UEFA、現行FFPから新たな財務規則への変更を発表! 給与、移籍金、代理人手数料は総収入の70%に制限
2022.04.07 23:32 Thu
欧州サッカー連盟(UEFA)の執行委員会は、これまでのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)制度に代わる、新たな“持続可能な規則”を承認した。アレクサンデル・チェフェリン会長が7日に発表した。
新たな「チームコスト規定」では、今後、3年間の段階的な変更を経て賃金、移籍金、代理人へのコミッションといった支出を、クラブ総収入の70%に制限する。
また、許容できる損失は現行の3年間で3000万ユーロ(約40億5000万円)から、2倍の6000万ユーロ(約81億円)に増額されている。
この新しい規定は2022年6月に施行され、クラブが適応する時間を持てるよう、3年間かけて段階的に実施される予定だ。
チェフェリン会長は今回の規定変更に関して、以下のようなコメントを残している。
「ヨーロッパフットボールの財政を瀬戸際から引き戻し、ヨーロッパのフットボールクラブの運営方法に革命をもたらした」
「しかし、フットボール業界の進化は、パンデミックの必然的な財務的影響と並んで、全面的な改革と新しい財務的持続性の規制の必要性を示している」
新たな「チームコスト規定」では、今後、3年間の段階的な変更を経て賃金、移籍金、代理人へのコミッションといった支出を、クラブ総収入の70%に制限する。
また、許容できる損失は現行の3年間で3000万ユーロ(約40億5000万円)から、2倍の6000万ユーロ(約81億円)に増額されている。
チェフェリン会長は今回の規定変更に関して、以下のようなコメントを残している。
「2010年に導入されたUEFA初の財務規制は、その主要な目的を果たした"」
「ヨーロッパフットボールの財政を瀬戸際から引き戻し、ヨーロッパのフットボールクラブの運営方法に革命をもたらした」
「しかし、フットボール業界の進化は、パンデミックの必然的な財務的影響と並んで、全面的な改革と新しい財務的持続性の規制の必要性を示している」
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