ブレーメン、“ワン・クラブマン”バルグフレーデらベテラン2人の退団を発表
2020.08.04 20:35 Tue
ブレーメンは3日、ドイツ人MFフィリップ・バルグフレーデ(31)の退団を発表した。
ブレーメンの下部組織出身のバルグフレーデは、2009年にトップチームデビュー。以降は闘争心と守備センスを武器に、玄人好みの守備的MFとして在籍12年間で公式戦通算239試合に出場。今シーズンは度重なる負傷の影響もあり、公式戦17試合の出場にとどまっていた。
スポーツ・ディレクター(SD)を務めるフランク・バウマン氏は、生え抜きMFと袂を分かつ決断が「簡単ではなかった」と認めている。その一方で、将来的には指導者を含む何らかの形での帰還を約束している。
「我々は別の方法でチーム作りをしていきたい。バルギ(バルグフレーデ)は何年もヴェルダーに全てを捧げてくれた。それだけに簡単な決定ではなかった」
「バルギは生粋のヴェルダーの選手であり、現役引退後は指導者のトレーニングプログラムに参加することを確約している」
「僕のプレーヤーとしてのブレーメンでの時間は終わりを迎えた。だから、感謝とお別れの言葉をここで言いたい。振り返ってみれば、これほど長い間、この特別なクラブで多くの経験を積めたことに誇りと感謝しか感じていないよ」
「U-14でスタートし、12年ものプロ生活をヴェルダーで歩むことができたのは僕にとって特別なことだったよ。すべてのチームメイト、スタッフ、そして、コーチ陣(ゴールの決め方を教えてくれなかったけど…)に感謝しているよ」
「そして、ファンのみんなには特別に感謝している。いつでもヴェーザー・シュタディオンで特別な雰囲気を作り出してくれた、信じられないほど素晴らしいファンの前でプレーできたことは、何よりも素晴らしいことだったんだ」
「チームと僕自身に示してくれた惜しみないサポートは決して忘れないよ。できれば満員のスタジアムでお別れを言いたかった。だけど、コロナの時代にはそれはできない」
「ヴェルダーの仲間が新シーズンの成功に向けて、ベストを尽くしてくれることを願っているよ。そして、これからは一人のファンとしてそれを見守っていきたいと思っているよ」
なお、ブレーメンは同日、ドイツ人DFセバスティアン・ラングカンプ(32)の退団も発表。アウグスブルクやヘルタ・ベルリンを経て2018年1月に加入したラングカンプは、昨シーズンはブンデスリーガ21試合に出場も、今季は5試合の出場にとどまっていた。
ブレーメンの下部組織出身のバルグフレーデは、2009年にトップチームデビュー。以降は闘争心と守備センスを武器に、玄人好みの守備的MFとして在籍12年間で公式戦通算239試合に出場。今シーズンは度重なる負傷の影響もあり、公式戦17試合の出場にとどまっていた。
スポーツ・ディレクター(SD)を務めるフランク・バウマン氏は、生え抜きMFと袂を分かつ決断が「簡単ではなかった」と認めている。その一方で、将来的には指導者を含む何らかの形での帰還を約束している。
「バルギは生粋のヴェルダーの選手であり、現役引退後は指導者のトレーニングプログラムに参加することを確約している」
一方、愛するブレーメンを去ることになったバルグフレーデは、時折ユーモアを織り交ぜながら、クラブへの感謝、別れのメッセージを伝えている。
「僕のプレーヤーとしてのブレーメンでの時間は終わりを迎えた。だから、感謝とお別れの言葉をここで言いたい。振り返ってみれば、これほど長い間、この特別なクラブで多くの経験を積めたことに誇りと感謝しか感じていないよ」
「U-14でスタートし、12年ものプロ生活をヴェルダーで歩むことができたのは僕にとって特別なことだったよ。すべてのチームメイト、スタッフ、そして、コーチ陣(ゴールの決め方を教えてくれなかったけど…)に感謝しているよ」
「そして、ファンのみんなには特別に感謝している。いつでもヴェーザー・シュタディオンで特別な雰囲気を作り出してくれた、信じられないほど素晴らしいファンの前でプレーできたことは、何よりも素晴らしいことだったんだ」
「チームと僕自身に示してくれた惜しみないサポートは決して忘れないよ。できれば満員のスタジアムでお別れを言いたかった。だけど、コロナの時代にはそれはできない」
「ヴェルダーの仲間が新シーズンの成功に向けて、ベストを尽くしてくれることを願っているよ。そして、これからは一人のファンとしてそれを見守っていきたいと思っているよ」
なお、ブレーメンは同日、ドイツ人DFセバスティアン・ラングカンプ(32)の退団も発表。アウグスブルクやヘルタ・ベルリンを経て2018年1月に加入したラングカンプは、昨シーズンはブンデスリーガ21試合に出場も、今季は5試合の出場にとどまっていた。
フィリップ・バルグフレーデの関連記事
ブレーメンの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
記事をさがす
|
ブレーメンの人気記事ランキング
1
ブレーメンで構想外の元リバプールMFがハンガリー名門移籍…買取OP付きレンタルで今冬正式加入
