PSVの逸材MFイハッターレンがクラブと関係悪化…ライオラは今夏の移籍示唆
2021.03.03 01:18 Wed
PSVに所属するオランダ代表MFモハメド・イハッターレン(19)がクラブとの関係悪化によって今夏の退団の可能性が浮上している。オランダ『Eindhovens Dagblad』が報じている。
同試合では指揮官を中心にベスト16進出に向けてチームの結束を高めようとしていたこともあり、ドイツ人指揮官は同選手のこの行動に憤り、直近のアヤックスとのデ・クラシケルでは懲戒処分としてメンバーから外していた。
また、シュミット監督はイハッターレンへの処分がクラブ、その他の選手たちの全面的な支持を得た末のものであると説明していた。
「しかし、それは一方通行ではダメだ。それでは人を変えることはできない」
「彼自身が変わろうという意思を持って取り組めば、彼にはチャンスがある。だが、そうでなければ、彼にはチャンスがない」
なお、シュミット監督によると、自身を含めてクラブは2019年に最愛の父を亡くすなどプライベートな問題を抱えるイハッターレンに対して、何度も手を差し伸べてきたという。
しかし、同選手は完全に自身の殻に閉じこもり、練習中に周囲との衝突を起こしたり、スポンサー関連のイベントを無断で欠席したり、ウエイトオーバーなど、プロフェッショナルとして相応しくない行動が目に付いていた。
一方、この主張に異を唱えるのが、イハッターレンの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏だ。同氏はクラブの主張が誤ったものであり、自身の顧客が不当な扱いを受けていると反論している。
「(PSVの前述の主張は)正しくないものだ。それはでっち上げられた嘘だ。その理由として他のプレーヤーたちはクラブの決定を支持していない。あくまでクラブが独断で決定したことだ。他のプレーヤーたちは意見さえも聞かれていなかった」
「こういったことが起これば、プレーヤーとクラブがこれ以上対立することなく、今後もうまくやっていくことは難しい」
なお、PSVとライオラ氏の主張のいずれが正しいかは現時点で不明だが、両者の関係悪化は明白だ。現行契約は2022年までとなっており、今夏にイハッターレンが新天地を求める可能性は高いかもしれない。
PR
PSV生え抜きの攻撃的MFは卓越したボールスキル、視野の広さ、高精度の左足を武器に16歳でトップチームデビューを飾った逸材。今シーズンもここまで公式戦25試合に出場し、2ゴール1アシストの数字を残している。オランダ『Algemeen Dagblad』によると、イハッターレンは先日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のオリンピアコス戦でスタメンを外れた際、ロジャー・シュミット監督やチームメイトの前で悪態を付いていたという。また、シュミット監督はイハッターレンへの処分がクラブ、その他の選手たちの全面的な支持を得た末のものであると説明していた。
「我々全員が、彼を助けたいと思っているし、サポートを申し出ている」
「しかし、それは一方通行ではダメだ。それでは人を変えることはできない」
「彼自身が変わろうという意思を持って取り組めば、彼にはチャンスがある。だが、そうでなければ、彼にはチャンスがない」
なお、シュミット監督によると、自身を含めてクラブは2019年に最愛の父を亡くすなどプライベートな問題を抱えるイハッターレンに対して、何度も手を差し伸べてきたという。
しかし、同選手は完全に自身の殻に閉じこもり、練習中に周囲との衝突を起こしたり、スポンサー関連のイベントを無断で欠席したり、ウエイトオーバーなど、プロフェッショナルとして相応しくない行動が目に付いていた。
一方、この主張に異を唱えるのが、イハッターレンの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏だ。同氏はクラブの主張が誤ったものであり、自身の顧客が不当な扱いを受けていると反論している。
「(PSVの前述の主張は)正しくないものだ。それはでっち上げられた嘘だ。その理由として他のプレーヤーたちはクラブの決定を支持していない。あくまでクラブが独断で決定したことだ。他のプレーヤーたちは意見さえも聞かれていなかった」
