カペッロ氏が南アW杯でのランパードの“幻のゴール”を嘆く…「あのゴールが決まっていれば」

2020.04.06 18:50 Mon
Getty Images
イタリア人指導者のファビオ・カペッロ氏が、2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)について振り返った。イギリス『ガーディアン』が報じている。
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かつてはレアル・マドリーやミラン、ユベントスなどビッグクラブを率いていたカペッロ監督は、南アフリカW杯ではイングランド代表を率いて大会に臨んだ。苦しみながらもグループリーグを2位で通過すると、決勝トーナメント1回戦のドイツ戦では、1点リードされて迎えた前半38分にフランク・ランパード(現チェルシー監督)の放ったボックス手前からのシュートがバーに直撃。そのままボールは下に落ち、ゴールラインを越えたかに見えたが、ゴールが認められず。結局イングランドは1-4で敗退となっていた。
ゴールライン・テクノロジー(GLT)やVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)などがあればゴールが認められていたであろうランパードのシュート。誤審がなければ2-2の同点となっていたが、カペッロ氏はこのゴールが認められなかったことを悔やんでいる。

「私がひとつ思うのは、ドイツは非常に若いチームだった。若いチームが2-0から2-2に追いつかれたら心理的な問題を抱える。それはイングランド代表にとって大きな後押しになる」
「だが、それは起きなかったし、私の心から取り除くことはできなかった」

「それから後半に目を向けた。我々はチャンスを作り、バーにヒットした。だが、ドイツが3点目と4点目を決めた」

「私たちは成長し、さらに良くなり、そしてそのことが起きた。2年間努力したが、誰かの過ちのために家に帰ることになった」

南アフリカW杯での出来事から4年後、ブラジルW杯で初めて「GLT」が導入された。そして2018年のロシアW杯では、スタジアム外で常に数台のモニターで試合を監視するリプレーオペレーター4人と、主審がモニターで映像を観ながらプレーを確認できる「VAR」を初導入した。

ロシア大会では両システムが活躍し、誤審の減少や判定の精度向上に役立った。きっとロシア大会であれば、ランパードのあのシュートはゴールと認められていただろう。しかし、あの不運がなければ、現在GLTもVARも使われていなかったかもしれない…。

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「彼が連絡しないようにと…」 ホワイトの代表復帰拒否続く、暫定監督が明らかに

アーセナルDFベン・ホワイトはイングランド代表でもうプレーしないのだろうか。 2021年6月に代表デビューを果たし、その夏にブライトン&ホーヴ・アルビオンからアーセナル入りしたホワイト。アーセナルでは本職のセンターバックでなく、右サイドバックとして地位を築き、今季のプレミアリーグでも開幕から3試合すべてにフル出場中だ。 代表にとっても堅実なプレーぶりに複数エリアをこなせるのも魅力的な選手だが、カタール・ワールドカップ(W杯)で個人的事情を理由に途中離脱してから不参加が続く。ガレス・サウスゲイト前監督はまだチームを率いた頃、本人の招集拒否を明らかにした。 当時のチームで出番が限られる状況だけでなく、アシスタントコーチだったスティーブ・ホランド氏との確執も要因の1つとされるなか、代表がサウスゲイト前体制から舵を切ったことで、復帰の可能性が取り沙汰されたが、今活動でもメンバーから外れている。 今月から暫定的に代表の指揮を執り、連勝締めのリー・カーズリー監督もまだオーディションの身ではあるが、イギリス『BBC』によると、今後の活動でホワイトを呼ぶ可能性、そして本人と話をする可能性を問われると、こう返したという。 「(本人と話をする)予定はない。ノーだ。その件についてはメンバー選考の際に話をした。代表でプレーする資格のある選手なら、その全員にチャンスがある」 「私が知る限り、彼は連絡しないよう求めている。それが変わるのであれば、変わるだろう。ピッチのいたるところで真の競争があるのは大事。選択肢となる選手が多ければ多いほど良い」 2024.09.11 13:30 Wed

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