カルダーラがどん底味わったミラン時代を回想 「ミランに感謝」、「失敗は自分の責任」
2020.04.10 22:25 Fri
アタランタに所属するイタリア代表DFマッティア・カルダーラ(25)が多くの苦難を味わったミラン在籍時を振り返っている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
ベルガモ生まれのカルダーラは2013-14シーズンにアタランタでプロデビュー。2016年夏に新指揮官に就任したジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で台頭すると、2017年1月にはセリエAの盟主ユベントスに引き抜かれることに。
そのままレンタルという形で1年半をアタランタで過ごし、2018年夏に満を持してユベントスへ向かうが、イタリア代表の同僚である当時ミランの主将を務めたDFレオナルド・ボヌッチのユベントス復帰希望を受け、そのトレード要員としてアタランタと同じロンバルディア州に本拠を置くミラン行きが決定した。
しかし、心機一転を図ったミランでは加入直後に負ったアキレス腱の部分損傷などで長期離脱を強いられると、ようやく復帰を果たした直後の昨年5月初旬には左ヒザ前十字じん帯の断裂という悲劇に見舞われ再離脱。そして、1年半の在籍期間では公式戦2試合の出場に留まった。
今回、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに答えたカルダーラは、キャリアのどん底とも言えるミラン時代を回想している。
「そして、ミランに対しては今後も感謝し続けるよ。ミランではうまくいかなかったけど、それはすべて自分の責任だよ」
多くの苦難を味わったミランを経て、カルダーラは今年1月に古巣アタランタへ買い取りオプション付きの1年半のレンタル移籍で復帰。慣れ親しんだ故郷で再び恩師の指導を受けることになった25歳は、加入以降の公式戦5試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)ではバレンシアとの2試合に出場し、クラブ史上初のベスト8進出に貢献するなど、早くも充実した日々を過ごしている。
「アタランタは欧州ではまだ珍しい戦術を採用している。そのアドバンテージを生かすべきだね。ただ、最も重要なのは準々決勝でプレーすることだ。そのためにさらに前進していく必要があるよ」
「ほとんどプレーできなかったサン・シーロでのバレンシア戦は素晴らしかった。あの夜、フットボールのおかげでようやく幸せを感じることができたよ」
「中断前の時点でコンディション的には20パーセントという感じだったけど、再開されるときにはより良い状態を取り戻したい。2年前の状態か、それ以上に良いパフォーマンスを見せたい。2年間の経験があるし、今こそ自分のクオリティを飛躍させる時なんだ」
また、カルダーラは2018年9月以降、約1年半に渡って遠ざかっているイタリア代表に関しても言及。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でユーロ2020が一年延期されたことを追い風に、再び国を背負い自身初の大舞台でのプレーを夢見ている。
「2年近く遠ざかっているけど、代表のことやユーロのことはよく考えるよ。現時点で自分が他の人に比べて後れを取っていることはわかっているよ。だから、もう一度、代表に戻るためには2021年までに誰よりも頑張らないとね」
「ミランでは一度も貢献できなかったけれど、アタランタと(代表監督の)マンチーニからの信頼に報いるために全力を尽くすよ」
ベルガモ生まれのカルダーラは2013-14シーズンにアタランタでプロデビュー。2016年夏に新指揮官に就任したジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で台頭すると、2017年1月にはセリエAの盟主ユベントスに引き抜かれることに。
そのままレンタルという形で1年半をアタランタで過ごし、2018年夏に満を持してユベントスへ向かうが、イタリア代表の同僚である当時ミランの主将を務めたDFレオナルド・ボヌッチのユベントス復帰希望を受け、そのトレード要員としてアタランタと同じロンバルディア州に本拠を置くミラン行きが決定した。
今回、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに答えたカルダーラは、キャリアのどん底とも言えるミラン時代を回想している。
「ミランでは、人生で初めて自分のパフォーマンスを通してクラブからの信頼に報いることができなかったよ。それは今でも僕の身を焦がしているし、敗北を感じた。正直、今でもそのことを考えてしまうけど、今は脇に置くことが必要だと理解している。困難な時期は1年半でもう十分だからね」
「そして、ミランに対しては今後も感謝し続けるよ。ミランではうまくいかなかったけど、それはすべて自分の責任だよ」
