INAC神戸のなでしこDF鮫島彩、DF仲田歩夢、GKスタンボー華が大宮アルディージャVENTUSに完全移籍

2021.01.13 13:27 Wed
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Getty Images
大宮アルディージャVENTUSは13日、INAC神戸レオネッサからなでしこジャパンDF鮫島彩(33)、DF仲田歩夢(27)、GKスタンボー華(22)が完全移籍で加入することを発表した。

今年9月に始まる女子プロサッカーリーグのWEリーグに向けて、女子チームを発足した大宮。チーム名も決定した中、大型補強を敢行した。

鮫島はベガルタ仙台レディースでもプレーした他、フランスのモンペリエでもプレー経験があり、なでしこリーグのベストイレブンは4回受賞している。また、2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーの1人で、なでしこジャパンとして113試合に出場し5得点を記録している。

仲田は常盤木学園高校から2012年にINAC神戸に加入。U-19女子代表として2011年のAFC U-19選手権で優勝。また、U-17、U-20としてワールドカップにも出場している。

スタンボー華は、アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、2017年にJFAアカデミー福島からINAC神戸に加入。2010シーズンはなでしこリーグで18試合に出場していた。また、U-20日本女子代表として2018年のU-20ワールドカップで優勝した経験がある。

3選手はクラブを通じてコメントしている。

◆DF鮫島彩
・大宮アルディージャVENTUS
「このたび、大宮アルディージャVENTUSに加入することになりました、鮫島彩です。ゼロから作り上げるチームにスタートから携わらせていただけること、大変光栄に思っております。大宮の皆さんに応援していただけるチームを、そして女子サッカー界を盛り上げていけるチームを、新たな仲間とともに作り上げていけたらと思っております。クラブに貢献できるよう全力を尽くしていきますので、どうぞよろしくお願いします」

・INAC神戸レオネッサ
「このたび、大宮アルディージャVENTUSに移籍することになりました。今年こそは、今年こそはとリーグ優勝を切望し走り続けていたら、いつの間にか6年もの月日が流れていました。INAC神戸ファミリー全員でリーグ優勝のカップを掲げて喜ぶ姿を夢見てきましたが、この想いは一度も叶えることができず、クラブのタイトル獲得に全く貢献することができなかったことに自分の無力さを痛切に感じています」

「しかし、自身のサッカー人生で初となる皇后杯優勝を2度も経験できたりと、INAC神戸では今までに見たことのない多くの素晴らしい景色を見させていただきました。新たな挑戦を応援するよと背中を押してくださり、またいつでも神戸に遊びにおいでと温かい声を掛けてくださったチーム関係者の皆様、クラブの活動を日々支えてくださっているスポンサーの皆様、良いときも苦しいときも常に一緒に闘ってきた同志であるチームメイトに、この場をお借りして感謝の想いをお伝えさせていただきます。本当にお世話になりました、ありがとうございました」

「そしてファン・サポーターの皆さん。“応援する、応援してもらう”という関係性だけではなく、チームメイトやスタッフと同じく共に戦う“仲間”であり、とても心強い存在でした。勝利後は勝利の歌で一緒に喜び合い、満足のいく結果を出せないときにも私たちを決して見放さずに一緒に闘い続けてくださった皆さんには、この感謝の想いを伝えられる言葉が見つかりません。対戦相手、他クラブのサポーターの方々に常に敬意を欠かさない雷音さんの姿勢も大好きです。そんな素晴らしいサポーターに支えられているINAC神戸の一員であったことを誇りに思います」

「雷音の皆さん、INAC神戸ファンの皆さんと6年間共に闘ってきたことを誇りに思います。リオ五輪予選敗退後からずっと掲げてくださっていた『皆で女子サッカーを盛り上げ続けよう!』の横断幕を毎試合しっかりと目に焼き付けていました。これからは女子サッカー界をINAC神戸と共に盛り上げていけるように、大宮の地から私なりに精一杯努めていきたいと思います!直接ご挨拶をできる場がないため長文になってしまいましたが、6年間本当にありがとうございました」

