DFBが政治的メッセージ掲げたサンチョらを調査! 処分の可能性は極めて低い模様

2020.06.02 17:05 Tue
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ドイツサッカー連盟(DFB)は、アメリカで抗議活動が広がる白人警官による黒人男性暴行死に関連するメッセージを公式戦中に発した4選手に関する調査に乗り出した。『ロイター通信』が伝えている。
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現在、アメリカでは今月25日にミネアポリス近郊で起きたアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん(享年46)の暴行死事件を発端に、白人による黒人への差別行為に対する抗議活動が大きな広がりを見せている。

そして、その抗議活動はヨーロッパにも広がりを見せており、先週末に行われたブンデスリーガでは、ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョと、モロッコ代表DFアクラフ・ハキミが、「ジョージ・フロイドのために正義を」と書かれたメッセージTシャツを披露。

また、シャルケのアメリカ代表MFウェストン・マッケニーは「ジョージのために正義を」と書かれた特別な喪章を腕に巻き、ボルシアMGのU-21フランス代表FWマルクス・テュラムは、アメリカでの人種差別に対する抗議活動の代名詞の1つとも言えるヒザを付くパフォーマンスを披露し、人種差別撲滅に向けたメッセージを発していた。
前述の4選手の行為はクラブ公式SNSがハッシュタグを付けて拡散するなど、基本的には賛同を得ている。

だが、DFBは欧州サッカー連盟(UEFA)が人種差別撲滅に向けて掲げる『No To Racism』とはやや趣が異なり、政治的な問題を含むため、国際サッカー評議会(IFAB)の「試合中に着用するキットに政治的、宗教的、あるいは個人的なスローガン、声明、またはイメージを含めることができない」との規則に抵触するかどうかを確認するための調査を行う意向を明らかにした。

ただ、DFBのライナー・コッホ副会長は、「今回の調査は試合中およびピッチ上でこういったアクションを行うのが、適切であるかどうかを確認することが目的だ」と、選手たちが発したメッセージ自体は尊重している。

なお、前述の4選手のうち、試合中にイエローカードを出されたのはサンチョのみだったが、その警告理由はあくまでユニフォームを脱いだことに対するもので、政治的なメッセージを示したことは警告対象ではなかったという。

そのため、前述の4選手に何らかの処分が科される可能性は極めて低く、今後DFBは人種差別撲滅に向けたキャンペーンという形で、選手たちが試合中にそういったアクションを起こさなくてもいい環境作りを検討しているようだ。

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O・デンベレがソックスにスマホを忍ばせトレーニング中に「ポケモンGO」をプレー…見つけたトゥヘルは没収

▽世界中で大流行の「ポケモンGO」だが、トレーニング中にプレイするのはやはり許されなかった。 ▽現在プレシーズンマッチを行うため中国遠征を行っているドルトムントだが、FWウスマーヌ・デンベレ(19)がトレーニング中に「ポケモンGO」をプレイしたためトーマス・トゥヘル監督に怒られていた。 ▽マンチェスター・ユナイテッドとのインターナショナル・チャンピオンズカップで1-4と快勝。O・デンベレは1得点の活躍を見せ、勝利に貢献していた。 ▽「ポケモンGO」の公式アカウントのツイートをリツイートするなど、興味津々のO・デンベレは、ボール回しのトレーニング中にソックスの中にスマホを忍ばせていた様で、それを見つけたトゥヘル監督が没収してポケットに入れるシーンが動画に収められていた。 ▽「ポケモンGO」はモンスターを捕まえたり、ジムで対戦したりするゲームだが、ゲーム内の機能にゲットした「タマゴ」を孵化させる機能があり、決められた距離を移動することで「タマゴ」が孵化し、モンスターをゲットできる仕組みとなっている。19歳のO・デンベレはトレーニング中の移動距離を利用して「タマゴ」を孵化させようとしたと見られている。 ▽倒れ込んだO・デンベレに近づいたMF香川真司も状況を把握したのか、ひとツッコミ。トゥヘル監督も香川も笑って済ませていたが、「ポケモンGO」で問題視されている“ながらスマホ”の度が過ぎてしまったようだ。 ◆監督がスマホを没収! https://t.co/8SMDYHBXy0 2016.07.26 20:46 Tue
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フンメルスの古巣復帰は選手次第に? クラブはすでにコンタクト

古巣ドルトムントへの電撃復帰が取り沙汰されるローマの元ドイツ代表DFマッツ・フンメルス(36)だが、現時点でその選択は選手サイドに委ねられているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 昨シーズン終了後に2度目のドルトムント退団を決断したフンメルスは、しばしのフリーの期間を経てローマへ加入。今季3人の指揮官の下で戦う混迷のシーズンを送った新天地では公式戦19試合に出場し1ゴールを記録。 現指揮官クラウディオ・ラニエリの下ではバックアッパーとして試合に絡んでいたが、先日に今季限りでの現役引退を表明した。 しかし、先日には今夏アメリカで行われるFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)に向け、ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックの長期離脱などでディフェンスラインの選手層に不安を抱える古巣ドルトムントが、短期契約で復帰を要請しているとの報道が出ていた。 『シュポルト・ビルト』の今回の最新報道によれば、具体的なオファーがあったかどうかは明らかにされていないものの、ドルトムントがフンメルスに接触を図ったことは事実だという。 フンメルスは短期間のキャリア継続の可能性を否定していないが、少なくとも1年間の完全休養を希望しているとの話もあり、古巣の要請を受け入れるかはイーブンな状況にあるという。 さらに、ドルトムントは元ドイツ代表DFにフロントオフィスのポストや、指導者として迎え入れることにも関心を示している模様。ただ、こちらに関してはクラブ内部のごたごたを認知し、それに対して否定的な考えを持っていることから現実味は乏しいとの見方が強い。 ニコ・コバチ監督は、先日に噂の段階でのフンメルス復帰を歓迎することを公言しており、クラブサイドに受け入れ態勢はできているが、キャリア最後に再びブラックイエローのジャージに袖を通すことになるのか…。 2025.04.23 19:05 Wed

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