2、6、7月のJリーグ月間MVPは首位川崎FのMF家長昭博、J2は首位長崎のMF秋野央樹、J3は失点1の秋田GK田中雄大《KONAMI月間MVP》
2020.08.07 16:31 Fri
Jリーグは7日、2月、6月、7月の「2020明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」を発表した。
今シーズン最初の月間MVPに輝いたのは明治安田J1は川崎フロンターレのMF家長昭博、明治安田J2はV・ファーレン長崎のMF秋野央樹、明治安田J3はブラウブリッツ秋田のGK田中雄大が受賞した。
家長は明治安田J1での受賞は初。秋野、田中も初受賞となった。
家長は、全試合でスタメン出場を果たし3ゴール2アシストを記録。チームの首位に大きく貢献した。
秋野は全9試合に出場。ゴールこそないものの、正確なプレースキックやゲームコントロールでチームの首位に貢献している。
受賞選手にはクリスタルトロフィーと、賞金として明治安田J1は30万円、明治安田J2は20万円、明治安田J3は10万円が授与される。各選手のコメントと選考理由は以下の通り。
◆家長昭博(川崎フロンターレ)
「今回は、このような賞に選んでいただき、ありがとうございました。8月も選んでもらえるように頑張ります。応援、よろしくお願いします」
●選考理由
原博実委員
「7月は6連勝と好調な川崎Fの攻撃を牽引。すべての試合に先発。ゴールだけでなく、アシスト、ボールキープ等、川崎Fの攻撃のスイッチを入れ、サイドバックの山根 視来をうまく活かしている」
播戸竜二委員
「好調な首位フロンターレの中で、全ての試合でスタメン出場!3得点2アシストは間違いなく月間MVPです!もっともっと貪欲になって更に成長して欲しい!」
柱谷幸一委員
「攻撃でチームを牽引した」
北條聡委員
「無双フロンターレの魔法使い。右からの攻めの拠点、キーパスも量産。点まで取った」
寺嶋朋也委員
「中断期間を経てコンディションが整い、本来持っている力を存分に発揮。Jリーグ年間MVPを受賞した2018年を彷彿とさせる圧巻のプレーぶり。美しい軌道を描きながら味方のもとに届いた数々のクロスが特に印象的だった」
◆秋野央樹(V・ファーレン長崎)
「2、6、7月の月間MVPに選出され、大変嬉しく思います。今チームが首位に立てているのは、チーム全員がいつでも試合で結果を出せる準備をしているからです。この賞もチーム全員にいただいた賞だと思っています」
「これから、過密日程の中で結果を出し続けなければなりませんが、チーム全員でJ1昇格をつかむために戦い抜きます。この度は、本当にありがとうございました」
●選考理由
原博実委員
「豊富な運動量、正確なキック、判断力で長崎の中盤を支える。秋野 央樹のCK、FKはチームの武器。左足のミドルシュートも魅力」
播戸竜二委員
「首位長崎の中盤の要。彼のオーガナイズが長崎好調の要因。ピッチ上の指揮者。プレーも華麗で、左足のセットプレーは大きな武器」
柱谷幸一委員
「首位の長崎で出場時間が一番長く安定したプレーをしていた」
北條聡委員
「破竹長崎の羅針盤。試合のテンポ、押し引きを操り、勝利への道を指し示した」
寺嶋朋也委員
「長崎のビルドアップの要。テンポの良いパスさばきと精度の高さが印象的で、チームを見事にコントロールしていた」
◆田中雄大(ブラウブリッツ秋田)
「この度、このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。ありがとうございます」
「この賞は、僕一人の力で得られたものではありません。チームメイト、監督、コーチ、チームスタッフ、ファン、サポーター。ブラウブリッツ秋田に関わる全ての方々による賜物です」
「このご恩に報いる為にもJ3優勝、J2昇格に向けて、精進していきたいと思います」
