日本初の女子プロサッカーリーグは「WEリーグ」に決定!2021年秋に開幕

2020.06.03 18:40 Wed
©︎JFA
日本サッカー協会(JFA)は3日、日本初の女子プロサッカーリーグの名称を発表。新リーグの名称は、「WEリーグ(ウィーリーグ)」となることが決定した。
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「WEリーグ」は「Women Empowerment League」の略称。「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」ことを理念とし、この名称にはWEリーグの誕生によってこれまでなかった“女子プロサッカー選手"という職業が確立され、リーグを核に関わるわたしたちみんな(WE)が主人公として活躍する社会を目指す、という思いが込められている。WEリーグは、これまで30年以上にわたって日本の女子サッカーをけん引してきた日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)の上位に位置する、日本女子サッカー最高峰のリーグで、参加クラブは6~10チームを予定。参加チームは今年秋に発表する予定だ。
また、リーグは2021年秋に開幕し、ホーム&アウェイ方式による総当りリーグ戦で順位を決定。WEリーグは、クラブ、選手、ファンサポーター、パートナーらとみんな(WE)で創り上げていくリーグを目指していく。

◆田嶋幸三会長(日本サッカー協会)
「2021年秋に開幕する日本初の女子プロサッカーリーグは、日本の女子サッカーを発展させることだけが目的ではありません。女子プロリーグを核にして様々な雇用を生み出したり、人々の生き方の選択肢を広げたりすることによって、更なる女性の社会進出や持続可能な社会の実現に貢献していくことも目指しています。スポーツを通して社会に貢献していくことは、スポーツ界にとって重要な使命です。少女たちの夢となる女子プロサッカー選手という職業を確立していくと同時に、女性活躍社会の推進や社会が抱える課題解決にも取り組んでまいります」
佐々木則夫 女子新リーグ設立準備室長
「WEリーグの誕生によって、女子プロサッカー選手という職業が確立され、少女たちの夢の受け皿となります。そこを核にさまざまな雇用が生まれ、人々の生き方の選択肢を広げる。多様な考えや目標、生き方があることを知り、認め合い、そして自らの信念や可能性を解き放つことのできるステージへと進んでいくことができる。リーグに関わる全ての人が手を取り合い、リーグから生まれる「わたしたち」のポジティブなエネルギーが社会全体に波及していく。私たちは、それを体現するリーグでありたいと思っています」

◆今井純子 女子委員長(日本サッカー協会)
「WEリーグの設立によって、トレーニング環境やゲームレベルのスタンダードは間違いなく向上します。選手たちにはその中で、パフォーマンスを高め、自身の選手としての価値向上にも目を向けて活躍してほしいと思っています。しかし、WEリーグ設立はプロ選手だけのためではなく、グラスルーツからシニアに至るまでのすべての日本女子サッカーの発展の契機となると同時に、世界の女子サッカー発展の一翼を担うものでもあると信じています。WEリーグのビジョンを実現させ、全ての女の子がプロサッカー選手に憧れ、WEリーグを目指す、そんな世界を作っていきます」

高倉麻子監督(なでしこジャパン)
「女子サッカー選手の長年の夢だった女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」がいよいよ誕生します。このリーグが成功するためには選手の覚悟が必要です。その覚悟が日本を必ず強くするはずです。WEリーグが、応援して下さる方々が楽しめる場所、女の子たちの夢の舞台になることを期待しています。WEリーグをみんなで盛り上げていきましょう」

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