「こういったことが起これば、プレーヤーとクラブがこれ以上対立することなく、今後もうまくやっていくことは難しい」
なお、PSVとライオラ氏の主張のいずれが正しいかは現時点で不明だが、両者の関係悪化は明白だ。現行契約は2022年までとなっており、今夏にイハッターレンが新天地を求める可能性は高いかもしれない。
PR
モハメド・イハッターレンの関連記事
PSVの関連記事
記事をさがす
|
モハメド・イハッターレンの人気記事ランキング
1
ユーベ退団イハッターレンの新天地はトルコに…昨季2部優勝のサムスンスポルへ加入
ユベントスを退団したオランダ人MFモハメド・イハッターレン(21)の新天地がトルコのサムスンスポルに決定した。 サムスンスポルは3日、イハッターレンが2027年6月30日までの4年契約で加入したことを発表した。 2020年9月にオランダ代表招集歴のあるイハッターレンは2021年夏にPSVからユベントスに4年契約で加入。ただ、ユベントスでプレーすることはなく、これまでサンプドリアやアヤックスにレンタル移籍していた。 しかし10代の頃に最愛の父を亡くし、それ以降メンタルに問題を抱えているとされ、様々な問題を起こしている。サンプドリアでは無断帰国、行方不明騒動を起こし、昨年11月には元ガールフレンドへの脅迫容疑で逮捕。さらに2月には同じ女性への暴行容疑により、オランダ国内で再逮捕されていた。 その後、先月末にユベントスとの契約を解除し、フリーの状態となっていたかつての神童はトルコで再起を図ることになった。 なお、昨シーズンのTFF1.リグ(トルコ2部)を優勝したサムスンスポルは、2011-12シーズン以来のスュペル・リグでの戦いとなる。 ちなみに同クラブには昨シーズンまでウニオン・ベルリンに在籍したオランダ人DFリック・ファン・ドロンゲレン、かつてザスパクサツ群馬やアルビレックス新潟でプレーしたブラジル人FWドウグラス・タンキ、元モロッコ代表MFユセフ・アイ・ベナセルらが在籍している。 2023.08.03 14:49 Thu2
再三問題行為で契約解除続く“悪童”が母国RKCヴァールヴァイクに加入
RKCヴァールヴァイクは19日、元オランダ代表MFモハメド・イハッターレン(22)の加入を発表した。背番号は「52」に決定。契約期間は1年の延長オプションが付帯する1年契約となる。 18歳でオランダ代表初招集、19歳でPSVからユベントスへ引き抜かれた才能の持ち主だが、行方不明騒動にマフィアとの黒い関係、同じ女性への暴行容疑で2度の逮捕(2度目は嫌疑不十分)などなど、トラブルは数えきれず。 辛抱強く“更生”を期待してくれたユベントスに見限られて昨夏で契約解除、すぐに手を差し伸べてくれたトルコ1部のサムスンスポルに対しては、加入リリース後に条件変更を求めて即日契約解除。ユベントスからアヤックスへレンタル移籍していた2022年4月を最後に、2年近くピッチにも立っていない。 その後、昨年12月にはチェコの名門スラビア・プラハへ加入。だが、3月上旬から練習態度などを巡って首脳陣を怒らせているとの報道が出始め、4月1日付けで契約解除となっていた。 そんななか、ほぼラストチャンスに近い形で母国クラブへの加入が決まった22歳MFはクラブ公式サイトを通じて以下のコメントを残している。 「RKCヴァールヴァイクが僕に再びフットボーラーとして活躍し、最も好きなことに集中する機会を与えてくれたことに感謝している。クラブ首脳陣との会話は、自分が求めていた温かい気持ちを与えてくれた。だからこそ、グループに加わり、今シーズンもエールディビジに残留できるようクラブに貢献することを楽しみにしているよ」 なお、大きなリスクを承知で悪童を迎え入れることになったRKCは、エールディビジ開幕から5戦全敗の最下位に沈んでいる。 2024.09.20 07:00 FriPSVの人気記事ランキング
1
「自分に対して正直ではなかった」…元バルサのデストがチャビ前監督の不誠実な対応を批判
