日々“若返る”39歳イブラがチームのバウンスバック、契約延長問題、代表返り咲きに言及

2021.03.22 13:45 Mon
Getty Images
ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがバウンスバックに満足感を示した。
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ミランは21日に行われたセリエA第28節でフィオレンティーナとのアウェイ戦に臨み、3-2で勝利。1-1で迎えた後半の立ち上がりに勝ち越しを許したが、DFブラヒム・ディアス、MFハカン・チャルハノールの連続ゴールで見事にシーソーゲームを制した。
マンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグで敗れ、敗退決定直後のゲームで公式戦4試合ぶりの勝利を手にしたミラン。9分に先制ゴールを記録したイブラヒモビッチも試合後、イタリア『スカイ』で久々の勝利を喜んだ。

「マンチェスター・ユナイテッドに負けた後、こうして勝つのがすごく自大事だった。今の俺らはスクデットを争っている。スピリットとメンタリティを持って、何が何でも勝ちたいと思っていたんだ。1-2で負けているなかで、自分たちのキャラクターを示すことができた。この調子を続けないとね。俺個人としても、ピッチ内外のあらゆる面で助けになっていきたい」

39歳という年齢ながら今も大きな影響力を誇るスウェーデン人ストライカーはまた、「自分の年齢についての話は気が向かないが、ベンジャミン・バトンのような気分。日を追うごとに若さを感じる」と述べると、契約が今季最終年の去就にも触れた。
「俺は(テクニカルディレクターのパオロ・)マルディーニからプレッシャーをかけられ、新たな契約を結ぶのに相応しいことを証明していかなければならないんだ。冗談はさておき、すべてがコントロールされている。俺らの間に素晴らしい関係が築かれていて、よくコミュニケーションも取っている。どうなるかはわからないが、急いでもいない」

そして、今月の代表ウィークで実に約5年ぶりのスウェーデン代表返り咲きを果たした件にも言及。現役を続けられている日々が自身の望むものだというイブラヒモビッチだが、包み隠くことなく、電撃的な代表復帰に対する喜びの心境も明かしている。

「俺の願いはプレーを続けて幸せであること。あとはおまけさ。代表チームは自分にとって、ボーナスのようなもので、5年ぶりに返り咲けて光栄だ。(スウェーデン代表監督のヤンネ・)アンデションは俺の家とミラネッロに2回も会いに来てくれた。そこで話し合ってから、招集のレターが届いたんだ」

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