1年延期のユーロ2020、3都市が開催に問題、12都市開催がなくなる可能性

2020.05.18 11:10 Mon
Getty Images
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、1年間の延期が決定しているユーロ2020。欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、開催都市について語った。

本来であれば、今年開催される予定だったユーロ2020。UEFA創設60周年記念の特別大会として行われ、ヨーロッパの各国で分散開催することが決定していた。

12カ国での分散開催というこれまでにない規模での大会となる予定だったが、1年間延期されたことで、元々2021年に予定されていたイベントなどとのバッティングが発生。そのため、UEFAは改めて開催都市との協議を進めるとしていた。
チェフェリン会長は『beIN Sports』に対し、2021年に行われるユーロについてコメント。12都市開催が行えなくなる可能性にも言及した。

「我々は9つの都市と会話をしてきた。そして、彼らは次の夏に向けた準備ができている。3つの都市については問題があり、これについては今後説明する」
「原則としては12都市で開催するが、そうでない場合は8〜10都市で開催する準備が進んでいる」

チェフェリン会長は、現時点でどこの都市が開催不可能かを明かすことはなかった。以前は、ツール・ド・フランスの開催と重なることから、デンマークでの開催が難しいと見られたが、その問題は解決していた。

なお、スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、スペインではビルバオのサン・マメスが開催地となっていたものの、問題なく開催する方向で動いているとのことだ。

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