守護神クルトワの魂のヘッドがベンゼマのラストプレー同点弾を演出! メスタージャで劇的ドローのマドリーがバルサと同勝ち点でクラシコへ!《ラ・リーガ》
2019.12.16 07:03 Mon
ラ・リーガ第17節、バレンシアvsレアル・マドリーが15日にメスタージャで行われ、1-1のドローに終わった。
来週ミッドウィークの18日に今季最初のエル・クラシコを控える2位のマドリーが8位のバレンシアのホームに乗り込んだ一戦。
前節にエスパニョール、チャンピオンズリーグ(CL)でクラブ・ブルージュを破って公式戦10試合無敗のジダン率いるチームはCLから先発7人を変更。左サイドバックにナチョを置いたほか、累積警告にリーチがかかるカゼミロを温存し、バルベルデを起用。3トップはロドリゴ・ゴエス、ベンゼマ、イスコが並んだ。
フェラン・トーレスとロドリゴ・モレノの快足コンビを2トップに配したホームチームに対して、いつも通りボールを保持して押し込むマドリー。開始6分にバルベルデがファーストシュートを放つと、12分にはペナルティアーク付近でパスを受けたクロースが地を這う強烈なミドルシュートを狙うが、ここはGKジャウメが見事な反応で触りボールはポストを叩いた。
その後もマドリーが押し込む時間が続くも徐々にフィニッシュの数が減っていく。これに対してバレンシアがロングカウンターでゴールへ迫っていく。17分にはゴール前に抜け出したフェラン・トーレスが惜しいシュートを放つと、その後も2トップが鋭い攻撃を仕掛ける。だが、マドリー同様に決め切るまでには至らない。
後半開始早々のゴールとはならなかったものの、後半に入って完全にペースを掴んだバレンシアは相手にほとんど決定機を与えず。要所でカウンターから相手を引っくり返す場面を幾度も創出する。
一方、後半に入ってほとんど良いところがないマドリーは69分、ロドリゴとイスコを下げてヴィニシウスとベイルを同時投入。72分にはベンゼマのお膳立てからヴィニシウスが早速フィニッシュに絡んでいく。
しかし、拮抗した展開の中で先にゴールをこじ開けたのはホームのバレンシア。78分、右サイドでナチョに競り勝ったヴァスが味方にボールを預けてそのままボックス内でリターンパスを受けると、中の状況を見極めて折り返す。これをソレールが冷静にゴールへ蹴り込んだ。
敵地で先制を許す厳しい展開を強いられた中、マドリーはモドリッチを下げてヨビッチを最後の交代カードとして投入。だが、先制してより守備を固める相手の守備をなかなかこじ開けることができず。逆に、相手得意のロングカウンターでピンチを招きマヌ・バジェホにあわや追加点という決定機まで許した。
その後、5分が与えられた後半アディショナルタイムにはセルヒオ・ラモスを前線に上げて決死のパワープレーを試みる中で93分にはセルヒオ・ラモスのヘディングの落としをヨビッチがゴールネットへ蹴り込むが、これは惜しくもオフサイドの判定。
これで万事休すと思われたが、最後の最後にエル・ブランコの意地が実る。95分、ラストプレーとなった左CKの場面でキッカーのクロースが絶妙なボールを入れると、攻撃参加していたGKクルトワが打点の高いヘディングシュート。これは相手GKにセーブされるも、こぼれ球をDFガライがクリアにもたついたところをエースのベンゼマがすかさずゴールに蹴り込んで土壇場での劇的同点ゴールとした。
この直後に試合はタイムアップを迎え、守護神クルトワのお膳立てからエースにゴールが生まれたマドリーは公式戦無敗を11試合に伸ばすと共に、首位のバルセロナと同勝ち点をキープして敵地でのクラシコに臨むことになった。
来週ミッドウィークの18日に今季最初のエル・クラシコを控える2位のマドリーが8位のバレンシアのホームに乗り込んだ一戦。
前節にエスパニョール、チャンピオンズリーグ(CL)でクラブ・ブルージュを破って公式戦10試合無敗のジダン率いるチームはCLから先発7人を変更。左サイドバックにナチョを置いたほか、累積警告にリーチがかかるカゼミロを温存し、バルベルデを起用。3トップはロドリゴ・ゴエス、ベンゼマ、イスコが並んだ。
その後もマドリーが押し込む時間が続くも徐々にフィニッシュの数が減っていく。これに対してバレンシアがロングカウンターでゴールへ迫っていく。17分にはゴール前に抜け出したフェラン・トーレスが惜しいシュートを放つと、その後も2トップが鋭い攻撃を仕掛ける。だが、マドリー同様に決め切るまでには至らない。
結局、ゴールレスでの折り返しとなった試合は後半立ち上がりにホームチームがいきなり決定機。ボックス左に抜け出したフェラン・トーレスがGKと一対一のチャンスも、ここはGKクルトワが果敢な飛び出しで阻止する。
後半開始早々のゴールとはならなかったものの、後半に入って完全にペースを掴んだバレンシアは相手にほとんど決定機を与えず。要所でカウンターから相手を引っくり返す場面を幾度も創出する。
一方、後半に入ってほとんど良いところがないマドリーは69分、ロドリゴとイスコを下げてヴィニシウスとベイルを同時投入。72分にはベンゼマのお膳立てからヴィニシウスが早速フィニッシュに絡んでいく。
しかし、拮抗した展開の中で先にゴールをこじ開けたのはホームのバレンシア。78分、右サイドでナチョに競り勝ったヴァスが味方にボールを預けてそのままボックス内でリターンパスを受けると、中の状況を見極めて折り返す。これをソレールが冷静にゴールへ蹴り込んだ。
敵地で先制を許す厳しい展開を強いられた中、マドリーはモドリッチを下げてヨビッチを最後の交代カードとして投入。だが、先制してより守備を固める相手の守備をなかなかこじ開けることができず。逆に、相手得意のロングカウンターでピンチを招きマヌ・バジェホにあわや追加点という決定機まで許した。
その後、5分が与えられた後半アディショナルタイムにはセルヒオ・ラモスを前線に上げて決死のパワープレーを試みる中で93分にはセルヒオ・ラモスのヘディングの落としをヨビッチがゴールネットへ蹴り込むが、これは惜しくもオフサイドの判定。
これで万事休すと思われたが、最後の最後にエル・ブランコの意地が実る。95分、ラストプレーとなった左CKの場面でキッカーのクロースが絶妙なボールを入れると、攻撃参加していたGKクルトワが打点の高いヘディングシュート。これは相手GKにセーブされるも、こぼれ球をDFガライがクリアにもたついたところをエースのベンゼマがすかさずゴールに蹴り込んで土壇場での劇的同点ゴールとした。
この直後に試合はタイムアップを迎え、守護神クルトワのお膳立てからエースにゴールが生まれたマドリーは公式戦無敗を11試合に伸ばすと共に、首位のバルセロナと同勝ち点をキープして敵地でのクラシコに臨むことになった。
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