多くの苦難を味わったミランを経て、カルダーラは今年1月に古巣アタランタへ買い取りオプション付きの1年半のレンタル移籍で復帰。慣れ親しんだ故郷で再び恩師の指導を受けることになった25歳は、加入以降の公式戦5試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)ではバレンシアとの2試合に出場し、クラブ史上初のベスト8進出に貢献するなど、早くも充実した日々を過ごしている。
「アタランタは欧州ではまだ珍しい戦術を採用している。そのアドバンテージを生かすべきだね。ただ、最も重要なのは準々決勝でプレーすることだ。そのためにさらに前進していく必要があるよ」
「ほとんどプレーできなかったサン・シーロでのバレンシア戦は素晴らしかった。あの夜、フットボールのおかげでようやく幸せを感じることができたよ」
「中断前の時点でコンディション的には20パーセントという感じだったけど、再開されるときにはより良い状態を取り戻したい。2年前の状態か、それ以上に良いパフォーマンスを見せたい。2年間の経験があるし、今こそ自分のクオリティを飛躍させる時なんだ」
また、カルダーラは2018年9月以降、約1年半に渡って遠ざかっているイタリア代表に関しても言及。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でユーロ2020が一年延期されたことを追い風に、再び国を背負い自身初の大舞台でのプレーを夢見ている。
「2年近く遠ざかっているけど、代表のことやユーロのことはよく考えるよ。現時点で自分が他の人に比べて後れを取っていることはわかっているよ。だから、もう一度、代表に戻るためには2021年までに誰よりも頑張らないとね」
「ミランでは一度も貢献できなかったけれど、アタランタと(代表監督の)マンチーニからの信頼に報いるために全力を尽くすよ」
マッティア・カルダーラの関連記事
アタランタの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
マッティア・カルダーラの人気記事ランキング
1
ボヌッチ、ミランでの“黒歴史”を回想…慎重に言葉を選ぶもミラニスタを傷つける?
ユベントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが、“黒歴史”とも揶揄されるミランでの1年間を振り返っている。『フットボール・イタリア』が伝えている。 2010年夏にユベントスへ加入したボヌッチは、在籍期間にセリエA6連覇を経験するなど、近年の最盛期を過ごすビアンコネーロと共に充実した日々を過ごしていた。 しかし、当時の指揮官マッシミリアーノ・アッレグリ監督との確執、チャンピオンズリーグ(CL)決勝での厳しい敗戦など、幾つかのネガティブな要素が重なり、2017年夏にミランへの電撃移籍を果たした。 ただ、キャプテンマークを託されたミランでは、チームとしても個人としても思うようにいかず。一方、自身不在の古巣は悲願のCL制覇の夢をレアル・マドリーに打ち砕かれたものの、危なげなく国内2冠を達成していた。 そして、一度別れて“老貴婦人”の良さを改めて知ったボヌッチは、2018年夏に恥を忍んで古巣復帰を要請。自身とのトレードでミランへ旅立ったイタリア代表DFマッティア・カルダーラ(現アタランタ)という犠牲者を出しながらも、1年での帰還を果たした。 そのため、ボヌッチのミラノでの1年間は自身にとって“黒歴史”とも言える忘れたいものであるかに思われるが、ポジティブな33歳は「一人の男として成長できた」と、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで振り返っている。 「個人的にもプロとしても厳しいシーズンだったよ」 「幾つかの意見の食い違い、とりわけチャンピオンズリーグ敗戦後に衝突があり、僕は最終的に誤った決断をしてしまった」 「だけど、自分のキャリアに大きな影響を与えたあの決断は、僕を一人の男として成長させたと言わざるを得ないよ」 「ミラノでの数カ月は僕に自問自答の機会を与えたんだ。そして、自分にとって最も大事なのは、家族のような存在であるユベントスだってことがわかったんだ」 「ミランでは何人かの素晴らしい人たちと出会うことができた。その筆頭がリーノ・ガットゥーゾだ。確かに厳しいシーズンだったけど、それが自分のキャリアにおいて役に立たなかったなんてことはないよ」 「最終的に、僕は自分の家に戻り、すごく幸せだからね」 ボヌッチなりに慎重に言葉を選んだうえでのコメントだが、ミランでの苦しい日々がユベントスの良さを改めて知るキッカケになったというニュアンスは、再びミラニスタの怒りを買いそうだ。 2020.06.07 17:45 Sunアタランタの人気記事ランキング
1
日向坂46の影山優佳さん、内田篤人も「渋いところから持ってきたね」と驚く今年最も注目する選手は?
