カンテ弾でポルトガルとの上位対決を制したフランスが最終戦を前に首位浮上!《UEFAネーションズリーグ》

UEFAネーションズリーグ2020-21・リーグA・グループ3のポルトガル代表vsフランス代表が14日に行われ、0-1でフランスが勝利した。3勝1分けの勝ち点10で並び、得失点差で4上回る首位ポルトガルと2位フランスの上位対決。[4-3-3]で臨んだポルトガルは3トップに右からベルナルド・シウバ、C・ロナウド、フェリックスと並べ、中盤アンカーにダニーロ、インサイドにブルーノ・フェルナンデスとウィリアム・カルバーリョが構えた。
対するフランスはムバッペが負傷欠場となった中、フラットな[4-4-2]で臨み、2トップにマルシャルとグリーズマン、右にコマン、左にラビオを据え、中盤センターにカンテとポグバが構えた。

試合は立ち上がりから互いに攻め合う。まずはポルトガルが6分にC・ロナウドがミドルシュートでGKロリスを強襲。対するフランスも10分、コマンがボックス右からGKルイ・パトリシオを強襲するシュートを浴びせた。そして12分、フランスに決定機。グリーズマンのスルーパスでボックス内に侵入したマルシャルがシュート。だが、GKルイ・パトリシオの好守に阻まれた。

その後はフランスが流れを引き寄せると、18分にCKからラビオがヘディングシュート、27分にはマルシャルがミドルシュートでゴールに迫っていく。

そして30分にはFKの流れからマルシャルのヘディングシュートがバーに直撃。続く41分にも決定機が生まれ、左サイドを上がったリュカの絶妙なグラウンダークロスにマルシャルがスライディングシュートで合わせるも、GKルイ・パトリシオのビッグセーブに阻まれた。

ルイ・パトリシオが躍動して耐えるポルトガルは45分、右CKからC・ロナウドのヘディングシュートがわずかに枠の上に外れ、前半をゴールレスで終えた。

それでも迎えた後半、徐々に攻勢を強めたフランスが53分に先制する。ボックス左からラビオの放ったシュートがGKルイ・パトリシオを強襲すると、ルーズボールに詰めていたカンテが押し込んだ。

失点したポルトガルは56分、W・カルバーリョに代えてジョタを投入。アタッカーを増やすと、60分に追いつきかける。FKの流れからフォンテが左ポスト直撃のヘディングシュートを浴びせた。

72分に2枚替えを敢行したポルトガルは、ブルーノ・フェルナンデスとベルナルド・シウバに代えてトリンコンとモウティーニョを投入。75分にはモウティーニョのミドルシュートが枠の左上を捉えたが、GKロリスのファインセーブに阻まれてしまう。

終盤にかけてはフランスが自陣に引いてポルトガルの攻撃を守り切り、シャットアウト勝利。最終戦を前に首位に浮上した。

ポルトガルは3日後に行われる最終戦でクロアチア代表と、フランスはスウェーデン代表と対戦する。

グループ3もう一試合のスウェーデンvsクロアチアは2-1でスウェーデンが勝利し、3位クロアチアの勝ち点3に並び、リーグA残留に望みを繫げている。

スウェーデン 2-1 クロアチア
【スウェーデン】
クルゼフスキ(前36)
ダニエルソン(前47)
【クロアチア】
OG(後37)