マドリーで監督をさせてもらえず不満 グティ「元同僚たちは…」

2020.01.23 13:57 Thu
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アルメリアの指揮を執る元スペイン代表MFグティ氏が指導者キャリアをスタートさせた当初の鬱憤を明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。
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グティ氏は、15年間にわたってレアルマドリーのトップチームで活躍。2012年7月の現役引退後、マドリ-U-12のコーチとして指導者に転身すると、2018年夏から現役最後のクラブであるベシクタシュのアシスタントコーチを務め、昨年11月初旬からラ・リーガ2部のアルメリア監督に就任した。 スペイン『Movistar+』のインタビューで、その指導者キャリア転身当時を振り返ったグティ氏。本当はマドリーのアカデミーでアシスタントコーチからでなく、監督として指導者の道をスタートさせたかった思いを打ち明けた。
「私はアシスタントではなく、監督として指導者のキャリアを始めたかった」

「だが、彼らは(マドリーの上層部)こう言った。『君はグティだ。そうだろ? とりあえずどうなるか見てみよう。まずは(アシスタントコーチ業に)励んでからだ』とね」
「テストを受けているような感じだった。まるで9歳のときに受けたカンテラの入団テストのようさ」

「長い道のりだった。U-12(アレビン)だけでなく、U-16(カデーテ)とU-14(インファンティル)のアシスタントコーチを任されていたからね」

「私の元同僚たちはすぐ監督を任されていたのにね」

なお、例としてマドリーのトップチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は2013-14シーズン、当時監督だったカルロ・アンチェロッティ氏(現エバートン監督)の下でアシスタントコーチを務め、2014年7月にカスティージャの指揮官に就任している。

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