ポグバ&ライオラの振る舞いに苦言を呈するベルバトフ「まったく不必要な大騒ぎだ」

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ氏が、古巣のフランス代表MFポール・ポグバとその代理人のミーノ・ライオラ氏に苦言を呈している。イギリス『ミラー』が伝えた。ボグバは、2016年夏にユベントスから8900万ポンド(現レートで約123億5000万円)の移籍金で復帰したが、好不調の波が激しいことに加え、負傷も多く、ここまでファンやクラブの期待に応えられているとは言い難い状況だ。加えて、ポグバの代理人であるライオラ氏の言動も問題視されており、チームにとってチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出が懸かっていたRBライプツィヒ戦の前日、ライオラ氏はメディアに対して「ポール(・ポグバ)はユナイテッドで不幸だ。チームと空気を変えたい」と発言。OBやファンから大ひんしゅくを買うことになった。
ユナイテッドで公式戦108試合に出場し48ゴールをマークしたキャリアを持つベルバトフ氏も、イギリス『Bet fair』に出演した際、ライオラ氏の発言やその後沈黙するポグバに対して、批判的なコメントをしている。

「ポグバが不幸だというライオラのコメントは、CLの大一番を前にした最悪のタイミングだった。理想的ではないと私は思うし、試合前のドレッシングルームでもそう思われていただろう」「ポグバはライオラが何を言うか知らなかったと思う。でも、それは選手にとって恥ずかしいことだ。結局のところ、代理人は選手のために仕事をしているのだから、ライオラは選手の考えを聞くべきだね」

「(ライオラの)間違ったやり方のせいで、試合前にまったく不必要な大騒ぎになってしまった。一方で、もしそれがポグバの指示なら、それは完全に問題だ。恐らく彼らとクラブは既に話し合いをしていると思うが、もし不満があるなら代理人ではなく本人が話すべきだね。彼が何か言わないと、我々は何が起こっているか分からないのだから」

また、ベルバトフ氏はインタビューの中で、今の状況が続くようならポグバは放出するべきだと語った。

「この状況が続くなら、ポグバは放出した方が良い。ここ数試合で、スールシャールからポグバへの信頼が欠如しているのは明らかになっている」

「私は今でもポグバが素晴らしい選手だと思っているし、どんな偉大な選手でも浮き沈みは当然ある。でも、彼は今シーズン沈んでいる時間の方が多い。そしてその理由には、様々な要因が絡んでいるように思う」

「ポグバが最高の状態なら、ユナイテッドは彼を恋しく思うだろう。だが、今のフォームが続くようなら、オールド・トラフォードが彼の不在を寂しがることはないだろうね」