アイドル界きってのサッカーフリークとして知られる日向坂46の影山優佳さんが、今年推していきたい日本人選手を発表し話題となっている。 カタール・ワールドカップ(W杯)では「ABEMA」でW杯の中継や関連番組に出演。日本代表を応援する姿はもちろん、サッカー愛溢れるトークや試合結果を見事的中させるなど、多くの人に知られることとなった。 また、「あなたのハートにゲーゲンプレス」という挨拶を解説を務めた本田圭佑にイジられるなど、やりとりも話題となっていた。 その影山さんは、13日に『DAZN』で配信された「内田篤人のFOOTBALL TIME」の2023年初回放送に出演。内田氏からは「影山大先生」と言われるなど、久々の出演となった。 番組冒頭では、アルゼンチン代表と予想した影山さんのフリップを投げ捨てたことを謝罪する内田氏の動画も配信された。 番組の中では、影山さんが2023年に最も注目する推し選手を紹介。多くの選手がいる中で、1人に絞ったとのこと。その選手は、アタランタに所属するイタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニ(19)だった。 内田氏は「また渋いところから持ってきたね」と驚き。19歳のセンターバックと紹介すると「サイドのウインガーとやボランチを持ってこないのが渋いわ」と称賛した。 スカルヴィーニは、アタランタのアカデミー育ち。2021年7月にファーストチームに昇格すると、アタランタではここまで公式戦34試合で2ゴールを記録。既にイタリア代表デビューも果たし、3試合でプレーしている。 影山さんが推す理由を説明。「身長194cmで右利きなんですが左足も得意で、身長を生かした空中戦の強さもありますし、ビルドアップ能力もあって、現代的なセンターバックに必要な要素を全て兼ね備えていると言っても過言ではない」とスカルヴィーニを絶賛した。 <span class="paragraph-title">【動画】内田篤人の謝罪動画</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vbG0CE3CqyY";var video_start = 176;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】CBとは思えないスカルヴィーニの今季ローマ戦でのゴール</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="6csJwwZJZOs";var video_start = 15;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.01.14 09:55 Sat2
アタランタがFWダニエル・マルディーニをモンツァから獲得! 昨年10月に祖父、父に続くイタリア代表デビュー
アタランタは1日、モンツァからイタリア代表FWダニエル・マルディーニ(23)の完全移籍加入を発表した。 『フットボール・イタリア』によると、契約期間は2029年6月までで、移籍金は1000万ユーロ(約16億1000万円)+ボーナス300万ユーロ(約4億8000万円)となった。 ダニエル・マルディーニは元イタリア代表DFチェーザレ・マルディーニ氏の孫で、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏の息子。両者が活躍したミランの下部組織で育ち、2020年2月にファーストチームデビューを飾った。 2021-22シーズンはセリエAで待望の初ゴールを奪うも、なかなか出番を得られず2022年7月にスペツィアへレンタル移籍。2023-24シーズンは前半をエンポリ、後半をモンツァで過ごした。 2024年7月にミランからモンツァへ完全移籍。今シーズンはレギュラーとしてプレーし、セリエAで20試合3ゴール1アシストを記録。レンタル期間も含めた在籍1年間で、通算32試合7ゴール2アシストの成績を残した。 2024年10月にはイタリア代表に初招集され、イスラエル代表戦でデビュー。マルディーニ家はイタリア代表史上初の親子3世代でプレーしたファミリーとなり、ダニエル・マルディーニはここまで2試合キャップを記録している。 2025.02.01 23:40 Sat3
アタランタ、武者修行中のU-23イタリア代表MFヴァルザニアと契約延長
▽アタランタは26日、U-23イタリア代表MFルカ・ヴァルザニア(22)と契約延長したことを発表した。契約期間は2023年6月30日までの5年間となる。 ▽チェゼーナのプリマヴェーラ出身のヴァルザニアは、2013年にトップチームに昇格。2015年の夏にはアタランタへ移籍するも、これまで出場機会はなく、古巣のチェゼーナやチッタデッラ、ペスカーラなど、国内の下部リーグで武者修行を繰り返していた。 ▽184cmの恵まれた体格を持つセントラルMFのヴァルザニアは、2017年10月にU-21イタリア代表デビューを飾ると、これまで6試合に出場していた。 2018.06.27 01:50 Wed4
アタランタがルーマニアの逸材アタッカーのミハイラを獲得!
アタランタは1月31日、セリエBのパルマからルーマニア代表MFヴァレンティン・ミハイラ(21)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。今回の契約にはスポーツ面の各種条件を達成した場合、買い取り義務が生じる条項が盛り込まれている。 母国のウニヴェルシタテア・クライオヴァでプロキャリアをスタートしたミハイラは、2020年10月に当時セリエAに所属していたパルマに完全移籍で加入。 左ウイングを主戦場とする右利きのドリブラーは、そのセリエAデビューシーズンに負傷離脱がありながらも、16試合3ゴール2アシストの活躍を見せていた。今シーズンのセリエBでは13試合2ゴール1アシストの数字を残している。 爆発的なスピードとドリブルテクニックを武器に、鋭い縦への突破、カットインからのシュート、ラストパスを得意とする逸材アタッカーは、ルーマニアの次代を担う存在として期待を集めている。 2022.02.01 00:26 Tue5