22:10 Wed

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