◆DF仲田歩夢
・大宮アルディージャVENTUS
「2021シーズンより大宮アルディージャVENTUSでプレーすることになりました、仲田歩夢です。強い覚悟を持ち、チャレンジする気持ちで大宮への移籍を決めました。新しい環境でプレーすることをとても楽しみにしています。個人としてもチームとしても、たくさんの方々に愛され、『応援したい!』と思っていただけるように頑張ります。よろしくお願いいたします」

・INAC神戸レオネッサ
「このたび、INAC神戸レオネッサを退団することになりました。高校卒業から9年間お世話になり、私を育ててくれたクラブには感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん寂しさもあり、色々な思いが交差しますが、もう一度チャレンジする気持ちで自ら移籍を決意しました」

「INAC神戸に入団して9年間、いろいろな立場を経験し、辛く苦しい時期もありましたが、それを上回るほどの楽しく幸せな瞬間や貴重な経験はこのクラブでしか味わえなかっただろうな、と思います。INAC神戸の選手として戦い続けられたことを誇りに思っていますし、素晴らしい仲間達とプレーできたことは私にとってとても大きな財産です」

「サポーターの皆様には時期的な関係もあり、直接お話ができずこのような形でのご報告になってしまったことを申し訳なく思っています。どんな時も前向きで明るいサポーターの皆様にいつも支えられていました。コロナウイルスの影響でなかなか皆様にお会いできない時も、SNSのメッセージやコメントで前向きな言葉をくださったり、皆様の温かみをとても感じていました。いつもたくさんのパワーを本当にありがとうございました」

「引き続き、私達と共に女子サッカー界を盛り上げてくれたら嬉しいです。新天地でも神戸での経験を糧に、選手としても1人の人間としても成長していきたいです。また試合会場でお会いできるのを楽しみにしています。9年間ありがとうございました」

◆GKスタンボー華
・大宮アルディージャVENTUS
「このたび、大宮アルディージャVENTUSに加入することになりました、スタンボー華です。新しい場所でチャレンジできることを本当にうれしく思います。大宮の力になれるように全力でプレーしていきます! よろしくお願いします!」

・INAC神戸レオネッサ
「今シーズンをもってINAC神戸から大宮アルディージャVENTUSに移籍することになりました。強化選手時代も含め、この5年間で本当にたくさんの事を学ばせていただきました。ここまで成長できたのはこの神戸でのたくさんの応援と支えがあったからだと思います。本当に幸せでした。これからも私らしく明るく元気に突っ走っていきます!たくさんの応援ありがとうございました」

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「密かに狙ってもいた」記念すべきWEリーグ第1号のINAC神戸FW髙瀬愛実「世界基準で、ハイレベルな試合を」