PSVのアメリカ代表DFセルジーニョ・デストが、バルセロナ時代に指導を受けたチャビ・エルナンデス前監督への不満を露わにした。 アヤックスでの活躍が認められ、2020年夏にバルセロナへステップアップしたデスト。ロナルド・クーマン体制では出場機会を与えられたが、2021年に新指揮官に就任したチャビ監督の下でキャリアが暗点。 加入2年目はケガに悩まされると、2022-23シーズンはミランへレンタル移籍。さらに、ローンバックした2023-24シーズンも戦力には含まれておらず、PSVへレンタル先を変更。今年4月にヒザの前十字じん帯断裂の重傷を負ったが、それ以前のパフォーマンスが評価されて完全移籍で買い取られることになった。 現在は懸命なリハビリに励み、今シーズン中の復帰を目指すアメリカ代表DFは、スペイン『スポルト』でバルセロナ時代を回想。 自身の力を証明するチャンスを与えると約束しながらも、それを反故にしたチャビ監督の不誠実な対応への憤りを語った。 「(バルセロナ移籍を)後悔しているとは言わないよ。結末は自分次第ではないからね。でも、チャビと一緒にいると必要なチャンスがなかったと感じているよ」 「限界の中でプレーしなければならないと感じたし、自分らしくいられないと感じた。攻撃に参加したかった。それが自分の最大の強みだからね。でも、彼は前に出ないように指示してきた」 「彼は自分に対して正直ではなかったと思う。何度か会話をしたけど、彼は自分にひとつのことを話したけど、その後、彼が本当に真実を言ったのか疑問に思った」 「(2023年の)夏、休暇に行く前に、彼は僕にこう言った。『君を頼りにしている。マスコミの書くことは読むな』とね。だけど、僕が休暇から戻るとすぐに、彼はこう言った。『君は出て行かなければならない』」 また、「到着した時は調子が良かった」と加入直後は順調な滑り出しを見せたものの、当時のスカッド事情や自身のプレースタイルとのかみ合わせの部分で徐々に個性を失い、葛藤を抱えながらのプレーを強いられたとも振り返る。 「個人レベルではうまくいった。でも結局、僕はここに来たばかりで、チームメイトは自分のことを知らなかった」 「僕のスタイルはボールでリスクを取ることなのに、違うプレーをするように言われた。それで自分の決断に自信が持てなくなって、自分らしくいるべきか、スタイルを変えるべきか迷うようになった。その迷いがパフォーマンスに悪影響を及ぼした気がするよ」 キャリアで初の挫折を経験したバルセロナでのほろ苦い経験に触れたデストだが、PSV移籍をきっかけにキャリアを再生。将来的には再びよりレベルが高いヨーロッパのトップリーグに再挑戦したいとポジティブな姿勢も見せた。 「PSVにいられて本当に幸せだし、感謝している。でも自分は野心的で、もちろんヨーロッパの5大リーグのひとつでまたプレーしたい」 「自分には十分な力があると思う。努力と一貫性があれば、間違いなく達成できると思う。何が起こるかわからないけど、将来的にはラ・リーガに戻りたいね」 2024.10.15 08:30 Tue2
メキシコ代表歴代最多182キャップ…38歳グアルダードが今週末での現役引退を発表「感謝と誇りをもって去る」
元メキシコ代表MFアンドレス・グアルダード(38)が現役引退を発表した。 デポルティボ・ラ・コルーニャに始まり、バレンシア、レバークーゼン、PSV、レアル・ベティスと欧州クラブを渡り歩いたグアルダード。豊富な運動量で縁の下の力持ちとなるMFだ。 メキシコ代表は2005年に19歳でデビューし、W杯は2006年、2010年、2014年、2018年、2022年と5大会連続で出場。通算「182」キャップは同国歴代最多である。 現在はメキシコ1部・リーガMXのクラブ・レオンに所属するなか、38歳の今なおフル出場する試合多数。ただ、この度自らのSNSを更新し、今週末のリーグ戦を最後にスパイクを脱ぐと公表した。 「これまで達成できたこと、そして夢を実現できたことに感謝と大きな誇りを持って、ここを去る。グアダラハラ、デポルティボ、バレンシア、レバークーゼン、PSV、ベティス…これまでの全クラブにも感謝したい。応援してくれたみなさんにも感謝しているよ!」 2024.11.08 19:10 Fri3
昨季バルサでプレーのL・デ・ヨング、自身の選択に後悔なし「誇りをもってキャリアを振り返れる」
