2度目は当選なるか? 政界進出を目指すラツィオ会長がローマ市長選に出馬へ
2020.06.10 20:25 Wed
ラツィオのクラウディオ・ロティート会長(63)がローマ市長選に出馬する可能性が浮上した。『フットボール・イタリア』が伝えた。
ロティート会長は、清掃・警備会社グローバル・サービスを経営するイタリアの実業家であり、2004年に経営難に陥っていたラツィオを買収。会長に就任すると、チームの財政を立て直しながらも、限られた資金でチームをやりくりし、チャンピオンズリーグ出場権を獲得するなど結果を残している。
今シーズンはユベントスと優勝争いを繰り広げるまでになり、中断後の逆転優勝の可能性も大いにある状況だ。
ローマに拠点を置く新聞社『Leggo』によると、ロティート会長は、イタリアの右翼政党である『Forza Italia』と『Lega Nord』の支援団体からの推薦を受けており、現職のヴィルジニア・ロッジ市長(37)と選挙で争うことになるようだ。
ロティート会長が政界進出を目指すのは今回が2度目であり、1度目は2018年、元ミランオーナーで元イタリア首相のシルビオ・ベルルスコーニ氏の『Forza Italia』の候補として国会議員選に出馬するも、僅差で落選していた。
ロティート会長は、清掃・警備会社グローバル・サービスを経営するイタリアの実業家であり、2004年に経営難に陥っていたラツィオを買収。会長に就任すると、チームの財政を立て直しながらも、限られた資金でチームをやりくりし、チャンピオンズリーグ出場権を獲得するなど結果を残している。
今シーズンはユベントスと優勝争いを繰り広げるまでになり、中断後の逆転優勝の可能性も大いにある状況だ。
ローマに拠点を置く新聞社『Leggo』によると、ロティート会長は、イタリアの右翼政党である『Forza Italia』と『Lega Nord』の支援団体からの推薦を受けており、現職のヴィルジニア・ロッジ市長(37)と選挙で争うことになるようだ。
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