給与カットとなった550名のスパーズ従業員、知ったのは発表30分前だった…

2020.04.02 17:58 Thu
Getty Images
先月末に550名の従業員の給与カットを発表したトッテナムだが、イギリス『デイリー・メール』によると、対象者らに伝わったのは発表の僅か30分前だったという。

新型コロナウイルスの影響で世界中のクラブが財政危機に瀕している。多くのクラブが泣く泣く選手の減俸を踏み切る中で、トッテナムは雇用を守るために、選手を除く従業員の給与カットを決断。ダニエル・レヴィ会長が4月と5月分の給料を20%減らすことを発表した。

しかし『デイリー・メール』によると、その発表が現地時間午前10時半だったのに対し、550名の従業員に伝えられたのは10時。わずか30分前だったという。
元々トッテナムの行動には、高給を得ている選手より先に収入の少ない従業員から搾取するのは非常識だとして多くのサッカーファンが疑問を抱いており、イギリス『テレグラフ』も「間違っている」と真っ向から批判している。

さらに、ハリー・レドナップ元監督も「トッテナムのようなビッグクラブがすることではない」とコメントしており、多方面から顰蹙を買っている。
いずれは選手の減俸も考えなければならないトッテナムだが、今回の情報が事実だとすれば、さらに評判を落としかねない一件となる。

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レヴィ会長の決勝前の行動で結末を危惧…自伝刊行のロリスがスパーズでのCL準優勝に関するエピソード明かす

元フランス代表GKウーゴ・ロリスが、準優勝に終わった2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝に関するエピソードを明かした。 2012年から2023年までトッテナムの守護神、キャプテンを務めてきたロリス。2024年1月にはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFCへ移籍し、アメリカの地でも存在感を示している。 そのスパーズのレジェンドGKは、自伝『Earning My Spurs』を今月刊行予定で、イギリス『ガーディアン』では独占でその内容の一部が公開された。 その抜粋記事では、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下でマンチェスター・シティ、アヤックス相手に劇的な勝ち上がりを見せた2018-19シーズンのCLについての興味深いエピソードが明かされた。 ロリスは、マドリードのエスタディオ・メトロポリターノで行われたリバプールとの決勝戦を前にしたダニエル・レヴィ会長とチームとのやり取りによって、クラブとしてビッグイヤーを掲げる準備ができていなかったと振り返っている。 元フランス代表GKによると、レヴィ会長は運命のファイナルの4日前に選手たち全員に『アビエイター』の高級な腕時計をプレゼントしていたという。そして、その時計には各選手の名前と共に「チャンピオンズリーグファイナリスト2019」との文字が刻まれていた。 その「ファイナリスト」という文言に加え、重要な試合前に時計が贈られた事実こそトッテナムが0-2で敗れた一因でもあったとの見解を示し、現在までその時計を一度も身に着けていないことを明かした。 「僕は彼自身と、会長としてクラブのためにしてくれたことすべてに多くの敬意と尊敬の念を抱いている。もちろん彼のこともよく知っている。だけど、彼はまったく敏感でないこともある」 「あのような刻印があれば、試合開始数分後に0-1で負けていても、レヴィ自身は驚かなかったはずだ」 今回のエピソードによってレヴィ会長を非難する意図は間違いなくなかったが、CL決勝の前年にフランス代表としてロシア・ワールドカップを制覇していたロリスにとっては、同会長の悪気のない行動を含めてクラブがトロフィーを掲げる準備ができていなかったと感じていたようだ。 2024.11.08 08:41 Fri

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