アンドレ・ゴメスが悪夢の負傷…ソン・フンミン退場のスパーズは土壇場被弾でエバートンとドロー《プレミアリーグ》
2019.11.04 03:53 Mon
プレミアリーグ第11節、エバートンvsトッテナムが3日にグディソン・パークで行われ、1-1のドローに終わった。
前節、リバプール相手に逆転負けのトッテナムはリーグ戦3戦未勝利と苦境が続く。4戦ぶりの白星を目指す今節は目下11戦未勝利が続くプレミアリーグのアウェイゲームでエバートンと対戦。リバプール戦からは先発3人を変更。出場停止のローズ、体調不良でベンチ外のケインに代わってベン・デイビス、ルーカス・モウラが入ったほか、ウィンクスに代えてエンドンベレを起用。また、負傷明けのセセニョンが初のリーグ戦でのベンチ入りを果たした。
アウェイチームのビルドアップに対して、ホームチームが前から圧力をかける形でスタートした一戦。立ち上がりはエバートンの出足の良さもあり、ボールを握るトッテナムはなかなか効果的にボールを前へ運ぶことができない。
それでも、エンドンベレのキープ力とアイデアを生かして徐々にプレッシャーをいなし始めると、比較的フリーのオーリエとベン・デイビスの両サイドバックからのクロスボールを起点に相手ゴールを目指す。
一方、カウンターを主体に攻めるエバートンは元アーセナルのウォルコット、イウォビの両翼に最前線のリシャルリソンの個人技で局面の打開を図る。29分にはウォルコットの右クロスにゴール前のアンドレ・ゴメス、33分には左サイドのディーニュからの斜めのパスを受けて反転したリシャルリソンがフィニッシュに繋げるが、スパーズ同様に相手を脅かすまでの攻撃には至らなかった。
両者の現在のチーム状況を表すかのような停滞感が漂う前半45分を経て試合はゴールレスのまま後半へ突入。
互いに前からボールを奪いに行く、よりアグレッシブな姿勢を見せる。すると、61分にはディーニュの左クロスをボックス中央で収めたリシャルリソンが鋭い反転シュートでゴールに迫るが、ここはGKガッサニーガがビッグセーブで阻止する。
ガッサニーガの好守でピンチを凌いだトッテナムは直後の63分、ハーフウェイライン付近のイウォビの不用意なバックパスをソン・フンミンがカット。ボックス左に走り込むデレ・アリにすかさず繋げると、中に切り込みながらうまくGKのタイミングを外したイングランド代表MFの右足のグラウンダーシュートがゴール左隅に決まった。
ミスからスコアが動いた一戦はその後に大きなアクシデントに見舞われる。78分、タッチライン際でソン・フンミンがアンドレ・ゴメスにスライディングタックルを見舞うと、これでバランスを崩したアンドレ・ゴメスがカバーに入ったオーリエと激しく接触。すると、芝に足を取られていたポルトガル代表MFの右足首があらぬ方向に。
この衝撃の負傷を受けてすぐさまメディカルスタッフがピッチに入る中、不幸な形でアンドレ・ゴメスの負傷に引き金となったソン・フンミンとオーリエは取り乱してしまい、対戦相手やチームスタッフの慰めを受ける。そして、アトキンソン主審は当初イエローカードを掲示したソン・フンミンに対してレッドカードを掲示。
アンドレ・ゴメスへの治療のため10分ほどの中断を経て再開となった試合だが、先ほどの衝撃の光景が頭から離れないのか、互いにプレーに集中し切れない。
それでも、ホームで勝ち点がほしいエバートンはトスン、シグルドソン、キャルバート=ルーウィンと攻撃的なカードを切って猛攻に打って出る。すると、異例の12分間が加えられた後半アディショナルタイムの98分、ミナのフィードを左サイドのディーニュが見事な左足のワンタッチで中に折り返すと、ニアに飛び込んだトスンが頭で合わせ、エバートンが土壇場で同点に追いつく。
これで一気にエバートンの逆転の空気が漂い始めるグディソン・パークだったが、10人で粘りの守備を見せるトッテナム相手に2点目を奪うことはできず。アンドレ・ゴメスの衝撃の負傷が最大のトピックとなった不調同士の一戦は1-1のドローで決着した。
