札幌は7カ月ぶりのホーム戦勝利ならず…粘りのFC東京がドローに持ち込む《J1》

明治安田生命J1リーグ第6節の北海道コンサドーレ札幌vsFC東京が22日に札幌ドームで行われ、1-1の引き分けに終わった。

新型コロナウイルスの影響で再開後もアウェイ戦が続き、今回が初のホーム戦となる札幌は前節のスタメンから3選手を変更。前節同点弾の田中や、ルーカス・フェルナンデス、ジェイを起用した。

一方、浦和レッズを2-0で下したFC東京は橋本の海外挑戦後初ゲームに向け、5選手が入れ替わり、中村、ジョアン・オマリ、高萩、アルトゥール・シルバ、アダイウトンをピッチに送り出した。
序盤から堅守速攻狙いのFC東京からボールの主導権を握り、能動的な試合運びをみせた札幌だが、崩し切れない展開が続く。そのなかで、カウンターで活路を見いだしにかかるFC東京だが、21分に東が右足を痛めて交代のアクシデント。スクランブルで安部をピッチに送り込んだ。

両者ともにゴールが生まれない状況のまま前半アディショナルタイムを迎えるが、その2分にスコアが動く。右サイド深くをえぐった駒井がクロスを上げると、ファーサイドで反応した菅がトラップから左足シュート。これがゴール右に決まり、札幌が先制に成功する。嫌な時間に失点を喫したFC東京はすぐさま反撃に出るが、レアンドロのミドルシュートは惜しくも左ポストを直撃。1点ビハインドで試合を折り返しても、札幌ペースで進むと、FC東京は69分、永井、原、紺野の3枚替えを決行する。さらに、80分に室屋をピッチに送り出して、反抗姿勢を強めていく。

すると、88分にバイタルエリア中央のレアンドロが相手最終ラインの背後を突いたスルーパスを通すと、抜け出した室屋がGK菅野の至近距離から右足シュート。GK菅野の手を弾いたボールがゴール左に吸い込まれ、終盤に追いついた。

結局、試合は痛み分けに終わり、札幌は7カ月ぶりとなるホーム戦を勝利で飾れず、3試合連続のドロー。連勝こそ「2」で止まったFC東京だが、敵地で勝ち点1をもぎ取った。

北海道コンサドーレ札幌 1-1 FC東京
【札幌】
菅大輝(前45+2)
【FC東京】
室屋成(後43)