日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が12日に開幕。女子サッカーにおける新たな一歩が踏み出された。 歴史的な開幕戦は、INAC神戸レオネッサvs大宮アルディージャVENTUSの一戦に。なでしこリーグでも優勝経験のあるINAC神戸と新チームとしてWEリーグに参戦した大宮の試合で生まれれた記念すべき1stゴールは、INAC神戸のFW髙瀬愛実だった。 デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」は、その歴史的なゴールを決めた髙瀬にインタビュー。ゴールを振り返ると共に、大きな歴史的一歩を語った。 ■女子サッカー選手が選択肢のひとつに <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/inac20210917_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 歴史的なオープニングゲームが行われたのはINAC神戸の本拠地であるノエビアスタジアム神戸。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による緊急事態宣言が発出された影響で、観客数にも上限が。それでも、4,123人のファン、サポーターが集まった。 開幕セレモニーでは、WEリーグの岡島喜久子チェアが、「世界一の女子サッカーと世界一の女性コミュニティーの実現に向けて、そして多様な生き方と夢が生まれる社会を目指し、みんなが主人公になるステージとなります」と宣言した中、試合がスタートした。 髙瀬は、2011年に世界一となったなでしこジャパンのメンバー。その後の世界大会でなでしこジャパンは結果を出せていないが、再び世界一になるためにはWEリーグの存在が重要だと語った。 「日本が再び世界一を取るために、WEリーグは常に世界基準で戦うリーグにしなければいけないと考えています。もちろん選手個々の目標や志は違いますが、日本サッカーの底上げとWEリーグを盛り上げるという意味でも、フィジカル・テクニック・メンタルなど色々な要素で常に世界基準で、ハイレベルな試合をお見せしていきたいと思います」 また、WEリーグ名のWEに当たるWOMEN EMPOWERMENT(女性の権利拡大)については、「私自身、ありがたいことに好きなサッカーをずっとやってこられたので、正直男女格差を感じたり、考えたりすることはありませんでした。ただ子どもの頃に、『女の子はプロサッカー選手にはなれないよ』と言われたのはショックでした。今後、夢を描いた子どもたちが、『男の子しかなれない』、『女の子しかなれない』といった言葉を聞くことがなくなればいいなと思います。女子サッカー選手が仕事の選択肢の1つになったことは、その一歩でもあると思います」とこのリーグの開幕が1つの新たな道に繋がることを期待した。 ■誇りに思われるリーグに <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/inac20210917_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> そのWEリーグの開幕節は、全国各地で5試合が行われた。髙瀬はファンにとって価値あるものにしなければいけないと、責任感も語った。 「将来、スタジアムでWEリーグの開幕戦を観てくださった方が、『開幕戦観に行ったんだよ!』と自慢したくなったり、WEリーグのスタートに携わってくださった方たちが、それを今よりもっと誇りに思ってもらえるように、私たちはWEリーグを価値のあるものにしなくてはならないと思います」 「どれくらい先のことかは分かりませんが、スポーツの歴史を振り返った時に、必ずWEリーグの開幕が流れるような。私たちはそのために、今できることを考えて少しずつでも進んでいくしかないと思います」 その髙瀬がWEリーグとしての開幕ゴールを決めたのは試合開始4分だった。「密かに狙ってもいたので、WEリーグのファーストゴールを決められたのはうれしかったです。ただ試合が終わって、写真撮影などをする中で、『自分で良かったのかな?』とも思いました。少し不安な気持ちになりましたが、色々な人に、『おめでとう!』、『嬉しいよ!』と祝福してもらって、改めて取れて良かったと思えました。ヒュンメルのスパイクで取れたのもめちゃくちゃ嬉しいです」と初ゴールを振り返った。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/inac20210917_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> また、INAC神戸では髙瀬に加え、17歳で初出場となった浜野まいかも2ゴールの活躍。出場はなかったものの、なでしこジャパンに名を連ねる田中美南も控えており、チーム内競争は激しくなっている。 「私自身、まずは開幕戦に出ることを目標に取り組んできました。常にベストな状態を見せつつ、レベルアップをしていくこと、結果を残すことをしていかなければ、試合に出続けることは難しいなと感じています。チームとして優勝するためにも。個人として試合に出続けるためにも、1試合1試合に集中して結果を残していきたいと思います」 まだまだ始まったばかりだが、髙瀬が目指すのはWEリーグの初代チャンピオン。そのINAC神戸は第2節は「WE ACTION DAY」として、試合ではなく理念推進活動の実施日に。INAC神戸は、「INACファミリー六甲アイランドクリーンアップ大作戦」として六甲アイランド全域の清掃活動を行う。 これもWEリーグの新たな姿。髙瀬のゴールは9月26日のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦を楽しみにしたい。 2021.09.17 22:00 Fri
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WEリーグ開幕戦で感じたこと/六川亨の日本サッカーの歩み