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開幕から不振が続く16位のエバートンと、14位のトッテナムによる名門同士の一戦。アウェイチームのビルドアップに対して、ホームチームが前から圧力をかける形でスタートした一戦。立ち上がりはエバートンの出足の良さもあり、ボールを握るトッテナムはなかなか効果的にボールを前へ運ぶことができない。
それでも、エンドンベレのキープ力とアイデアを生かして徐々にプレッシャーをいなし始めると、比較的フリーのオーリエとベン・デイビスの両サイドバックからのクロスボールを起点に相手ゴールを目指す。
18分にボックス手前のソン・フンミンが良い形でシュートまで持ち込むと、その後はオーリエが続けて際どいクロスを供給。さらに、ギャップでボールを受けるエリクセンのスルーパスからルーカスとソン・フンミンが惜しい抜け出しを見せるが、なかなか決定機まで持ち込むことはできず。
一方、カウンターを主体に攻めるエバートンは元アーセナルのウォルコット、イウォビの両翼に最前線のリシャルリソンの個人技で局面の打開を図る。29分にはウォルコットの右クロスにゴール前のアンドレ・ゴメス、33分には左サイドのディーニュからの斜めのパスを受けて反転したリシャルリソンがフィニッシュに繋げるが、スパーズ同様に相手を脅かすまでの攻撃には至らなかった。
両者の現在のチーム状況を表すかのような停滞感が漂う前半45分を経て試合はゴールレスのまま後半へ突入。
互いに前からボールを奪いに行く、よりアグレッシブな姿勢を見せる。すると、61分にはディーニュの左クロスをボックス中央で収めたリシャルリソンが鋭い反転シュートでゴールに迫るが、ここはGKガッサニーガがビッグセーブで阻止する。
ガッサニーガの好守でピンチを凌いだトッテナムは直後の63分、ハーフウェイライン付近のイウォビの不用意なバックパスをソン・フンミンがカット。ボックス左に走り込むデレ・アリにすかさず繋げると、中に切り込みながらうまくGKのタイミングを外したイングランド代表MFの右足のグラウンダーシュートがゴール左隅に決まった。
ミスからスコアが動いた一戦はその後に大きなアクシデントに見舞われる。78分、タッチライン際でソン・フンミンがアンドレ・ゴメスにスライディングタックルを見舞うと、これでバランスを崩したアンドレ・ゴメスがカバーに入ったオーリエと激しく接触。すると、芝に足を取られていたポルトガル代表MFの右足首があらぬ方向に。
この衝撃の負傷を受けてすぐさまメディカルスタッフがピッチに入る中、不幸な形でアンドレ・ゴメスの負傷に引き金となったソン・フンミンとオーリエは取り乱してしまい、対戦相手やチームスタッフの慰めを受ける。そして、アトキンソン主審は当初イエローカードを掲示したソン・フンミンに対してレッドカードを掲示。
アンドレ・ゴメスへの治療のため10分ほどの中断を経て再開となった試合だが、先ほどの衝撃の光景が頭から離れないのか、互いにプレーに集中し切れない。
それでも、ホームで勝ち点がほしいエバートンはトスン、シグルドソン、キャルバート=ルーウィンと攻撃的なカードを切って猛攻に打って出る。すると、異例の12分間が加えられた後半アディショナルタイムの98分、ミナのフィードを左サイドのディーニュが見事な左足のワンタッチで中に折り返すと、ニアに飛び込んだトスンが頭で合わせ、エバートンが土壇場で同点に追いつく。
これで一気にエバートンの逆転の空気が漂い始めるグディソン・パークだったが、10人で粘りの守備を見せるトッテナム相手に2点目を奪うことはできず。アンドレ・ゴメスの衝撃の負傷が最大のトピックとなった不調同士の一戦は1-1のドローで決着した。
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