アンリ監督がMLS開幕戦でモントリオールでの初勝利飾る! 「完璧には程遠い」

メジャーリーグサッカー(MLS)のモントリオール・インパクトを率いるティエリ・アンリ監督が、2020シーズンのMLS開幕戦となったニューイングランド・レボリューション戦で同クラブでの記念すべき初勝利を手にした。監督業初挑戦となった古巣モナコを昨年1月に解任されたアンリ監督は今シーズンからモントリオールで監督業を再開。すでに先月中旬に行われたCONCACAFチャンピオンズリーグのラウンド16、デポルティボ・サプリサ(コスタリカ)戦での公式戦の初陣を飾り、2戦共に引き分けもアウェイゴール数の差で準々決勝進出を果たしていた。その中で同クラブでの初勝利を目指したMLS開幕戦ではホームにニューイングランドを迎えた。試合は前半立ち上がりに先制を許す苦しい入りとなったが、37分にFWロメル・オキトのゴールで同点に追いつく。その後は一進一退の攻防が続いたが、80分にFWマキシミリアーノ・ウルッティに決勝点が生まれ、苦しみながらも2-1の逆転勝利を飾った。
MLSでの初陣を見事に勝利で飾ったアンリ監督だが、自身が求めるチームパフォーマンスには到底及んでいないと感じている。同監督は試合後に女子体操界のレジェンドであるナディア・コマネチを引き合いに出した興味深いコメントを残している。MLS公式サイトが試合後コメントを伝えている。

「完璧には程遠い。ただ、それはどのチームも同じだ。私が唯一知っている完璧な存在はナディア・コマネチだけだよ。彼女以外、10点満点を獲得した人はいない」「私が就任した当初からプレーヤーたちには戦い続けなければならないと言い続けている。それこそ自分たちがやるべき最低限のことだからだ」

モナコでの失敗を教訓にアメリカの地で再スタートを切ったアンリ監督だが、その滑り出しは上々と言える。