バルセロナ、最下位レガネスに大苦戦もセットプレー2発で逆転勝利! 首位キープでCLドルト戦へ《ラ・リーガ》

2019.11.23 23:05 Sat
Getty Images
ラ・リーガ第14節、レガネスvsバルセロナが23日にムニシパル・デ・ブタルケで行われ、アウェイのバルセロナが2-1で逆転勝利した。

代表ウィークによる中断前に行われた直近のセルタ戦をエースFWメッシのハットトリックの活躍で快勝し、公式戦3試合ぶりの白星を手にしたバルセロナ。来週にチャンピオンズリーグ(CL)でドルトムントとの首位攻防戦を控える中、今節は最下位のレガネスとアウェイで対戦。

連勝で首位堅持を狙うバルベルデ監督率いるチームはセルタ戦から先発4人を変更。負傷者続出の右サイドバックに今季初出場のムサ・ワゲを起用したほか、ブスケッツ、デンベレ、スアレスを復帰させ、前線にデンベレ、メッシ、スアレス、グリーズマンと4人のアタッカーを共存させる、攻撃的な[4-4-2]の布陣を採用した。
ほぼ[5-4-1]の形で堅守速攻の構えを見せるホームチームに対して、予想通り押し込む入りを見せたバルセロナ。だが、慣れないメンバー構成、並びの影響か中盤での不用意なミスが目立つ。

すると、12分には自陣中央での緩慢な守備からロケ・メサに右サイドでフリーのエン=ネシリに展開される。DFピケが遅れて対応もボックス右から見事な左足のコントロールシュートをファーポストに決められ、早々に先制点を献上した。
立ち上がりからのリズムの悪さに加えビハインドまで負ったバルセロナは、直後の16分にもボックス左でフリーのオスカルに際どいシュートを許す。23分にはショートカウンターからメッシのスルーパスに反応したスアレスにボックス内でGKと一対一の絶好機も、ここはボールコントロールが大きくなり打ち切れない。

その後も代表ウィーク明けのランチタイムキックオフらしい緩い空気が漂う中、スアレスが幾度かフィニッシュの場面を作り出すが、相手守備を脅かすまでには至らず。終始、ホームチームの思惑通りに進んだ試合は、バルセロナの1点ビハインドで折り返すことに。

迎えた後半、ファーストプレーとなった右CKの場面でピケが左ポスト直撃の決定機を作るバルセロナ。すると、53分には相手陣内中央で得たFKの場面でキッカーのメッシがゴール前に絶妙なボールを入れる。これを巧みな動き出しでフリーとなったスアレスが頭で合わせ、幸先良く同点に追いついた。

この流れで一気に逆転まで持っていきたいアウェイチームは57分、グリーズマンとブスケッツを下げてラキティッチとビダルを同時投入。だが、失点後も士気が衰えないホームチームの粘りに遭い、流れの中ではなかなか決定機を作れない。

この状況を見かねてフレンキー・デ・ヨングを下げて70分にアンス・ファティを投入したバルセロナは、デンベレとファティの個人技を突破口にゴールをこじ開けにかかる。すると、80分には右CKの場面でラキティッチとルベン・ペレスが競ったこぼれ球がオフサイドポジションにいたビダルの足下にこぼれ、これをビダルがネットに蹴り込む。当初、オフサイドの判定となったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるリプレーの結果、最後にボールに関与したのがルベン・ペレスと判断され、ゴールが認められた。

ややラッキーもあってセットプレー2発で試合を引っくり返したバルセロナは、前がかりになるホームチームに対してカウンターから3点目に迫るが、デンベレらがチャンスを決め切れず、試合を終わらせられない。それでも、冷静に時計を進めた結果、このまま2-1で試合をクローズ。格下相手に苦しみながらも勝ち切ったバルセロナが首位キープに成功すると共に、ミッドウィークのCLドルトムント戦に弾みを付けた。

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