【CLグループH総括】昨季ベスト4のアヤックスが敗退、混戦を勝ち抜いたのはバレンシアとチェルシー
2019.12.14 19:03 Sat
グループステージ屈指の混戦が予想されたグループHは、その通り勝敗は最後まで縺れ込む結果となった。最終節に順位が大きく入れ替わり、バレンシアとチェルシーが突破を決めた一方、昨季ベスト4のアヤックスは涙をのんだ。
■グループH順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.バレンシア[11/3/2/1/2]
2.チェルシー[11/3/2/1/2]
3.アヤックス[10/3/1/2/6]
4.リール[1/0/1/5/-10]
◆試合毎に高まった熟成度~バレンシア~
チェルシーとリールには1勝1分けの成績を収めたものの、アヤックスに0-3で敗れていたバレンシアは、突破が懸かった最終節にアヤックスと対戦した。大会前は直前の監督交代でチーム状態が心配されたが、試合毎に熟成度を高めていったチームに最早その心配はなく、運命の一戦はロドリゴのゴールを守り切り見事勝利。7シーズンぶりの決勝トーナメント進出を首位で決めた。
◆若手の勢いでグループステージ突破~チェルシー~
◆昨季ベスト4が無念の敗退~アヤックス~
◆実力発揮しきれず7季ぶりCLは未勝利に~リール~
■グループH順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.バレンシア[11/3/2/1/2]
2.チェルシー[11/3/2/1/2]
3.アヤックス[10/3/1/2/6]
4.リール[1/0/1/5/-10]
Getty Images
混迷のグループHを首位で勝ち上がったのはバレンシアだった。本命と見られていたアヤックスやチェルシーと比べて戦力はやや見劣りする印象だった中で、蓋を開けてみればリールを除く3チームの力は拮抗。最終的に、上位3チームがそれぞれ3勝を挙げる大混戦となった。チェルシーとリールには1勝1分けの成績を収めたものの、アヤックスに0-3で敗れていたバレンシアは、突破が懸かった最終節にアヤックスと対戦した。大会前は直前の監督交代でチーム状態が心配されたが、試合毎に熟成度を高めていったチームに最早その心配はなく、運命の一戦はロドリゴのゴールを守り切り見事勝利。7シーズンぶりの決勝トーナメント進出を首位で決めた。
◆若手の勢いでグループステージ突破~チェルシー~
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ランパード監督のCL初挑戦となったチェルシー。バレンシアに敗れ黒星スタートとなったが、リールとアヤックスに連勝し、チームもその頃は公式戦7連勝と波に乗っていた。折り返しとなったアヤックス戦は3点ビハインドからの復活を見せた一方で、続くバレンシア戦は終盤に追い付かれドローに。それでも最終節は敗退が決まっていたリールに勝利し、3位から逆転して2位でグループステージを突破した。◆昨季ベスト4が無念の敗退~アヤックス~
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プレーオフからの参戦となったアヤックスは開幕連勝で快調な滑り出しとなったが、チェルシーとの連戦を1分け1敗で折り返した辺りから今グループは混迷を極めていった。首位で最終節を迎えたものの、直前の試合で国内初黒星を喫していたチームはバレンシアに惜敗し3位フィニッシュ。ベスト4という肩書を背負って挑んだが、夏に主力が抜けた穴は大きく、昨季の再現をすることは叶わなかった。◆実力発揮しきれず7季ぶりCLは未勝利に~リール~
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開幕前は実力拮抗と言われていた中で、リールは1分け5敗で大会を去ることになった。昨季のリーグ・アンで2位となり7年振りのCL本選出場となったが、夏に主力を大きく削がれた影響は大きく、最高峰のカップ戦では力遠く及ばずの結果に。唯一勝ち点を拾ったバレンシア戦や、接戦だったチェルシーとの2試合でも結局は押し負け、上位3チームとの実力差を痛感した大会となった。
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