ナポリ会長、従業員30人の一時解雇を決断
2020.04.08 21:02 Wed
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、従業員30名の一時解雇を決定したようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
新型コロナウイルス(COVID-19)による財政負担が日に日に増す中、イタリアではユベントスが選手や監督らの給与カットに踏み切り、何とか経営を保っている。また、ユベントスに倣い、セリエAも各クラブに選手とコーチ陣の減給を提案したと伝えられているが、少なくない反感を受けている模様だ。
そんな中、ナポリは30名の従業員に対して2カ月の一時解雇を決断。イタリアでは初めての例となった。
一方、ナポリでは昨年11月のカルロ・アンチェロッティ前監督を筆頭とした選手らによる練習ボイコットの問題が残っており、総額200万ユーロ(約2億3600万円)を超える罰金を巡って裁判が続いている。こちらの結果も今後の動きに影響を与えるようだ。
新型コロナウイルス(COVID-19)による財政負担が日に日に増す中、イタリアではユベントスが選手や監督らの給与カットに踏み切り、何とか経営を保っている。また、ユベントスに倣い、セリエAも各クラブに選手とコーチ陣の減給を提案したと伝えられているが、少なくない反感を受けている模様だ。
そんな中、ナポリは30名の従業員に対して2カ月の一時解雇を決断。イタリアでは初めての例となった。
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