●選考理由
原博実委員
「7連勝1失点を支えたGK。安定感がある」
播戸竜二委員
「首位のキーパー。失点1」
柱谷幸一委員
「ゴールキーパーとして安定した守備で首位に貢献」
北條聡委員
「無敗秋田のビッグセーバー。鬼神のごとき立ち回りで6つのクリーンシート」
今シーズン最初の月間MVPに輝いたのは明治安田J1は川崎フロンターレのMF家長昭博、明治安田J2はV・ファーレン長崎のMF秋野央樹、明治安田J3はブラウブリッツ秋田のGK田中雄大が受賞した。
家長は明治安田J1での受賞は初。秋野、田中も初受賞となった。
秋野は全9試合に出場。ゴールこそないものの、正確なプレースキックやゲームコントロールでチームの首位に貢献している。
また、田中は7月までの全7試合でゴールを守りわずか1失点。開幕戦から6試合連続クリーンシートと、チームの7連勝に大きな貢献をし、首位を走るチームを支えている。
受賞選手にはクリスタルトロフィーと、賞金として明治安田J1は30万円、明治安田J2は20万円、明治安田J3は10万円が授与される。各選手のコメントと選考理由は以下の通り。
◆家長昭博(川崎フロンターレ)
「今回は、このような賞に選んでいただき、ありがとうございました。8月も選んでもらえるように頑張ります。応援、よろしくお願いします」
●選考理由
原博実委員
「7月は6連勝と好調な川崎Fの攻撃を牽引。すべての試合に先発。ゴールだけでなく、アシスト、ボールキープ等、川崎Fの攻撃のスイッチを入れ、サイドバックの山根 視来をうまく活かしている」
播戸竜二委員
「好調な首位フロンターレの中で、全ての試合でスタメン出場!3得点2アシストは間違いなく月間MVPです!もっともっと貪欲になって更に成長して欲しい!」
柱谷幸一委員
「攻撃でチームを牽引した」
北條聡委員
「無双フロンターレの魔法使い。右からの攻めの拠点、キーパスも量産。点まで取った」
寺嶋朋也委員
「中断期間を経てコンディションが整い、本来持っている力を存分に発揮。Jリーグ年間MVPを受賞した2018年を彷彿とさせる圧巻のプレーぶり。美しい軌道を描きながら味方のもとに届いた数々のクロスが特に印象的だった」
◆秋野央樹(V・ファーレン長崎)
「2、6、7月の月間MVPに選出され、大変嬉しく思います。今チームが首位に立てているのは、チーム全員がいつでも試合で結果を出せる準備をしているからです。この賞もチーム全員にいただいた賞だと思っています」
「これから、過密日程の中で結果を出し続けなければなりませんが、チーム全員でJ1昇格をつかむために戦い抜きます。この度は、本当にありがとうございました」
●選考理由
原博実委員
「豊富な運動量、正確なキック、判断力で長崎の中盤を支える。秋野 央樹のCK、FKはチームの武器。左足のミドルシュートも魅力」
播戸竜二委員
「首位長崎の中盤の要。彼のオーガナイズが長崎好調の要因。ピッチ上の指揮者。プレーも華麗で、左足のセットプレーは大きな武器」
柱谷幸一委員
「首位の長崎で出場時間が一番長く安定したプレーをしていた」
北條聡委員
「破竹長崎の羅針盤。試合のテンポ、押し引きを操り、勝利への道を指し示した」
寺嶋朋也委員
「長崎のビルドアップの要。テンポの良いパスさばきと精度の高さが印象的で、チームを見事にコントロールしていた」
◆田中雄大(ブラウブリッツ秋田)
「この度、このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。ありがとうございます」
「この賞は、僕一人の力で得られたものではありません。チームメイト、監督、コーチ、チームスタッフ、ファン、サポーター。ブラウブリッツ秋田に関わる全ての方々による賜物です」
「このご恩に報いる為にもJ3優勝、J2昇格に向けて、精進していきたいと思います」
●選考理由
原博実委員
