古巣対戦J・キングの豪快ボレー弾に沈んだユナイテッドが公式戦5試合ぶりの黒星…《プレミアリーグ》

2019.11.02 23:30 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第11節、ボーンマスvsマンチェスター・ユナイテッドが2日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、ホームのボーンマスが1-0で勝利した。

前節のノリッジ戦でリーグ5戦ぶりの白星を手にしたユナイテッドは、ミッドウィークに行われたEFLカップ4回戦でもチェルシー相手に2-1の勝利。今季初の公式戦3連勝を飾った。その勢いに乗りたいアウェイチームは先発4人を変更。GKにデ・ヘア、前線にマルシャルが復帰し、システムを[4-2-3-1]に戻した。

冷たい雨が降りしきる中でスタートした一戦は勢いで勝るユナイテッドが良い入りを見せる。右サイドで積極的に背後のスペースを狙うダニエル・ジェームズのスピードを生かして攻め手を作ると、8分にはそのジェームズのクロスを後方から走り込んできたフレッジがスライディングシュートで合わすが、これは枠の左に外れる。
その後はホームのボーンマスがカラム・ウィルソンのポストワークを起点に押し返し始めると、フレイザーやレルマがフィニッシュの場面に顔を出す。対するユナイテッドもセットプレーの二次攻撃からジェームズが惜しいミドルシュートを放つなど、きっちり応戦を見せた。

前半終盤にかけては一進一退の攻防が続くが、ハーフタイム目前となった45分にスコアが動く。ボーンマスの人数をかけた攻撃からボックス付近で細かく繋いで右サイドに開いたアダム・スミスが浮き球のクロスをゴール前に入れると、ゴールを背にして胸トラップしたジョシュア・キングが反転からピッチに叩きつける右足ボレーシュートを古巣のゴールへ突き刺した。
迎えた後半も先に決定機を作ったのはボーンマス。48分、右サイドのA・スミスからのクロスをボックス左に走り込んだフレイザーがボレーで合わすが、これは惜しくもGK正面。

一方、後半も不用意なロストからカウンターに晒される場面が目立つユナイテッドは57分にアンドレアス・ペレイラのミドルシュートで後半最初の枠内シュートを放つ。しかし、以降は畳み掛ける攻撃を見せられず、ホームチームに試合の主導権を握られる。

ハリー・ウィルソンの決定機をGKデ・ヘアのビッグセーブで阻止するなど何とか追加点を与えないユナイテッドだが、その後も攻撃は停滞。この状況を受けてスールシャール監督はリンガード、グリーンウッド、ブランドン・ウィリアムズと生え抜きの選手をピッチに送り出す。すると、82分にはセットプレーの二次攻撃からボックス手前左でフレッジが上げたクロスを大外のゴール右で待ち受けたグリーンウッドがワンタッチで合わすが、惜しくも右ポストを叩いた。

何とか勝ち点1を持ち帰りたいユナイテッドは試合最終盤にかけても猛攻を仕掛けていくが、最後までホームチームのゴールをこじ開けるまでには至らず。過密日程の中で公式戦5試合ぶりの黒星を喫することになった。

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