昨日12日、華々しく開幕したWEリーグ。味の素フィールド西が丘の東京V対浦和の試合を取材した。試合はカウンターから浦和のDFラインの裏を突いた東京Vが植木理子のゴールで先制すれば、前線に安藤梢(165cm)と塩越柚歩(166cm)の大型FWを擁し、後半からはエースの菅澤優衣香(169cm)を投入した浦和が、菅澤と塩越のゴールで2-1と逆転勝利を収めた。 開幕戦にもかかわらず、タイムアップの瞬間に東京Vの選手はピッチに崩れ落ち、浦和の選手は優勝したかのように喜びを爆発させた。それだけ女子初のプロリーグである「WEリーグ」の誕生は、彼女たちにとって画期的な出来事だったのだろう。 WEリーグのチームには15名以上のプロ契約選手を保有することが義務づけられている。そして東京Vの登録選手は20名。そのせいかどうか詳細を確かめることはできなかったが、スタメンのリザーブ選手の登録枠は7名に対し、東京Vは6名の選手しか登録していなかった。ベテランの岩清水梓や大会前に移籍した宇津木瑠美らはメンバー外だった。ここらあたりもプロとなったことで、クラブチームの運営(経営)の難しさが出ているのかもしれない。 そもそもWEリーグは、地盤沈下の著しい日本代表の強化のための環境整備、選手の地位向上、小中高生の育成など底辺の拡大を目的に創設された。 93年に開幕したJリーグもそうだったが、「昨日までアマチュアの選手が、今日からプロになりました」と言ってすぐに技術が向上するわけではない。こちらは長い時間を要する。しかしそれでも環境が整備されたおかげで徐々にではあるが、選手のフィジカル(スピードとスタミナ)強化とプロとしての自覚は促進された。選手は毎日サッカーに専念できるからだ。 そして今までは、対外的に所属クラブの親会社の社員だったりアルバイトだったりという身分が、晴れて「プロ選手」と名乗れるようになった。これまでも「プロ選手」と名乗ることはできても、社会的に認知されていなかった。その意味でもWEリーグの創設は意義深い。 底辺の拡大も時間をかけて地道にやるしかないが、昨日の西が丘サッカー場では、バックスタンド右側に水色のユニホームを着た女子小学生の一団がいた。Jリーグが成功した一因に「地域密着」がある。WEリーグも同様に、ホームタウンの女子小学生チームを毎試合招待したり、サッカー教室を開いたりして地域密着を積極的に進めるべきだろう。 すでに西が丘サッカー場の周辺には、東京Vが北区と板橋区をホームタウンにするポスターが掲出されている(西が丘サッカー場は北区にあるが板橋区とも隣接)。そして、いかに露出を増やして認知度を高めていくか。これが今後のWEリーグの一番の課題になるだろう。選手たちは子供たちにとって、憧れの存在にならなければいけないからだ。 露出に関してはもう一言。昨日の試合では東京VがA4で6ページの観戦パンフレットを無料配布していた。これまであまり女子リーグを取材してこなかったので、サッカー専門誌が発行しているJリーグのような、全チームを網羅した選手名鑑が売っていないか探したところ、残念ながら発見することはできなかった。 もしかしたらコロナ禍で、金銭のやりとりによる感染のリスクを避けるためスタジアム内では販売していなかったのかもしれない。そこでネットで検索したら、ぴあMOOKから「オフィシャルガイドブック2021-22」(1100円)が発行されているのを知ったので、早速ポチッと購入した。 どんな選手が、どのチームにいるのか調べるのも名鑑の楽しみではないだろうか。そして試合会場でも、名鑑を販売していることをアナウンスするだけでも効果はあると思うが、いかがだろうか。まずはファンに知ってもらうことがプロ選手のスタートだと思うからだ。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2021.09.14 12:10 Tue
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優勝候補同士の一戦は浦和レディースが逆転勝ち、新チーム広島レジーナも初戦白星【WEリーグ第1節】

