人種差別に反発したタイソンにレッドカード…選手連盟は取り消しを要求
2019.11.15 22:40 Fri
シャフタール・ドネツクのブラジル人MFタイソンに提示されたレッドカードを巡って、国際選手連盟(FIFPro)がウクライナサッカー連盟(FFU)に対し、カードの取り消しを要求しているようだ。『フランス・フットボール』が伝えている。
目に涙を浮かべながら反発したタイソンに対し、主審はレッドカードを提示。終盤の82分に退場処分となっていた。
FIFProはこの判定を取り消すようFFUに訴えている。
「世界中の何百万人もの人々が、ディナモ・キエフのサポーターから差別被害を受け、気持ちを抑えられなくなったタイソンがレッドカードを受けている光景を目にした」
タイソンは試合後、人種差別に対する声明を発表。「権利と平等のために僕は戦い続ける」と、世界中の人々に強いメッセージを送っている。
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今月10日に行われたウクライナリーグのシャフタール・ドネツクvsディナモ・キエフにおいて、タイソンともう一人のブラジル人MFデンチーニョが人種差別被害に遭った。我慢できなくなったタイソンは、中指を立て、相手GKが持っていたボールを奪いスタンドに蹴り込んだ。FIFProはこの判定を取り消すようFFUに訴えている。
「世界中の何百万人もの人々が、ディナモ・キエフのサポーターから差別被害を受け、気持ちを抑えられなくなったタイソンがレッドカードを受けている光景を目にした」
「プロサッカー選手の代表として、レッドカードの取り下げをお願いしたい。彼に対するどんな罰も、人種差別においてフットボールやウクライナ、そして彼を攻撃した人たちに悪い影響を与えてしまいかねない」
タイソンは試合後、人種差別に対する声明を発表。「権利と平等のために僕は戦い続ける」と、世界中の人々に強いメッセージを送っている。
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