ウルブス、コロナ感染再拡大で選手のショッピングを禁止

ウォルバーハンプトンはイギリス国内での新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、選手たちに対してスーパーマーケットなどへの日常生活物資の買い出しを禁止する措置を講じている。現在、イギリスでは新型コロナウイルスの変異種が確認されるなど、ここに来て感染拡大が続いており、拡大地域においては再びロックダウンなどの厳しい感染防止対策が講じられている。そういった中、警戒レベルが先日に新設された自宅待機を意味する「ティア4」に次ぐ「ティア3」の地域に指定されるウォルバーハンプトンに本拠地を置くウルブスは、クラブ独自の感染予防対策として警戒レベルが下がるまでの期間中のショッピング禁止を選手たちに課している。
27日にプレミアリーグ第15節のトッテナム戦を控える中、ウルブスを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督はイギリス『スカイ・スポーツ』でその意図を説明している。

「我々には買い物に行くためのスタッフがおり、彼らはプレーヤーたちのためにスーパーマーケットに買い出しに行く」「我々のスカッドは小さく、幾人かのプレーヤーがすでに離脱しているという問題を抱えており、いかなるリスクも回避する必要がある」

「我々はどのプレーヤーも失うわけにはいかないし、彼らに対しては毎日のように『気を緩めることなく、もっと注意を払うように』と伝えている」

「我々のキッチンスタッフは私たちが必要とする日常生活物資を大きな箱にまとめて入れてくれている」

「パンデミックが起こった時期は誰もがそれを持っていたが、状況が改善されてからは『自分で買い物をしてもいい』とプレーヤーたちには伝えていた。しかし、我々は新たな(コロナ)変異種に直面し、みんながそれを心配しており、再び予防策を講じている。それは自分たちの身を守ることに繋がる」

「我々はフットボールのプロとしての特権を持っており、多くの人が我々の面倒を見てくれる。一方、我々以外の多くの人々にとってそれは不可能なことであり、誰もが自分自身の面倒を見る必要がある」