日本初の女子プロサッカーリーグ『Yogibo WEリーグ』が12日に開幕し、5試合が各地で行われた。 味の素フィールド西が丘では優勝候補同士が相まみえた。なでしこリーグ優勝17回、皇后杯優勝15回、リーグカップ優勝6回の実績を誇る超名門、日テレ・東京ヴェルディベレーザと、2020年に3度目のなでしこリーグ制覇を果たした三菱重工浦和レッズレディースが激突。 昨シーズンの皇后杯決勝と同一カードとなった試合は、FW安藤梢やMF猶本光を中心に浦和レディースが相手ゴール前へ迫る。18分にはFKから安藤が飛び込むも、東京Vベレーザに復帰したGK田中桃子がビッグセーブを見せる。 浦和のハイラインの裏を何度も狙う東京Vベレーザは、FW植木理子の俊足を生かして33分に先手を取る。DF宮川麻都のフィードに植木が反応。FW小林里歌子へとつなぎ、リターンを受けて至近距離からチーム初ゴールをたたき出した。 ビハインドで折り返した浦和レディースは、後半の頭からFW菅澤優衣香を投入。すると、この交代が的中する。裏を取った安藤が右サイドの深い位置から速いクロスを入れると、菅澤がニアへすべり込みながら合わせて49分に同点に。 以降は一進一退の攻防が続くなか、終盤に試合を決めたのはなでしこジャパンのシンデレラガールだった。88分、こぼれ球に反応したMF塩越柚歩がゴールを背にした状態からサイドステップでMF北村菜々美をかわし、反転から右足のフィニッシュ。これが決勝点となり、逆転に成功した浦和レディースが勝利を手にした。 東京電力女子サッカー部マリーゼの移管から10年の時を経て、今シーズンから名称を変更したマイナビ仙台レディースは、ノジマステラ神奈川相模原とホームで対戦。ケガ人を多く抱えるノジマステラ相模原は3日に加入が発表されたナイジェリア代表FWサンデイ・ロペスをスタメンで起用。ロペスに当てるサッカーを駆使し、パスワークを軸に攻めるマイナビ仙台に対抗した。 主導権を握るマイナビ仙台は、24分にDF2人を抜いてFW池尻茉由が至近距離からのフィニッシュ。ゴールレスで折り返した後半にもDF高平美憂やDF万屋美穂が際どいシュートを放つも、チーム最年長GK久野吹雪の好守やクロスバーに阻まれてしまう。最後まで攻め合ったものの互いにゴールは生まれず、0-0の引き分けに終わっている。 母体を持たず、WEリーグに向けて一からの立ち上げとなったサンフレッチェ広島レジーナは、アウェイでちふれASエルフェン埼玉に挑んだ。2011年のワールドカップ(W杯)優勝メンバーの近賀ゆかりが先発に名を連ねた広島レジーナは、立ち上がり9分にFW上野真実が先制点を挙げる。さらに1分後には左サイドを突破したFW中嶋淑乃の折り返しをMF増矢理花が合わせ、あっという間に2点のリードを奪う。 後半に入っても試合を優位に進めた広島レジーナは56分にも中嶋が追加点を挙げると、守ってもクリーンシートを達成して3-0の快勝。クラブとして大きな一歩を踏み出した。 アルビレックス新潟レディースとAC長野パルセイロ・レディースの信越ダービーは、序盤から点を取り合う展開となった。長野レディースが9分に地元出身MF瀧澤千聖のゴールで先制すると、14分にはセットプレーから新潟レディースDF北川ひかるが決めてすぐさま試合を振り出しに。だが、長野レディースも1分後にDF三谷沙也加の一発で再び前に出た。 1点リードで後半を迎えた長野レディースは62分には左サイドでのボール回しから逆サイドまで展開すると、途中出場の高校生WEリーガー・FW川船暁海がカットインから左足のクロス。MF鈴木日奈子が触れなかったが、ボールはそのままゴールイン。そのまま逃げ切った長野レディースが、小笠原唯志監督の誕生日に勝利で花を添えた。 開幕戦となったINAC神戸レオネッサvs大宮アルディージャVENTUSは、FW髙瀬愛実の先制ゴールを含む5ゴールでINAC神戸が大勝を収めている。 ▽9/12(日) <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">INAC神戸レオネッサ</span> 5-0 大宮アルディージャVENTUS 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 1-2 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">三菱重工浦和レッズレディース</span> マイナビ仙台レディース 0-0 ノジマステラ神奈川相模原 ちふれASエルフェン埼玉 0-3 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">サンフレッチェ広島レジーナ</span> アルビレックス新潟レディース 1-3 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース</span> WE ACTION DAY(今節試合なし) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2021.09.12 20:15 Sun
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髙瀬愛実がWEリーグ第1号! 髙瀬&17歳FW浜野まいか2発のINAC神戸が歴史的開幕戦で大宮に5発完勝【WEリーグ第1節】

