ペップ・バルサで重宝されたセイドゥ・ケイタの前線への飛び出し キャリア初のハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】
2020.09.12 22:00 Sat
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元マリ代表MFセイドゥ・ケイタ氏がバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。
マルセイユでプロキャリアをスタートしたケイタは、ロリアンやランスを経て、2007年にセビージャへ移籍。翌2008年にバルセロナへとステップアップを果たし、バルセロナに所属した初のマリ人選手となった。
ジョゼップ・グアルディオラ監督に中盤で重宝されたケイタだが、得点能力にも優れており、2009年10月25日に行われたレアル・サラゴサ戦ではキャリア初のハットトリックを達成している。
41分には、ケイタが絶妙なタイミングで前線に飛び込むと、左サイドを突破したFWズラタン・イブラヒモビッチからのクロスをダイレクトで押し込み、自身2点目を記録する。
その後、両チームがゴールを奪い、5-1で迎えた試合終了間際の86分、バルセロナはCKを獲得する。キッカーのMFアンドレス・イニエスタがインスイングのボールを入れると、再びケイタが強烈なヘディングを決め、キャリア初のハットトリックを達成した。
ケイタはバルセロナ在籍4年で公式戦188試合に出場し22ゴール15アシストを記録。グアルディオラ監督が退団した2012年夏に退団し、中国の大連阿爾濱へと移籍している。
今回は、元マリ代表MFセイドゥ・ケイタ氏がバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。
◆ペップ・バルサで重宝されたセイドゥ・ケイタの前線への飛び出しは必見
マルセイユでプロキャリアをスタートしたケイタは、ロリアンやランスを経て、2007年にセビージャへ移籍。翌2008年にバルセロナへとステップアップを果たし、バルセロナに所属した初のマリ人選手となった。
ジョゼップ・グアルディオラ監督に中盤で重宝されたケイタだが、得点能力にも優れており、2009年10月25日に行われたレアル・サラゴサ戦ではキャリア初のハットトリックを達成している。
まずは24分、ショートコーナーからFWリオネル・メッシがボックス右でボールを持つと、中央へふんわりとしたクロスを送る。これにケイタが反応し、強烈なダイビングヘッドを叩き込んだ。
41分には、ケイタが絶妙なタイミングで前線に飛び込むと、左サイドを突破したFWズラタン・イブラヒモビッチからのクロスをダイレクトで押し込み、自身2点目を記録する。
その後、両チームがゴールを奪い、5-1で迎えた試合終了間際の86分、バルセロナはCKを獲得する。キッカーのMFアンドレス・イニエスタがインスイングのボールを入れると、再びケイタが強烈なヘディングを決め、キャリア初のハットトリックを達成した。
ケイタはバルセロナ在籍4年で公式戦188試合に出場し22ゴール15アシストを記録。グアルディオラ監督が退団した2012年夏に退団し、中国の大連阿爾濱へと移籍している。
セイドゥ・ケイタの関連記事
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
バルセロナ注目の“いとこコンビ”が偉業達成…バルサ・アトレティックの最年少ゴール&歴代3位記録を同じ試合で更新
バルセロナのカンテラに所属する注目の“いとこコンビ”が偉業を成し遂げた。 バルセロナのリザーブチームで、スペイン3部に所属するバルサ・アトレティック(前バルセロナB)。 7日にホームでプリメーラ・フェデラシオン第3節のオウレンセ戦を戦ったチームでは、U-17スペイン代表FWトニ・フェルナンデス、同MFギジェ・フェルナンデスの16歳いとこコンビが偉業を成し遂げた。 1点リードで迎えた前半41分、中央で味方とパス交換してゴール前に侵入したトニは低空の見事な左足ジャンピングボレーを右隅に叩き込む。この直後の45分にはボックス中央でトニから横パスを受けたギジェが右足を振ると、ブロックを試みた相手DFにもディフレクトしたシュートがゴール右隅に突き刺さった。 このゴールは2人にとってバルサ・アトレティックでの初ゴールとなったが、いずれも年少記録を更新するモノとなった。 ギジェが16歳2カ月21日で決めたゴールは元スペイン代表FWボージャン・クルキッチの16歳2カ月28日の記録を抜き、歴代3位の年少ゴールに。 一方、トニの16歳1カ月23日でのゴールは元ナイジェリア代表FWハルナ・ババンギダの16歳1カ月28日を抜き、歴代最年少ゴールとなった。 ちなみにバルセロナのレジェンド中のレジェンドであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは17歳2カ月13日で歴代6位だ。 