「7連勝1失点を支えたGK。安定感がある」
播戸竜二委員
「首位のキーパー。失点1」
柱谷幸一委員
「ゴールキーパーとして安定した守備で首位に貢献」
北條聡委員
「無敗秋田のビッグセーバー。鬼神のごとき立ち回りで6つのクリーンシート」
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Jリーグ序盤戦のコントラスト/六川亨の日本サッカーの歩み
Jリーグは各ディビジョンとも3〜4節を終えた段階だが、これだけ昨シーズンの成績が当てにならないシーズンインも珍しいのではないだろうか。J1ではヴィッセル神戸と横浜F・マリノスがともに未勝利で下位に沈んでいるものの、彼らはACLEを並行して戦いつつ、前者はケガ人に、後者はチームの改造に頭を痛めている。このため現在の順位はあくまで“借り物"と思っていいだろう。 むしろ深刻なのは昨シーズンのルヴァン杯を争ったアルビレックス新潟と名古屋グランパスで、こちらも未勝利のまま19位と20位という、開幕前には予想外の順位に甘んじている。 想定外はJ1だけではない。J2の2位には1位のジェフユナイテッド千葉と同勝点でJ3から昇格組のRB大宮アルディージャが躍進中だが、こちらは“想定内"というか、そもそもJ3に降格するような戦力ではないと思っていた。ユースからは優秀な選手が育ってきていたし、かつて獲得した外国人選手も“粒ぞろい"だった。 日本人選手にしても家長昭博や江坂任ら天才肌の選手が在籍したものの、彼らを生かすことができないままズルズルと順位を落とし、J2に定着してしまったのはご存知の通り。ここらあたり、フロントを含めた経営陣や強化スタッフも「何とかなるだろう」と高を括っていたのではないか。フロントの当事者意識の欠落が、J2に定着することでチーム予算の縮小を余儀なくされ、そのしわ寄せが現場に来るという悪循環からJ3へ降格した。 しかし長澤徹監督はチームにまん延していた“ぬるま湯"体質を一掃し、選手にハードワークを要求した。そして昨シーズンはレッドブルにチームを売却するという大英断のもと生まれ変わっただけに、開幕戦こそ乗り切れば大崩れはしないと見ていた。結果は4連勝という、これ以上ない滑り出し。快進撃がどこまで続くのか見物でもある。 意外なのは、松本山雅FCとの昇格プレーオフでアディショナルタイムの同点弾により11年ぶりのJ2復帰を果たしたカターレ富山と、J2初昇格のFC今治である。富山は3勝1敗で3位に食い込み、今治も2勝1敗1分けの6位と健闘している。そして彼らとは対照的に、J1から降格した北海道コンサドーレ札幌は4連敗で20位、サガン鳥栖は1分け3敗で19位に沈んでいる。 両チームとも昨シーズン中から主力選手の流出が止まらず、シーズンオフにも選手が移籍した。加えて新監督を迎えただけに、チーム作りに時間がかかるのは仕方のないことでもる。しかし、そうした外的要因がダイレクトにチームの結果に反映されるのも、近年のJリーグの特徴かもしれない。 初のJ1リーグ昇格を果たしたファジアーノ岡山や、11年ぶりにJ2復帰を果たした富山は新たなスポンサーの獲得に成功したと聞く。地元ファン・サポーターの期待も高まっていることだろう。富山は、松本との昇格プレーオフ決勝で1-2とリードを許したが、後半アディショナルタイムに右からのアーリークロスをエースストライカー碓井聖生がヘッドで決めてタイスコアに持ち込み、年間順位で3位と上位だったためJ2復帰を果たした。 一方の松本は、監督こそ代わったが、主力選手の流出は防げたものの2分け1敗とこちらも未勝利で18位に沈んでいる。リーグ戦は年間を通じた長丁場であるが、ある試合の1点が、富山と松本の置かれている立場を鮮明に色分けしている。残酷なまでの“たかが1点"であり“されど1点"と言える。 2025.03.10 21:30 Mon5