12日、日本初の女子プロサッカーリーグ「2021-22 Yogibo WEリーグ」が開幕。10時からINAC神戸レオネッサvs大宮アルディージャVENTUSの一戦で、その歴史がスタートした。 なでしこリーグを2011年から2013年まで3連覇、皇后杯も6度優勝の経験があるINAC神戸と、Jリーグに所属する大宮アルディージャが母体となり、WEリーグ開幕に合わせて発足した新チーム大宮の一戦となった。 INAC神戸はなでしこジャパンとして東京オリンピックに出場したGK山下杏也加、DF三宅史織、MF中島依美、MF杉田妃和が先発出場した。 対する大宮は、東京オリンピックには選出されなかったものの、なでしこジャパンとして2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーであるDF鮫島彩が先発出場。INAC神戸から移籍したMF仲田歩夢も先発。また、3日前にスペインのポソアルベンセカラ加入したMF野口彩佳もいきなり先発した。 歴史の1ページが開いた一戦。開始2分、アウェイの大宮がファーストシュート。スペインから帰国し3日前に加入した野口がボックス手前からミドルシュートも、枠の右に外れる。 大宮が良い入りを見せたかに思われたが、徐々にペースを握ったのはホームのINAC神戸。すると4分、右サイドからの浮き球のパスに反応した伊藤がボックス内右からシュート。これは左ポストに嫌われるが、こぼれ球をボックス内で拾った髙瀬が落ち着いて蹴り込み、INAC神戸が先制。記念すべきWEリーグ第1号ゴールを記録した。 先制したINAC神戸は12分にも追加点。中島がロングフィードを送ると、抜け出した杉田がボックス内左で受け折り返し。これに走り込んだ17歳の浜野まいかがダイレクトで蹴り込み、INAC神戸がリードを2点に広げる。 29分にもINAC神戸がビッグチャンス。右サイドから浜野がアーリークロス。これが流れるも、ボックス内左へ走り込んだ中島がフリーで抜け出しシュート。しかし、これは枠を外れる。 ペースを握り続けるINAC神戸は41分に追加点、ボックス左で杉田のパスを受けた阪口がグラウンダーのクロス。これに浜野が詰めるが、相手のオウンゴールを誘発し、INAC神戸が前半でリードを3点に広げる。 45分には、ドリブルを仕掛けた杉田がボックス左からクロス。これをボックス内に飛び込んだ浜野がダイビングヘッド。前半終了間際に4点目を奪った。 前半で4点のビハインドを負った大宮は、野口と高橋をハーフタイムで下げ、大熊良奈と山崎円美を投入。後半頭はテンポを上げてプレーを続ける。 しかし、再びネットを揺らしたのはINAC神戸。自陣からの阪口のロングフィードに抜け出した髙瀬がそのまま独走。ボックス内で落ち着いてシュートを放ち、この試合2点目を奪う。 ここまで良い所がない大宮は、後半から起用された山崎を中心になんとか初ゴールを目指していく。しかし、プレー精度やサポートの厚みなどが整わず、攻撃を完結できない。 終盤にかけても攻め手を止めないINAC神戸は88分、髙瀬のスルーパスに浜野が反応。ボックス内で受けてシュートに持ち込むが、相手にブロックされシュートは打てず。ハットトリックのチャンスを逃す。 結局そのまま試合終了。ホームのINAC神戸が新チームの大宮に力の差を見せつけ、5-0で圧勝。WEリーグの歴史的な1勝を記録した。 INAC神戸レオネッサ 5-0 大宮アルディージャVENTUS 【神戸】 04分 1-0:髙瀬愛実(INAC神戸) 12分 2-0:浜野まいか(INAC神戸) 41分 3-0:オウンゴール(INAC神戸) 45分 4-0:浜野まいか(INAC神戸) 57分 5-0:髙瀬愛実(INAC神戸) ◆2021-22 Yogibo WEリーグ第1節 ▽9/12(日) 《13:30》 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs 三菱重工浦和レッズレディース 《16:00》 マイナビ仙台レディース vs ノジマステラ神奈川相模原 《17:00》 ちふれASエルフェン埼玉 vs サンフレッチェ広島レジーナ アルビレックス新潟レディース vs AC長野パルセイロ・レディース 2021.09.12 11:50 Sun
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新チーム大宮VENTUSの一員として一歩を踏み出す仲田歩夢「夢のあるWEリーグに向けてサッカーと向き合う」