PSVのオランダ代表FWルーク・デ・ヨングが、昨シーズンまで所属したバルセロナでの日々を振り返った。スペイン『アス』が伝えている。 昨夏にセビージャからバルセロナへ買い取りオプション付きのレンタルで加入したL・デ・ヨング。同胞であるロナルド・クーマン前監督の熱望によって実現した移籍だったが、ファンやメディアからは実力を疑問視する声もあった。 実際、序盤はパフォーマンスが安定せず批判を浴びる時期もあったが、昨年11月にチャビ・エルナンデス監督が就任すると徐々にスーパーサブとしての地位を確立。昨季公式戦29試合に出場して7ゴール1アシストと、まずまずの成績を残した。 しかし、財政難に陥っていたバルセロナはL・デ・ヨングの買い取りオプションを行使せず。シーズン終了後セビージャに帰還したL・デ・ヨングは、2日にPSVへの完全移籍が公式発表されている。 オランダ『De Gelderlander』のインタビューに応じたL・デ・ヨングは、セビージャ時代も含めスペインでの挑戦に後悔はなかったと強調。選手として、確かな足跡を残せたとキャリアを誇った。 「僕はバルセロナの選手だった。一時は、満員のカンプ・ノウで僕の名前が叫ばれたこともあったんだ。セビージャ時代にはヨーロッパリーグ優勝も果たせたし、決勝では2ゴールを決められた。だから、誇りをもってキャリアを振り返れるよ」 「バルセロナではタイトルを獲得できなかったけど、他の部分での満足感があった。退団したときには、監督やチームメイトだけでなく、役員も含めたクラブ全体からたくさんの素敵なリアクションを貰えたしね。僕の日頃の振る舞いに感謝していると言ってもらえた」 「バルセロナが健全な状態だったら、もう1年いられたか? それはわからない。シーズン終了後、僕たちはクラブに『状況はどう?』と尋ねた。僕はクラブで優先される選手ではなく、それは理解していたよ。そして、僕は自分の道を選んだんだ。バルセロナが健全ならもう1シーズンはプレーできたかもしれないが、それでもPSVを選んだ可能性はある」 「2019年にスペインにわたったときは、多くの懐疑的な意見があった。でも、僕はより成熟した選手となり、どのチームにとっても重要な存在になれると示せたと思う。どんなレベルの試合でも、たとえそれが試合終盤の途中交代であったとしてもね」 2022.07.06 18:05 Wed4
荻原拓也が先発のディナモ・ザグレブ、シュピキッチ&クレノビッチの2発で4発快勝! ジローナに快勝のPSVが初勝利【CL】
ディナモ・ザグレブは5日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でスロバン・ブラチスラヴァとのアウェイ戦に臨み、4-1で快勝した。ザグレブのDF荻原拓也は75分までプレーしている。 前節ザルツブルク戦を制して初勝利を挙げたザグレブは、ザルツブルク戦でスタメンに戻った荻原が引き続き左サイドバックで先発となった。 3連敗スタートのスロバン・ブラチスラヴァに対し、ザグレブは開始5分に失点。ロングカウンターを受けた流れから最後はストレレツに蹴り込まれた。それでも10分に追いつく。ボックス右に切れ込んだシュピキッチがシュートを決めきった。 同点後、ポゼッションしたザグレブは26分に荻原がPKを献上しかけるも、VARの末ノーファウル判定で助かった。すると30分に逆転。左サイドからのピアツァのクロスにシュピキッチが頭で合わせた。 ハーフタイムにかけては自陣に引いてブラチスラヴァの攻撃を受け止めたザグレブが2-1とリードしたまま前半を終えた。 そして迎えた後半、54分に決定的な3点目。左サイドを持ち上がったピアツァがクロスを送ると、DFにディフレクトしたボールがファーサイドに流れクレノビッチが押し込んだ。 さらに72分、クレノビッチがこの試合2点目を決めて勝負あり。その後、荻原がピッチを後にした中、4-1のまま快勝としたザグレブが2連勝としている。 また、同日行われたPSVvsジローナはホームのPSVが4-0の快勝を収めた。 エールディビジで首位を快走するPSVは、ラ・リーガでボトムハーフに沈む相手に対して終始主導権を掌握。フラミンゴの先制点を皮切りに、着実にゴールを重ねた。そして、4戦目にして待望の今季CL初勝利を挙げている。 スロバン・ブラチスラヴァ 1-4 ディナモ・ザグレブ 【スロバン・ブラチスラヴァ】 ダビド・ストレレツ(前5) 【ディナモ・ザグレブ】 ダリオ・シュピキッチ(前10) ダリオ・シュピキッチ(前30) サンドロ・クレノビッチ(後9) サンドロ・クレノビッチ(後27) PSV 4-0 ジローナ 【PSV】 ライアン・フラミンゴ(前16) マリク・ティルマン(前33) ヨハン・バカヨコ(後38) オウンゴール(後43) 2024.11.06 04:55 Wed5