フェレンツヴァーロシュは10日、ブレーメンからギニア代表MFナビ・ケイタ(29)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。レンタル期間は2025年1月1日からの1年となる。 レッドブル・ザルツブルク、RBライプツィヒとレッドブルグループのチームを渡り歩きながら評価を高め、2018年夏にリバプールへステップアップしたナビ・ケイタ。加入時にはクラブレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏の8番を託されたが、度重なる負傷やパフォーマンスの問題によってその大きな期待に応えることができず。2023年夏に契約満了となった。 その後、ブレーメンに新天地を求めたが、ここでも負傷に悩まされる日々が続き、今年4月にはメンバー入りを拒否する騒動で、シーズン終了までチームからの追放と罰金に処される羽目に。今夏にはトルコ行きが噂されたが、折り合いがつかず。今シーズンもブレーメンに残留する形となったが、構想外の状態が続いていた。 そんななか、クラブと選手サイドは問題解決へ真摯に話し合いを行った末、ハンガリー屈指の名門への移籍で合意。 ブレーメンのスポーツ部門でマネージングディレクターを務めるクレメンス・フリッツ氏は、「ナビと彼のアドバイザーと一緒にこのソリューションを見つけられたことをうれしく思う。ナビがもうヴェルダーでプレーしないことは明らかだった。したがって、このローンは彼にとっても我々にとっても正しいステップだ。我々はナビのハンガリーでの成功を祈っている」と、今回の決断が双方にとって有用なものになったと語っている。 2024.12.11 08:40 Wed2
シティDFカボレがブレーメンにレンタル移籍…今季はベンフィカにレンタル中
ブレーメンは6日、マンチェスター・シティのブルキナファソ代表DFイサ・カボレ(23)をレンタル移籍で加入することを発表した。背番号は「29」に決定した。 カボレは、2020年7月にメヘレンからシティに完全移籍で加入。メヘレン、トロワ、マルセイユ、ルートン・タウンとレンタル移籍を経験。今シーズンもベンフィカにレンタル移籍していた。 ベンフィカではプリメイラ・リーガで3試合の出場に留まっており、ブレーメンに活躍の場を移すこととなった。 右サイドバックを主戦場としており、シティではプレーした経験がない。一方で、ブルキナファソ代表としては40試合に出場している。 2025.01.06 22:25 Mon3
ブレーメンで氷漬けのナビ・ケイタ、ハンガリー行きが目前か
ブレーメンのギニア代表MFナビ・ケイタ(29)にハンガリーでの再起が取り沙汰される。 レッドブル・ザルツブルク、RBライプツィヒとレッドブルグループのチームを渡り歩きながら評判を上げ、2018年夏にリバプール移籍のステップアップを果たしたナビ・ケイタ。クラブきってのレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏の8番を託されたりと大きな期待を集めたが、度重なる負傷などで地位を確立できず、2023年夏に契約満了となった。 そうして再起の地に選択したのがライプツィヒ時代に慣れ親しんだブレーメンだったが、ここでも負傷に悩まされる日々が続き、今年4月にはメンバー入りを拒否する騒動で、シーズン終了までチームからの追放と罰金に処される羽目に。今夏にはトルコ行きが噂されたが、折り合いがつかず。今季もブレーメンでスタートしたが、構想外の状態が続く。 そんなナビ・ケイタだが、ドイツ『ビルト』によると、ハンガリー名門のフェレンツヴァーロシュ行きに接近。ドイツ『スカイ』が報じるところによれば、1年間のローン移籍になる見込みで、契約が2026年夏まで残るブレーメンと買取オプションを巡って交渉中だが、2、3日で決着しうる模様だ。 フェレンツヴァーロシュは今季の国内リーグでも2位につけ、ヨーロッパリーグ(EL)にも参戦中。ハンガリーでキャリア再開との見方が強まるナビ・ケイタだが、いかに。 2024.12.08 11:15 Sun4
【パリ行きの命運を託された23選手】明治大からドイツ行き! 得点感覚鋭いウインガー・佐藤恵允
パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、佐藤恵允にフォーカスする。 ■佐藤恵允(MF/ブレーメン) スピードとパワーを活かした突破を得意とし、守備も厭わないウインガーの佐藤。コロンビア人の父と日本人の母を持つ東京都世田谷区出身の選手で、実践学園高校卒業後は明治大学へ進学。栗田大輔監督の指導を受けながら関東1部リーグでのプレーをメインとし、当時課題としていた守備、さらには人間性なども磨いた。 その後のキャリアが注目されていた中、大学4年時の2023年7月にブレーメンでの欧州挑戦が決定。Jリーグを経由せず、いきなりブンデスリーガのクラブへ加わる異色の経歴となった。 ドイツに渡ってからはU-23チームに合流し、今シーズンはここまでブレーメンリーガ(ドイツ5部)で12試合4ゴールを記録。2023年末から2024年始めにかけては、ファーストチームの一員としてブンデスリーガの3試合でベンチ入りし、トップの空気にも触れている。 アンダー世代の日本代表には大学2年時から参加。2021年10月にU-22日本代表入りし、AFC U-23アジアカップ予選を戦った。 大岩剛監督就任後は、ウズベキスタンで行われた2022年6月のAFC U23アジアカップに出場。チームとしての戦いは3位に終わった中、グループ第3節から出場機会を与えられると、ボックス内での勝負強さを見せ、4試合で2得点をマークした。 2023年3月に行われたU-22ドイツ代表、U-22ベルギー代表との2連戦では、2試合連続得点と結果を残し、記憶に新しい2024年3月のU-23ウクライナ代表戦では、顔面で押し込んでゴールをゲット。着実に代表での地位を固めている。 今回は佐藤も含め5名の海外組の招集に成功した大岩ジャパンだが、ブレンビーのMF鈴木唯人やスパルタ・ロッテルダムのMF斉藤光毅はここに加わらず。佐藤には左ウイングの柱となることが期待され、山田楓喜、平河悠らと共にサイドの脅威となってほしいところだ。 2024.04.12 21:00 Fri5