スナイデル、インテルの復権へエール「勝利の時が来た」
2020.06.08 22:11 Mon
元オランダ代表MFのヴェスレイ・スナイデル氏が、古巣インテル覇権奪還を願っている。『フットボール・イタリア』が伝えている。
2010-11シーズンにコッパ・イタリアを制して以来、メジャータイトルを獲得できていないインテル。アントニオ・コンテ監督を招聘した今シーズンは、セリエAで開幕6連勝のスタートダッシュに成功したが、中盤戦で勝ち切れない試合が続き、1試合の未消化試合を残して首位ユベントスと9ポイント差となっている。
そのインテルは13日にコッパ・イタリアの準決勝2ndレグでナポリとの対戦が控えている。1stレグは0-1で敗れているものの、スナイデル氏はこの大会で長きにわたる無冠を終了させることを切望している。イタリア『Il Mattino』のインタビューで期待をのぞかせた。
「インテルが勝ち進みカップ戦を制覇することを願っている。勝利の時が来たんだ」
「今季のセリエA優勝の可能性は低い。ユベントスは常に優勝最有力だ。彼らには最高のチームがあり、シーズンを重ねるごとに成長している」
2009年から2013年までインテルに在籍したスナイデル氏は、加入1年目のシーズンにジョゼ・モウリーニョ監督の下、イタリア史上初の三冠を達成。4年間で6つの主要タイトルを獲得した。
2010-11シーズンにコッパ・イタリアを制して以来、メジャータイトルを獲得できていないインテル。アントニオ・コンテ監督を招聘した今シーズンは、セリエAで開幕6連勝のスタートダッシュに成功したが、中盤戦で勝ち切れない試合が続き、1試合の未消化試合を残して首位ユベントスと9ポイント差となっている。
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「今季のセリエA優勝の可能性は低い。ユベントスは常に優勝最有力だ。彼らには最高のチームがあり、シーズンを重ねるごとに成長している」
「一般的にインテルの時代は終わったと思われているだろう。だが、彼らは違いを生み出す新しい選手を引き入れ、勝利を続けるための適切なインセンティブを見つけた」
2009年から2013年までインテルに在籍したスナイデル氏は、加入1年目のシーズンにジョゼ・モウリーニョ監督の下、イタリア史上初の三冠を達成。4年間で6つの主要タイトルを獲得した。
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