なお、インテリオールを主戦場とするギジェはプレシーズンツアーでハンジ・フリック監督から定期的にプレー機会を与えられ、センターフォワードや右ウイングを主戦場とするトニもモナコとのジョアン・ガンペール杯でプレー機会を与えられており、近い将来のファーストチームデビューも期待されている。 <span class="paragraph-title">【動画】トニ・フェルナンデスが決めた最年少ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ca" dir="ltr">Toni Fernández turns heads in last night's win for Barça Atlètic <a href="https://twitter.com/hashtag/MadeInLaMasia?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MadeInLaMasia</a> | <a href="https://twitter.com/FCBmasia?ref_src=twsrc%5Etfw">@FCBmasia</a> <a href="https://t.co/CbYbyDz1kb">pic.twitter.com/CbYbyDz1kb</a></p>— FC Barcelona (@FCBarcelona) <a href="https://twitter.com/FCBarcelona/status/1832718549401440469?ref_src=twsrc%5Etfw">September 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.09 07:30 Mon2
メッシが引退のカシージャスに別れ「最悪で最高のライバルだった」
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、引退を発表した元スペイン代表GKイケル・カシージャスにメッセージを送った。スペイン『アス』が伝えている。 4日、自身の公式SNSを通じて現役引退を発表したカシージャス。スペイン代表やレアル・マドリーで数々のタイトルを獲得し、晩年のポルトでは2017-18シーズンに5年ぶりのリーグ優勝に貢献していた。 史上最も成功したGKと言っても過言ではないが、そのキャリアの中でカシージャスの頭を悩ませ続けたメッシが『アス』のインタビューの中で、名ライバルの引退に花を添えた。 「イケルは今日引退するけど、彼はラ・リーガのベンチマークだっただけでなく、全ての国際大会に勝ってきた。ずっと前からサッカーの歴史に刻まれていたんだ」 「非常にスペクタクルなGKで、相手にするのは本当に困難だった。でも振り返ってみると、対戦するたびにお互いに自分たちを高め合うことができた素晴らしいライバルだったと思う」 2020.08.05 20:49 Wed3
「ほぼ準備はできていた」バルサFWハフィーニャはイタリア代表だった人生も? 現在はブラジル代表で主軸に「幸運だった」
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 今シーズンはラ・リーガで32試合に出場し16ゴール11アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも13試合で12ゴール9アシストを記録しており、公式戦52試合で31ゴール25アシストと50ゴール以上に絡む活躍を見せている。 バルセロナは3冠の可能性も残っている中で、バロンドール受賞に最も近いとされるハフィーニャだが、ジャーナリストであるイサベラ・パリアリさんのYouTubeに出演。意外な事実を明かし、イタリア代表としてプレーしていた可能性を語った。 「イタリア代表への招集を受け入れるところだった。ほぼ準備はできていた。でもパスポートが届かなかったので、幸運だった」 「イタリア代表から電話があった。ジョルジーニョ(アーセナル)は、いつだって電話をくれた。イタリアのスタッフが僕のために素晴らしいプロジェクトを用意してくれていて、本当に感銘を受けた」 「でも同時に、心の奥底ではブラジル代表のユニフォームを着られるという1%の希望がまだ残っていた。そして幸運なことに、イタリアのパスポートが間に合わなかったんだ」 ハフィーニャはブラジルとイタリアの2つの国籍を保有。父親もブラジル人でありながら、イタリアのパスポートを持っていた。 アーセナルのMFジョルジーニョやウェストハムのDFエメルソン・パルミエリのように、ブラジル人ながらイタリア代表でプレーする可能性も十分にあったが、手続の問題でなれずにいた。 その後リーズでの活躍が認められ、2021年10月にブラジル代表デビュー。イタリア代表を逃してから1年後に心の底にあった夢を叶え、現在では主軸としてプレーしている。 2025.05.05 23:05 Mon4