森保一監督が明かした10月不参加の長友佑都、橋本拳人、浅野拓磨の招集ポイントは?

日本サッカー協会(JFA)は5日、オーストリア遠征に臨む日本代表メンバーを発表した。オーストリア遠征には、10月のオランダ遠征に参加しなかったDF長友佑都(マルセイユ)、MF橋本拳人(FCロストフ)、FW浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード)が招集。一方で、感染防止の観点からクラブと協議した上、FW大迫勇也(ブレーメン)が招集できない事態となった。森保一監督は記者会見で前回招集できなかった3選手についてコメント。それぞれの評価を明かした。
「長友に関しては、試合の出場時間という部分ではまだまだ足りないところもあると思いますが、チームの練習もしっかりとやれているという部分、コンディション的にも良い状態を保てているということで、招集させてもらいました」

「彼の実力という部分ではこれまでの経験の中で、十分コンディションさえ良ければ復帰してもらえると思うので、代表チームの練習をしっかりした上で試合に向けたコンディションを見ていければと思います」「浅野ですが、パルチザンでレギュラーとして攻撃の部分のFW、2列目のサイドハーフなど色々なポジションでプレーしているのを映像などで確認できています」

「チームの中心として周りから信頼を得ていることを自覚してプレーしていると思います。我々も代表の戦力になると考えて招集しました」

「橋本も移籍して初めてのシーズンですが、違った環境の中でも適応して、ロシアリーグでロストフの一員としてレギュラーをほぼ掴んでいるプレーをしています。その日常の活動を評価して今回の代表に招集させてもらいました」

「3人ともすでに代表としての活動は私もしているので、個々の実力であったり特徴であったりは把握しています。代表活動で生かしていけるように準備していきたいです」

長友に関しては、昨シーズン在籍したガラタサライで半年間試合出場ができない状況となり、今夏にマルセイユへと移籍。前回は招集していたものの、コンディション不良で不参加となっていた。

若手選手も多く招集されている中で、長友の経験値について森保監督は期待していると口にした。

「長友の経験という部分では、日本代表に生かせるところが非常に大きいと思いますし、経験の浅い選手にとっては長友がプレーで、背中で見せること、言葉で色々な経験を伝えることは、選手個々の成長に繋げていける存在だなと思います」

「経験だけで代表招集、ポジションを与えるという部分ではないので、本人には競争意識を持って、試合出場の権利を獲得してもらいたいと思います」

「ただ、本人はいつもチャレンジする精神でいますし、誰にも負けないようにとピッチ内で練習から100%出してくれますし、チームにも活力を与えてくれるコミニケーションをとってくれるので活躍を期待しています」