日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」がいよいよ9月12日(日)に開幕。INAC神戸レオネッサと大宮アルディージャVENTUSの一戦でスタートする。 歴史的な一戦を前に、デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」が大宮の仲田歩夢にインタビュー。古巣との開幕戦に向けた想いを語った。 ■何もないところからスタートする充実感 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/ayu20210911_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 仲田は2012年に常盤木学園高校からINAC神戸に入団。チームは黄金期を迎えており、2011年の女子ワールドカップを制したなでしこジャパンのメンバーが中心となっていた。 INAC神戸で過ごした9シーズンではリーグ戦99試合に出場し11得点。今季から新天地となる大宮へと移籍していた。 入団会見では「試合の出場機会を求めるために環境を変えること」と「立ち上げのチームで楽しいことが待っているというイメージ」を理由に語っていたが、その後チームで7カ月という長期のプレシーズンに臨み今の心境を語った。 「移籍前に感じていた戸惑いはなくなったのですが、まだまだ未熟なチームではあるので、『これからどのような色にも染まれるな』という意味で、ワクワクする気持ちは変わっていません。上手くいくことばかりではないし、むしろ難しいことのほうが今は多いですが、何もないところからスタートすることの面白みや魅力を感じています」 ■夢を感じられるWEリーグに <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/ayu20210911_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> チームにはなでしこジャパンでも活躍し、W杯優勝メンバーであるDF鮫島彩やMF阪口夢穂、DF有吉佐織らが所属。また総監督には当時の監督である佐々木則夫氏が就き、コーチにはINAC神戸時代のチームメイトでもある大野忍が就任している。 仲田はチームのポゼッションサッカーに対して「ポゼッションが得意だと思ったことは自分自身あまりありませんが、INACで培われた部分ではあると思います。ボールを動かすことも大事ですが、自分のストロングポイントであるプレーをどんどん出していきたいと思ってますし、貪欲にゴールを狙っていきたいです」と個の強さでチームに変化をもたらすことを意気込んだ。 また、アウェイでのINAC神戸との開幕戦を前に古巣の印象については「身体能力や技術が高い選手が多く、監督も星川さんになってよりパワーアップしているな、という印象です。サイドを活用した攻撃と粘り強い守備で、今私たちがどこまでINAC相手に戦えるのかとても楽しみです」と昨シーズンまでホームとしてプレーしたノエビアスタジアム神戸に戻っての戦いが楽しみだと語った。 WEリーグの名称は、「Women Empowerment」の略で、「一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という日本サッカー協会(JFA)の理念を表している。その日本初の女子プロサッカーリーグが産声を上げようとしている中、「まだまだ十分な環境と言えるわけではないですが、私たち選手がいかに女子サッカーを盛り上げられるかに今後のWEリーグが左右されてくると思います。今サッカーをしている子どもたちに、『WEリーグでプレーしたい』と思ってもらえるように、私たちも強い責任感をもってサッカーと向き合っていきます」と夢を繋いでいく決意を語った。 神戸で過ごした9年を経て、「以前は自らが率先して何かを発言したり、行動することがほぼなく、周りを頼っていた部分がありました。でも、今現在は思ったことや伝えたいことは伝えるようにしていますし、まずは自分が動くことで言葉の重みが生まれたらいいなと思っています」と語る仲田選手のプレーに注目が集まる。 2021.09.11 19:15 Sat
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